早朝の錦市場
……
兼ねてから見たかった
伊藤若冲シャッターアートを見に
開店前の錦市場を歩きました
かつて若冲さんの生家があり
家業の青物問屋「枡源」(ますげん)
を営んだ錦小路通りには
若冲さんの代表作の数々が
各店舗のシャッターに描かれています
絵画の道に進むため
弟に家督を譲ったのですが
錦市場の突然の営業停止騒動では
若冲さんが中心となり
三年の歳月をかけて存続させました
若冲さんが命がけで守った錦市場に
リスペクトの意味も含めて
その作品がシャッターアートとして
描かれているのですね
2016年の若冲さんの生誕300年を記念して
原画を用いた特殊フィルムを
シャッターに貼り付けて
シャッターアートが誕生したそうです
見たかった絵が何点か無かったのは…きっと
もっと朝早くからシャッターを上げて
開店準備をしていた鮮魚店等の
店だったのかなぁ~…残念
次回は閉店後に行ってみようかな
京の台所「錦市場」の旬の食材と
京の名水「錦の水」で作られた
京料理を味わえる名店も知りました
細い路地奥の店は
市場の喧噪を忘れさせる
心落ち着く隠れ家だとか…
次回の楽しみになりました
見上げると
色鮮やかな若冲さんの作品が
沢山のタペストリーになって
アーケードを華やかにしています
新京極通りに突き当たると
そこは有名な錦天満宮
この神社にこんこんと湧き出る水は
「錦の社の御神水」
かつて魚市場から始まった
400年前から現在まで
錦市場を守っている名水です