[鹿文蓋付大ゴブレット] H45 W15.5cm チェコ・ボヘミア
館内はご許可いただき撮影しています
カーテン越しに
優しく光が差し込む窓辺には
ボヘミアグラスの大きなゴブレットが
美しさを競うように並んでいます
優美で繊細
その美しさは ため息ものです
[エミール・ガレの香水瓶]
館内には 古伊万里や漆器
現代ガラスの芸術家の作品も
常設展示されています
エントランスの脇の
サイドテーブルの上に
古いタイプライターが置いてあって
…
サミュエル・ウルマンの詩が
タイプされていました
若さとは
人生のある時期のことではなく
心のあり方のことだ
…
(中略)
人は歳月を重ねたから
老いるのではない
理想を失うときに
老いるのである
「青春の腑」サミュエル・ウルマン
館内には
文学的なセンスも伺えて
作品のイメージが膨らみます
[海の底から見る光]
長くヴェネチアに在住し
感性豊かな作品を世にだしてきた植木寛子の
ガラスの靴シリーズの最高傑作
[Horizon]
1960年代のアメリカで始まった
スタジオガラス運動の先駆者
リベンスキーとブストヴァの代表作
刻々と変化する陽の光を内包して輝きます
「雲仙モダン展」では
外国人の避暑地として賑わった当時を物語る
雲仙の姿が紹介されました
雲仙観光ホテルでの
晩餐会のテーブルセッティングが
当時のまま再現されていて
素晴らしい企画展でした
今回
私がご紹介出来たのは
この美術館の魅力のほんの一部です
機会があれば是非訪ねてみてください
一階はガラス製品の
ショップになっていて
目移りするものが
たくさんある中で
お土産に選んだのは
小さな香水瓶です
ランプの光の展示室で出会った
いにしえの女性たちの影響でしょうか^^
余韻に浸りながら
寄り道をして宿に帰ります
もうすぐ8月…
避暑地 雲仙の
一番好きな季節がやってきます