8つの山々からなる雲仙岳は紅葉の美しい名峰です。
今年は「近年にない最高の紅葉」と聞いて
海抜1300mの紅葉狩りに行ってきました。
山麓の仁田峠駅~妙見岳駅を結ぶ雲仙ロープウェイは
標高差174m、距離500m一気に登ります。
紅葉の山肌に夕日が差して
紅に燃える谷は美しい眺めです。
私が乗っているゴンドラのシルエットが
錦絵の中に映ります。
コミネカエデ・ウリカエデ・コハウチワカエデ・ドウダンツツジ・・・
紅葉する植物は100種類ほどで
一帯は「普賢岳広葉樹林」として
国の天然記念物に指定されています。
妙見岳山頂付近の展望台からの眺めは絶景です。
夕陽の中の雲仙普賢岳と噴火でできた平成新山
少し登ったところに妙見神社があります。
辺りの木々も美しく紅葉していました。
国見岳に続く山道もオレンジに輝くトンネルです。
感動しているうちにいつしか日没に近づいてきました。
秋の陽は鶴瓶落とし…
暮れ行く景色の中にも山肌の赤が溶けて綺麗です。
赤く燃えるツツジの紅葉
黄昏時…かたわれどき
遠く有明海に沈む夕日
夕陽が沈んだ展望台には余韻に浸る人達が他にも残っていました。
「最高の紅葉だったね」って声が聞こえるなか
下りのロープウェイ乗り場へ急ぎます。
最終便のゴンドラでマジックアワーの谷をゆっくり下りました。