館内撮影と個人ブログへの掲載を許可していただいた
生駒副館長様に御礼申し上げます
霧深い朝に訪れた
雲仙ビードロ美術館
どうやら私が最初の訪問客らしい
誰もいない シャンデリアの客間…
天使たちが
優しいランプの光で歓待してくれる
「ようこそ…」
この部屋の大きな古時計は
私の腕時計とは
逆に時を進めているみたいだ
美しいリキュールグラスと
アールヌーボーのランプ
【エミール・ガレのランプ】
現実でないどこかに
迷い込んだ気になる
【チャールズ4世アントワープ凱旋大ゴブレット】
展示室には
19世紀のボヘミアグラスや
ヨーロッパのアンティークグラスの
コレクションが夢のように並ぶ
【シャンパングラス 19世紀 フランス・バカラ社】
優美で繊細
【リキュールセット(ボヘミア)】
グラスを使ったのは
どんな人たちだったのだろう…
卓上の楽しそうな会話も
聞こえてきそうだ
【狩猟文ゴブレット(ボヘミア・イギリス)】
こうしていると われ等の腕の橋の下を
無窮の時が流れる
日も暮れよ 鐘も鳴れ
月日は流れ わたしは残る
…
以前雑誌の見開き一ページに
雲仙ビードロ美術館が紹介された時
掲載されていた一節
【オイルランプ展示室】
アポリネールの詩
「ミラボー橋」
詩人ギョーム・アポリネールと
画家マリー・ローランサンの
世紀の恋の終わりを歌った詩だ
ミラボー橋の下を セーヌ川が流れ
われらの恋が流れる
わたしは思い出す
悩みのあとには 楽しみが来ると
日も暮れよ 鐘も鳴れ
月日は流れ わたしは残る
【文明開化の華 オイルランプ】
オイルランプのほのかな明かりに
心まで優しくなる
【香水瓶コレクション】
そっと近寄ってみる
…
鏡台の前の女性たちの溜息が
時を超えて
空気を揺らしているみたいだ
華やかでありながら憂いのある
独特の世界観
ローランサンの描く優しい色調の
女性たちを思わせる
日が去り 月がゆき
過ぎた日も 昔の恋も
二度とまた帰ってこない
ミラボー橋の下を
セーヌ河が流れる
日も暮れよ 鐘も鳴れ
月日は流れ わたしは残る
「ミラボー橋」ギョーム・アポリネール
堀口大學 訳
アポリネールは37歳の若さで
世界的に流行したスペイン風邪で亡くなる
壁にはマリーローランサンの絵が掛かっていたそうだ
…
ローランサンは
73歳で生涯を閉じたとき
赤い薔薇とアポリネールからのたくさんの手紙を
遺言通り棺に入れてもらったという
続く…
拙い案内ですが
第二部までお付き合いください。
さすがはハナミズキさんですね^^
「ミラボー橋」と「鎮静剤」が収められているとは貴重で思い出深い文庫本ですね。
堀口大学の訳はどこか違いますよね。
「マリー」も自由奔放な彼女を愛したアポリネールのいとおしい気持ちが良くわかる詩で好きです。
二人が出会った「洗濯船」…。
今は無くなったけど私の20歳代の頃 福岡に「洗濯船」という飲み屋さんがあってそれこそピカソの時代のモンマルトルの芸術家たちが集まったような雰囲気を持つ当時素敵な場所で 会社の先輩や仲間とよく飲みに行ってたのを思い出しました (笑)
エミール・ガレのランプは良いですよね。
ハナミズキさんとこんなお話をすると夜が更けそうですね♪
このビードロ美術館の副館長様は文学青年でいらっしゃったようで
作品のキャプションと一緒に古き良き時代を思わせる文章が書かれていて素敵です。
たくさんの作品が置かれていろんな顔を持つこの美術館の紹介は
難しいのですけど第二部も見てやってください。
素敵なコメントをありがとうございます^^
雲仙ビードロ美術館の美しい造形の貴重なコレクションの数々、ガラスに刻まれた模様・文様の繊細な煌めく美しさがとてもよく伝わってきます。
作品の中で蜻蛉が描かれているエミール・ガレのランプに惹かれました。ガレのランプは人気が高くて、きのこのランプなどもよく知られていますね。
堀口大学訳の「月下の一群(新潮社)」にアポリネールの「ミラボー橋」とローランサンの「鎮静剤」のどちらも収められていて、訳者のセンスの良さに惹かれよく読んでいました。今ではぼろぼろの文庫本ですが大事な一冊、久しぶりに手アカのついたページに目を通して遠い昔に想いを馳せていました。^_^
雲仙ビードロ美術館のブログで愉しいひと時をいただきました、ありがとうございます。この続編も楽しみにしています。
《ハナミズキ》
雨は相変わらず降り続いてます。
被害の多い福岡県南部が
今夜豪雨でないことを祈るばかりです。
普通の生活がありがたいとこんな時は特に感じますね。
今 筑後川が氾濫とのニュースです。
線状降水帯 恐ろしいです。
氾濫した後の水の流れの速さが大きな被害になっています。
夕顔さんの所は高台と言う事で先ずは安心しましたが
九州地方の一日の雨量は凄いです。
まだまだ雨が心配です。 ピエロ
ご心配をありがとうございます。
福岡は大雨が降り続いてはいますけど
まだ大きな被害は出ていないようです。
今夜から明日にかけて雨が止まないと3年前のようになってしまいます。
今回は一級河川の球磨川が氾濫して熊本県南部の被害が大きく心を痛めています。
旅行でも訪れたことのある自然豊かな温かい人たちが住む町です。
私のブログの写真にもお褒めのコメントをいただいて恐縮です。
素人ながら知人のホテルのHPの写真を頼まれて特別に撮影を許可してもらいましたけど
暗い中 三脚を立てての撮影は本当に難しいですね。
ガラスケース越しだと映り込みや反射でまた難しく自己流で思ったまま撮った次第で
お恥ずかしいです(^-^;
カタログ用の商品撮影はまたとても難しいことを今回学びました
優しいお言葉をありがとうございます^^
ご心配をありがとうございます。
大雨がずっと降り続いていますけど
このあたりは高台の住宅地なので
水害やがけ崩れの心配はありません。
心配なのは3年前の九州北部豪雨の時と同じ場所に降雨量が多く
また同じような被害が出ないように祈るばかりです。
ありがとうございます。
おやすみなさい^^
ブログの記事へコメントの前に、大丈夫でしょうか?
今九州全体で大変な水害に襲われ、大勢の亡くなられた方もいらっしゃるとか、お見舞いを申し上げますと共に、大変心配しております。
呉々もご自愛の程願っております。
ところで美術館でのガラス工芸品の撮影、何と言っても色調がすてきですね!
私も以前百貨店の撮影で数多くの美術品や宝飾品を撮影しておりましたが、やはりカタログ用の撮影となると、どうしても正確な色調や細部の模写を求められました。
こうして夕顔さんの作品を拝見させて頂くと、ガラス工芸品そのものが、夕顔さんのカラーに染まっている様にお見受け出来ます。
色調、見せ方のセンス、サイコーです\(^O^)/
大雨 大丈夫でしょうか。
気を付けて下さいね。
こんばんは~♡
アポリネールに怒られます!
それに許可をいただいてたくさん撮影させていただいたのに
なかなか素敵に撮れずに副館長様が見られたらがっかりされるのではと不安です…。
とはいえお蔵に残っている写真で何とか残りの展示物のご紹介ができたらと
厚かましく第二部を考えていますので
また見てくださいね(^-^;
そちらも蒸し暑い日が続いていると思いますけど
気を付けて撮影に出かけてくださいね^^
嬉しいお言葉をいただきありがとうございます^^
旅先でこのような美術館を訪ねるのは
時間もたくさんあるし 心もゆったりして
余韻に浸れるから良いですよね。
そんな素敵な一日にしてくれた美術館でした(^^)/
嬉しいコメントをありがとうございます。
訪問した時は他に誰もいなくて
この素敵な空間を独り占めにするという
素晴らしい贅沢をさせてもらえました^^
attsu1さんが仰るように映画の一場面のような演出が他にもされていて
とても素敵でしたよ(^^♪
シャンソン「ミラボー橋」を原語で歌えるさざんかさんは素晴らしいです(*^^*)
海外で生活されていたときのさざんかさんは
素敵な暮らしをされていたのでしょうね^^
若い時読んでいた本や聞いていた曲に思いがけず再会すると
懐かしくその時の思い出が蘇ったりしますよね。
ビードロ美術館はそんな気持ちになれる場所でした。
嬉しいコメントをありがとうございます^^
ふと見たら、夕顔さんが投稿されてるので
ダッシュできました!!
いつものと雰囲気が違うと思ったら
雲仙ビードロ美術館が紹介された時に掲載されてた一節なんですね。
でもまるで夕顔さんの写真に合わせたかのような文なので
てっきり夕顔さん口調を変えたのかと思いましたよ(笑)
詩にもぴったりと合ってさすがですね。
これだけ素敵な写真を撮られたら館長さんも大喜びですよね♪
いよいよ梅雨も本格化してきそうですね。
体調には十分に気を付けて下さいね(^^)/
クミコさんも美術館巡りお好きなのですね~^^私もですよ!
ローランサンの時代のパリは良いですよね。
ピカソのモンマルトルのアトリエ「洗濯船」に集まる芸術家たちの話や作品に憧れたものです。
私もパリに行きましたが美術館はオランジュリーに行っただけでしたけど一日楽しめました。
クミコさんは娘さんとどこを巡られたのでしょう…
嬉しいコメントをありがとうございます^^
二年間雲仙に通っていた間に 常宿のホームページ作成とインスタグラムのお手伝いをしていたので そのホテルのご紹介だから撮影許可をいただけたのです。
生駒副館長様はしいちゃんと同じくらいのお歳で館内の展示のセンスはもちろんお人柄も素敵な方でした^^
しいちゃんも無縁どころか訪ねてみると一番感動しそうですよ~(^^♪
今年は雲仙にも行けそうなので
夢が叶うなら一緒に温泉や散策を楽しみたいですね~
なんといってもここは野草の宝庫ですからね♪
イッチバ~ンじゃなかったけど^^早速のコメント嬉しいです。
嬉しいお言葉ありがとうございます。
展示室に入る前にエントランスから客間とアンティークグラスの世界に入る演出が素敵でした。
展示室はガラスの作品が美しく見えるように暗めに…
Minamさんが仰るように柔らかく安堵感のある照明で好きな世界でした^^
夕顔さん言われるように、誰が使っていたんでしょうね。
そして、どんな方が作ったのか、
どれもアートです。
高級過ぎて、普段遣いには難しいものばかりですが(私には(^^ゞ)
映画の中のシーンに出てきそうなものばかりを、夕顔さんの優しい言葉と一緒に、
楽しませてもらいました。
雲仙ビードロ美術館、素晴らしいですね。
このようにランプを付けて展示されているのですか。
幻想的な夢の世界に迷い込んだようです。
アポリネールの詩、ミラボー橋、よく知っています。
シャンソンになっていますね。
原語で歌えます。
今CDを出して聴きました。
日常の中で、こんな詩の世界を忘れていました。
思い出させて下さって有難うございます。
続きを楽しみにしています。
今晩は!
ロマンチックですね~
11年前娘の案内で
ベルギー、フランスに行った思い出がよみがえりました。
ローランサンの絵も好きです。優雅な
タイムスリップ出来ました~
ビードロ美術館は入ったことないです。
こう見えても美術館は好きなんです。
フランスは美術館巡りしました。
第2部を是非御案内楽しみです。
まさかの、投稿びっくりです。
館内撮影と個人ブログへの掲載を許可していただいた
生駒副館長様に御礼申し上げます。
ってありますが、夕顔さんのお写真だからこそ、素敵に紹介されるからお許しが出たのでしょうね。
こんな素敵な世界へは全く無縁の私・・。
月日は流れ わたしは残る
なんとも心に沁み込みますね。
夕顔さんだから、
雑誌の見開き一ページに
雲仙ビードロ美術館が紹介された時
掲載されていた一節
ちゃんと流れるように自然溶け込んでいくのでしょうか?
このお部屋には、コメントは要らないかも・・。
黙ってス~っと夢の世界へ吸い込まれていくようなそんなお部屋ですね。
嬉しいな~。
今日も一番かも♪
素敵な夢の世界・・・ありがとうございます。
”明かりとアートの世界”としか書けませんが、適切な表現がありません。
手で作られたとは思えないほど繊細で精巧ですね、美しき輝きと不思議な感覚させします。
オイルランプも明かりではなく、まさに"灯"現在の光ではなく柔らかく安堵感のある明かりですね。
夕顔さんが惹かれた「明かり」と思います。