姉妹ふたり旅 駒ケ根

 

 

やっと３連休が取れたという妹とふたり　信州駒ケ根に出かけてきました。

山では高いところはすでに紅葉も盛りになっているとのこと

楽しみにまずは箕輪の赤そば畑に立ち寄ります。

真っ赤　!!

 

 

蕎麦の花は白いと思ってきたのが

赤い蕎麦の花を見たときにはびっくりでしたね。

 

 

いざ　目の前に赤い蕎麦畑が広がっていると

ああ～これなんだ...と感無量です。

 

 

宿は駒ケ根高原の「二人静」

しっとりとした和風の　きめ細かな心づかいの行き届いた宿でした。

全館に生けられた花になによりおかみさんの気遣いが思われます。

 

露天風呂がとにかく気持ち良くて

入るとすぐにお肌つるっつる!!

まだウィークデイなので比較的空いていました。

と、６０代くらいの姉妹でしょう　顔がそっくりなふたりが

白髪のお母さんらしい人を助けながら入ってきました。

様子を見るともなく見ていた妹が　ポツリと

「いいなあ・・・」

思いがけず急に亡くなった母を思い出したのでしょう。

私たちも母と三人で　ああした時間を持つ幸せな頃があったものです。

「お姉さん　帰る実家があるっていいねぇ」

「私のいる所が実家だと思って　せいぜい帰っておいでよ」

「うん・・・」

「どこに住んでいても　私の家があなたの帰ってこれる所なんだからね」

「そうするよ」

部屋に戻ってからも　お母さんは信濃スィートが大好きだったね　とか

山に来たら足の調子が良くて　良く歩いたねとか

思い出話は夜おそくまで続きました。

 

 

翌朝、早々に食事を切り上げてロープウェイに向かうと

途中　はや赤、黄、緑の鮮やかな色彩に

目が奪われますが　窓越しの紅葉は歯がゆくて　早くカールに立ちたいと思ったのが

なんと山頂付近は霧で真っ白　!!

 

 

あまりの寒さに　慣れていない妹はぶるぶる震えて

待っても好転は望めないようなので

諦めて下山します。

山はこうしたものですね。

ロープウェイからの景色がやっとやっとの　駒ケ根行となりました。

 

 

岐路は　またあの長い長い恵那トンネルを

まだかなまだかなと言いつつ走り

久しぶりの姉妹二人旅は　あっという間に過ぎていきました。

 

いてくれてありがとね。。。と妹に感謝です。