梅雨明けしてアブラゼミの鳴き声がにぎやかになり、今度はミンミンゼミが勢いを増してきました。
さらに7月28日にクマゼミの鳴き声を確認。夏も本番です。
クマゼミは本来は静岡以南にしかいないセミ、温暖化により東京でも何年か前から鳴き出しました。
といっても数が少ないのか抜け殻を見つけられないと息子たち。
生まれ育った静岡では今頃、古い桜の木にクマゼミが鈴なりと思います。
「シャンシャン、シャンシャン」と一斉に鳴かれると話もできないし、汗が噴き出します。
子どもの頃、大きくて黒々として透き通った翅のクマゼミが一番価値があると思っていました。
ニイニイゼミも生まれているでしょう。これからツクツクボウシ、ヒグラシの出現も楽しみです。
ヒグラシの「カナカナカナ」は、夕暮れや夏の終わりを感じる切ない鳴き声です。
虫好きはセミの初鳴きの日を気にしています。
息子たちも「アブラゼミが鳴いていた」「ミンミンの鳴き声を聞いた」と虫談義を。
虫屋にとって、何ゼミがこの辺りでいつ鳴き始めたかというのは夏の関心事の一つです。
★音楽之友社から先日、高校音楽の教科書を送っていただきました。
検定が終わり、私のブログで宣伝していいとの了解を得ました。
3年かけてイラストを描いた教科書が高校1年、2年、3年と手元に揃いました。
『高校生の音楽1』『高校生の音楽2』『高校生の音楽3』では表紙イラストと中の一部のさし絵を、
『ON!1』『ON!2』では中のさし絵の一部を描きました。
株式会社アズワンとのご縁でいただいた仕事です。
本当に楽しく描くことができました。
編集者が言葉でイメージを伝えるのはむずかしいことと思います。描き直しもありましたが、
それもまた充実した仕事時間だったように思います。
個人的には楽器はリコーダー、作曲家はバッハやヴィヴァルディ、ヘンデル、テレマンなどの
古楽が好きですが。
たとえばクリスマスソングのさし絵は、すでにポストカードでクリスマスのものを描いていたので
気がついたら自分の世界に浸って描いていました。自己満足ながら実際にこの教科書を使った授業で、
高校生たちはどんな風に感じてくれるかなと考えたりもしました。
頭の中でアドレナリンがたくさん出ていたような気がします。
こんなやりがいのある仕事をいただけて、描き続けてきてよかったと思いました。
いろんな人に見ていただき、多くの高校で使ってもらえたらうれしいです。
『高校生の音楽1』
『高校生の音楽2』
『高校生の音楽3』
『ON!1』
『ON!2』
☆11月に練馬の『ビーンズ・アクト』で作家6人の原画展に参加、高校生の音楽1、2、3の表紙イラストも
展示の予定です。詳しくはまたお知らせします。
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