昨日、小牧市議選と、ツタヤを図書館に委ねても良いか・否かの、住民投票が行われたようですが、住民投票の結果反対多数で、小牧市民の意見が表明されました。住民投票には法的拘束力は無い様なので、後はこの結果を受けて、小牧議会がどうするのかを決めるようですが、小牧市民は反対多数なので、この意見を無視して進める事は無いと思いますが、果たしてどうなるでしょう?
仲間が開票作業を見学しに行きましたが、小牧市の場合は、立会人が自由に開票所内を移動していたようです。国政選挙では、立会人が自由に移動する事を、開票管理者が制限しますが、制限すると云う事は、後ろめたい事があると云う事です。
私が立会人を努めた時も酷いもので、撮影・録音・移動は法的には問題ないのに禁止されました。理由を聞くと、「秩序を乱すから。」と言う事でしたが、その秩序の根拠を尋ねても、「秩序を乱すのでダメです。」の一点張りでした。法的に許されている事を、秩序だけで制限しても良いのか尋ねると、それに対する答えが出せず、挙句の果てに、「ここは裁判所ではないから。」と訳の分からぬ言い訳をしていた事を、思い出しました。
ツタヤ図書館に反対するのは、政治に対する国民意識が、高まってきた証拠です。今後も、政治に対する国民意識は、ドンドン上高まって行くと思います。元々投票に行く人達は政治意識は高い方なので、その政治意識が高い人達が、安保法案で政治の大切さを、まざまざと見せつけられました。自ら情報を取りに行き、精査する事の重要性に気付いたと思います。”考える”人が増えていき”考えない”人が減り、何が大事か気が付く人が増えて行けば、世の中も正常になっていきます。
>これに対し、市民グループが「住民の意見を聞かないまま、私企業に図書館を委ねようとしている」と白紙撤回を要求。市議会が9月定例会で住民投票の実施を決めた。
市民グループも、積極的に動く様になってきましたね。今後、地方の議会が楽しみです。地方議会から中央への形が浸透すれば、国民の意見が届きやすくなりますが、中央が正常に機能している場合のみです。中央を正常に機能させるのは、不正選挙を何とかせねばなりません。
「ツタヤ図書館」反対多数=愛知・小牧で住民投票
時事通信 10月5日(月)0時20分配信
愛知県小牧市で4日、レンタル大手「TSUTAYA(ツタヤ)」を展開するカルチュア・コンビニエンス・クラブ(CCC)に運営委託する新図書館建設の賛否を問う住民投票が行われ、即日開票の結果、反対票が多数を占めた。
投票結果に法的拘束力はないが、住民投票条例は市長に結果の尊重を求めている。山下史守朗市長は5日未明に記者会見し、「結果を真摯(しんし)に受け止め、何が問題なのか市民を交えて検証し、計画を見直していきたい」と述べた。
投票は20歳以上の有権者によって行われ、賛成票2万4981、反対票3万2352、投票率は50.38%だった。
市は図書館建て替えに当たり、佐賀県武雄市などで実績のあるCCCに運営委託する新図書館建設計画を策定。中心市街地活性化の目玉として42億円で名古屋鉄道小牧駅前に建設し、2018年度のオープンを目指していた。
これに対し、市民グループが「住民の意見を聞かないまま、私企業に図書館を委ねようとしている」と白紙撤回を要求。市議会が9月定例会で住民投票の実施を決めた。