イスラムの学者たち、「イスラム国」を非難

世界各地のムスリムの著名な学者・神学者・宗教指導者120人余りが、過激派組織「イスラム国」指導者アブ・バクル・アル・バグダディ氏および、同組織の指導部・戦士らに宛て、公開状を送った。


リア・ノーヴォスチによれば、次のような内容である。

「あなたがたはイスラムを野蛮で残酷な、拷問と殺人の宗教であるかのように誤って解釈している。イスラムおよび全世界のムスリムに対する大いなる犯罪であり、不正だ。自らの行動を見直し、それについて悔いるよう呼びかける。他者を害するを止め、平和な宗教に還れ」。

学者らは戦士らに対し、宗教上の禁止事項を思い起こさせた。「イスラムでは人に信仰を強制すること、無実の人を殺すこと、女性や子供の権利を無視すること、死者の遺体を侮辱し・毀損すること、墓所を荒らし、預言者およびその追随者の聖遺物を破壊することは禁じられている」と学者ら。

またイスラムでは「キリスト教徒など＜啓典の民＞に属する平和的異教徒に害を与えることは禁じられている」と特に強調された。
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