『ちかえもん』…ドラえもんの親戚でっか??
うんにゃ…天下の近松門左衛門や!!
くまモンの親戚でもありません…
ちかえもん NHK 木曜時代劇「ちかえもん」の番組ホームページです。2016年1月14日(木)夜8時スタート【総合・毎週木曜】よる8時00分 [連続8回] https://t.co/btT1kp0qb6
— 英陸 (@chikazai) 2016, 2月 11
巷では「近松門左衛門(松尾スズキさん)のナレーションが自由すぎる」とか、
「時代劇なのにフォークソング歌ってる」とか、
「突然ゆるいアニメーションが挿入される」とか、そんなことが話題になってますが、
そーゆーのを抜きにしても、おもろい!
傑作でっせ!お客さん!
昔もNHKでとっても自由な時代劇があってた…1971年~1972年放送『天下御免』
金曜時代劇 天下御免 | NHK名作選(動画他) https://t.co/Fc5w3M8t1x
— 英陸 (@chikazai) 2016, 2月 13
奇人か超天才か??…山口崇さん演じる平賀源内を主人公とする、痛快青春グラフィティー時代劇
水前寺清子さんの語りが自由自在。あるときは自分もドラマに入ってきちゃって、インタビューなんかもしちゃう!
音楽:山本直純さん…テーマソングもノリノリで、今もはっきり覚えてる。
作は早坂暁さん…コメディーで、江戸時代を舞台にしたながら、現代の問題を絡めて問題提起する、社会派ドラマだったのでした…
『ちかえもん』見てたら、思い出したよ、『天下御免』
好きだったなあ、源内さん 今は亡き林隆三さんも素敵でした…
さて、『ちかえもん』…
作は藤本有紀さん…朝ドラ『ちりとてちん』の脚本家さんね…どおりで上方の芸事に詳しくて、テンポ良くて…
ん??大河ドラマ『平清盛』も藤本さん
申し訳ありませんが、『平清盛』は…おもろなかったわ…
視聴率が悪かったのは、人間関係が複雑で、難しかったとか、主演の演技がどうだとか、いろいろ言われたけど、
英陸的にはね…セリフが…どうも…陳腐に感じられて…いただけなかったな…
でも!!
きっとこーゆー世界が藤本さんの水に合ってるんだね
『ちかえもん』は人物一人一人が魅力的
情けないおっさんの近松門左衛門が、いい味出してるわ。
時々、脚本書いてるのが、近松門左衛門=松尾スズキさんなんかね?と勘違いしてしまう…
竹本義太夫(北村有起哉さん)に「早く筋を書かんかい!!」って追い回されて、
「書けてない~」
って言って逃げ回ってるのが、いじましくて楽しい…
ツッコミを入れるときの「○○するんか~い」っていうセリフも好き
んで、サドっぽい義太夫さんですが、歌舞伎に押されて人形浄瑠璃が下火になってることに、危機感を感じている…
出自不明の渡世人、万吉(青木崇高さん)に
「大丈夫!絶対ちかえもんが傑作を書いてくれる!」って言われて、なぜか安心
主な舞台は吉原の遊郭「天満屋」。
元禄時代の粋な文化も、競争激化する商売の世界も、雰囲気たっぷり
女性陣がしっかりぽんで素敵です
天満屋の強面女将・お玉(高岡早紀さん)
近松門左衛門の尻を叩く母・喜里(富司純子さん)
近松を温かく支える年増遊女(?!)お袖(優香さん)
ワケあり遊女・お初(早見あかり)…その美貌に絶対的な説得力
『曽根崎心中』の誕生秘話…というのがドラマ・ストーリーの骨格。
コメディだけどサスペンスやミステリーの要素もあって、目が離せない。
謎解きをしていくのが、近松と、近松を「ちかえもん」と呼ぶ万吉のコンビ。
これは、近松と万吉のバディものでもあるんだねそうなんだね。
英陸は第一回を見そびれたので、万吉がどっから出てきたのかわからないけど、
「不孝糖」っていう飴を発明して売り歩く、お気楽な渡世人。
普通、小っちゃくて、無邪気で、可愛いっていうのはあるけど、
万吉の場合は、デカくて、無邪気で、カワイイ…
恰好が小汚いので、「ぶさカワイイ」の一種かもしれないけど…不思議な人…
ちょっと知能は低めなのかもしれないけど、皆に愛されていて、
江戸時代の大坂の町は、大きな懐で、いろんな人を包み込んで、居場所を与えている…
「人形浄瑠璃」もまともに言えないから、「にんじょうぎょうるり」って言っちゃうけど、
それがきっと「人情もの」のはじまりになるのでしょう。
中年のスランプ真っ只中の弱気なおっさんと、なりはデカいのに子どもみたいな大男。
このけったいなコンビが大店・平野屋をめぐる仇討ち事件の謎に迫る!!
計8回で、来週が第6回だから、あと3回…ストーリーもおもしろいけど、小ネタ満載だから、一瞬も見逃せない
毎回、60年代末~70年代始めごろにヒットしたフォーク・ソングが歌われるから、それも楽しみ
ちょっとずつ替え歌になってて、近松さんが歌います
一昨日は「フランシーヌの場合」…ものすごく悲しい歌だけど、
一昨日の場合は…「赤穂浪士の場合」だった…
赤穂浪士の場合は あまりにもお馬鹿さん
赤穂浪士の場合は あまりにも悲しい
元禄十六年の 二月四日 消えた四十六の命~
英陸が「あ~、懐かしい~」って思ったのは、第3回(?)に歌われた「悲しくてやりきれない」。
替え歌になってたのかな?ちょっとわからないので、そのままの歌詞で…
胸に しみる 空のかがやき 今日も遠くながめ 涙をながす
悲しくて 悲しくてとても やりきれない
このやるせない モヤモヤをだれかに告げようか
この「悲しくぅ~て 悲しくて~ とて~もやぁりぃきぃれ~ない」ってとこが、
本当にやるせないのよ~~~
もちろん、お初徳兵衛の道行がどうなるのかが、最大の見どころ!
モヤモヤややるせなさもいっぱいで、人情も涙も笑いも満載の、超ユニーク時代劇『ちかえもん』。
木曜日の8時が待ち遠しい
それとともに…
「人形浄瑠璃っておもしろそう~」「見てみたい~」って思った人がきっといっぱいいると思う。
今は「文楽」といわれるけれど…誰だっけ?元大阪府知事で、前大阪市長のハシモト某さんでしたっけ?
「文楽はいらない」とか「興味がわかない」とか言って、助成金も減らせとかって言った人がいるんでしたっけ?
『ちかえもん』はきっとその人へのアンチテーゼ。
「文楽って面白い」「人形浄瑠璃ってすごいんだよ」
「日本の芸術や伝統をないがしろにして、政治家は務まらんでしょ」
「本当に大事なもの、守らなきゃいけないことが、わかってないんじゃないの?」etc.…
「報道は死んだ」といわれるNHK…でもドラマ部が頑張って、抵抗してるのかもしれない…
朝ドラ『あさが来た』もそうだけど、本当の「女性の活躍」って何なのか…
直接報道番組で言いにくくなってきた分、ドラマに力が入るのかも…
って、それって江戸時代の手法や~ん!
直接お上に物申すことができない庶民が、芝居に託して訴えたり、憂さ晴らししてたや~ん!
ああ、日本の表現の自由はどうなってしまうのであろうか…
瀕死の言論の自由は甦るのか…
この時の英陸には知る由もないのであ~る…なんて陳腐な言い回しは、わしのプライドが許さないのであ~る
がんばれ!『ちかえもん』!!
早見あかりちゃん!
モモクロだったんだね!!英陸はつい最近知りました
『マッサン』の妹役で出てきたのが初見。
あれだけの美貌…モモクロとはちょっと違うよね…やっぱり
青木さんと脚本家さんは「ちりとてちん」つながりですね。…って、こっちも見てないが。
早見あかりちゃんいいよね。早めに自分の道をきちんと定めて正解だったよなーと思う。
>「マスターの甲斐さんとストーブさんが出てる」と、あまちゃんつながりを喜んでます。
そうそう!クドカンの世界だよね
お陰でホントに、このドラマ、誰が脚本書いてるのか、わからなくなっちゃう…
「芝居の世界」そのものへのオマージュを込めたドラマなんだと思います
たしか第一回は「あの素晴らしい愛をもう一度」のパロディソングだったかな?
お久しぶりです、こんにちは~~コメントありがとうございます~~
英陸は、『ちかえもん』の第3回目まではぼけっと見てたのですが、
細部まで見る価値あり!とわかってから、食い入るように見て、笑い転げております。
見逃した第一回が見たい~~
フォークソングもまさに世代ですし、
後片付けしながら見てるので細かいことを見逃しがちですが