可不可以? 又は 最甜蜜的負担

F4と内田篤人を愛でつつ、直観の趣くまま好き勝手に語ってます。
不好意思!

『いだてん』見るべし!その2

2019年11月04日 | ドラマ
第41回 おれについてこい!


最初にアレをナニするというテロップが流れました

う~ん…背景真っ黒に白抜き文字だけで…15秒くらい?
「あ、これで、ちょっと時間稼ぎしてるな」と英陸は思いました

じゃあ、大松監督のシーンはほとんどないのかな…と思っていたら…
登場シーンは計2分くらい?(計測した人がいるらしい)
こんだけ流すなら、もう全部出していいんじゃないですか?
十分インパクトあったし…
まーちゃんがびっくりするくらい、まあ、口が悪い、悪い!!
そりゃ、「鬼の大松」と言われたくらいだから、選手の扱いは酷い…
岩ちん(松坂桃李)が、「もう軍隊式はやめてください」って言って、立ちはだかっても、
聞く耳持たない…
来週からの登場も楽しみです

さて、まず前回の振り返りから…

本当に、このKEI-COさんのイラストは、いつも素晴らしいですね
一つ一つの回を、ありありと思い出させてくれる…
いつもありがとうございます!

さあ、そして今回は、因縁の相手の登場…

まーちゃんが目指す理想のオリンピックをことごとく邪魔する、自民党の川島正次郎。
利権を得ようと、政治家たちがわらわらと湧いて出てきて、もう、まーちゃん大変

「功名心で組織委員会に名を連ね、記者が集まる討論会にしか顔を出さん。
そんな役立たずの役人や政治家は出ていってくれ!」


ああ、まーちゃん、最高!!
でも、こういうこと言うから、川島正次郎にはすっかり敵対視されることとなってしまう…
この川島役の浅野忠信さんが、うさん臭くてうまいんだよね~
ニヤニヤ笑いで、ホント、いや~な感じ

まーちゃんがね、「俺のオリンピック、俺のオリンピック」って言うからさ、川島が、
「これは日本のオリンピックだ。『国民』の!と言ってもいい!」
なんて偉そうに言うのさ。でも、まーちゃんは、それをガツンとひっくり返す


「国民のオリンピックと仰いましたな。大いに結構。大賛成!
だったら渋滞何とかしてくれよ! 国民生活もっと豊かにしてくれよ!
国民1人1人が俺のオリンピックと思えるように盛り上げてくれ!」


ああ、「俺のオリンピック」

何度も繰り返して言ってたから、英陸も
「ちょっと、まーちゃん、それ傲慢!オリンピックを私物化したらいかんバイ」
って思ってたのよね。そしたらさ、一人一人が自分のオリンピックだって思えるように、なんて…
まーちゃん、エライ!…クドカン、やっぱエライ

これって、60年前の話じゃないよね。
今、一番必要な話。
マラソンと競歩を札幌でやらなくちゃいけなくなった、今、現在の話。
60年前は、ちゃんと「秋に開催」が義務付けられてたのに、
7~8月にオリンピックやらなきゃいけなくなった今の話。
選手ファーストとも国民ファーストとも、恐ろしくかけ離れてしまった、今の話
責任取るべき人が、誰もちゃんと向き合わないから、
クドカンと『いだてん』スタッフが向き合うしかないじゃんね…

オリンピックってなんだ?!

「名もなき、予選で敗退する選手ですら生涯自慢できる大会にしたい。
共産主義、資本主義、先進国、途上国、黒人白人黄色人種、混ざり合ってさ、
純粋にスポーツだけで勝負するんだ。終わったら選手村で称えあうんだよ!
そういうオリンピックを東京でやりたい」


まーちゃんの理想のオリンピックは、1932年のロサンゼルスオリンピック
ホントに、ホントに、楽しかったじゃんね~~~


何度見ても絶対楽しい、いだてんミュージカル

英陸もね、一回だけ、オリンピックに行ったことがあります。
1988年ソウルオリンピック
ホントにね、いろんな国の人がいて、会場はカオスで、
でも、客席がどんなに混んでても、「エクスキューズミー」って言いながら通っていけば、
皆「ヘーイ!」って感じで、明るく通してくれた…

ソウルオリンピックって、開催が危ぶまれていたのよね。
1980年のモスクワ大会は、前年のソ連によるアフガニスタン侵攻を理由に
西側諸国がボイコット
1984年ロサンゼルス大会は、今度は東側がボイコット
東西冷戦の影響をもろに受けて、2大会続けての「片肺オリンピック」…
しかも1988年は、まだ朝鮮戦争の記憶が残る韓国での大会
とてもじゃないけど、正常なオリンピックが開催できるはずがないと思われた。
そして…
前年の1987年…大韓航空機爆破事件が起きてしまった

当時は、極度の緊張状態だったよ…
北朝鮮のさらなる妨害も予想されたし…

もう、ソウルオリンピックなんて無理…
世界中がそう思ってたかもしれない…

でも、時代の要請だったのか…
まーちゃんみたいに、ぺ(平和)を心から望んで、開催に奔走した人たちがいたのかもしれない…

2大会ぶりの両翼が揃ったオリンピックが実現した…1988年…
楽しかったよ、平和の祭典…

その翌年、1989年に冷戦が終結するのだから、ソウルオリンピックは、その布石だったのかもしれない…

それから30年…
世界は何を間違えたのだろう。
「ぺ」の道筋が見えたかと思われたのに…
「ぺ」の祭典であるはずのオリンピックそのものが、今、混迷を極めている…

せめて、理想のオリンピックを追い求めた人たちの物語を見守りたい…

「いだてん」紀行でやってましたけど、ホンモノの岩ちんって、
松坂桃李くんがまっつぁおになるくらいの超イケメンなんですよね
人たらしのまーちゃんと、愛され体質の岩ちんは、いいコンビだったのさ
あ、マダム・キラーの平沢さん(星野源)もいたんだから、当時の人材は豊富でしたね~

さあ、いよいよ最終回までのカウントダウンは始まった!
『いだてん』が最後まで無事に走り切れますように…
たとえ妨害があっても、ちゃんと、ゴールテープを切ることができますように…


2 コメント

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『いだてん』延長戦 (英陸)
2019-12-13 23:22:53
 ごんふくさん
ああ
『いだてん』があと1回で終わってしまうなんて~~
イヤだ~~~!!信じられない~~~
どうせ来年の大河ドラマは放送が延期になったんだから、
『いだてん』の未公開VTRとかを編集して、「延長戦」を放送してほしい!!
って、Twitterでつぶやいてる人もいたよ。
賛成!賛成!大賛成!!
んでさ、それを見ながら出演者が『いだてん』トークするとかね。
そんな企画、どうでしょう、NHKさん
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久しぶりに見に来ました (ごんふく)
2019-12-09 18:24:50
こちらでは御無沙汰しています、ごんふくです。
ひさびさに訪問したら、「いだてん」愛が熱い!
わたしも毎週欠かさず見てるんで、おなじ志で見続けているひとがいるのはうれしいわぁ。
もう、登場人物が多彩で、それぞれに目配りがあって、ひとりも無駄な人物がいない。
川島代議士が憎たらし~と思ったんだけど、さいしょ浅野忠信くんだってわからなくて。役作りで太ったのかしらん。
恥ずかしながら、ジャカルタ・アジア大会が、政治的理由でモメてて、外交的な綱渡りがあったなんて初めて知りました。デヴィ夫人も言ってくれないし。
ほんっと、「いだてん」は現代史の勉強になります。
ほかにもいろいろ「いだてん」のすばらしさを書きたいんだけど、このへんで。
またあらためて英陸さんと「いだてん」トークをしたいです。
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