80年代後半にギターを始めた時、エフェクターといえば、BOSS、マクソン、ヤマハ、etc
中でもBOSSはどの楽器店でも売ってたし、しかも種類が豊富。
エフェクターの効果がはっきりしているし、ペダルが踏みやすい。
80年代、国内外の多数のプロギタリストが使用していた事もあり、プロ御用達のエフェクターってイメージでした。
ここ10数年、多数の新鋭エフェクタービルダーが高品質を謳ったエフェクターを販売し、しかも価格が3万~5万、いや、それ以上のエフェクターを販売。
そうなるとBOSSが安価に思え、イメージとして、低品質、初心者向け(ちょっと言い過ぎか)と思われていないだろうか。
決してそんな事はなく、例えば形(ケースというべきか)。
ライブで踏みやすいペダル型。
多分BOSSと同じレベルの形状を新鋭エフェクターで導入しようとしたら、元々高い金額設定が更に高額に、もしかしたら倍以上の価格になるのではないか。(あるいは、もしかして特許とってるとか?)
BOSSがあの形状を比較的安価で提供できるのは、大メーカーであり、大量工業製品として製造できるからであり、価格以上のクオリティがあるはずなのです。
しかも耐久性があり、塗装が剥げる位使い込んでもびくともしない信頼性は、新鋭エフェクターの比ではないはずです。
肝心の音も、掛かり方が判りやすく操作性もいい。
思い入れのある機種
DS-1
ギター始めた頃の1989年から10数年、DS-1-が国内販売を停止していた期間があり、理由はDS-2(ターボディストーション)の発売による移行。
あの頃はまだ中古市場もほとんどなく、仕方なくHM-2(へヴィーメタル)、DS-2(ターボディストーション)を買ったが、やはりシンプルなDS-1が欲しく「憧れ」でさえあった。
90年代中頃、ギター雑誌の楽器店広告にDS-1の逆輸入を限定発売するのを見つけた時、すぐに楽器店へ電話で在庫を確認し、電車に乗り買いに行った。
今でもその「逆輸入」のDS-1使ってます。
その後、やがて国内でも再発されたが、やっと手に入れた「憧れ」の気持ちは変わらない。
数年前に限定で黒いDS-1が発売され、買おうか迷いましたが止めました。
やっぱりオレンジのDS-1がDS-1なのです。
PS-2
デジタルピッチシフター ディレイ。
業界初のコンパクトのピッチシフター。
これは憧れでも何でもなく、買った経緯があるあるなのです。
1987年頃、高校生の自分が楽器店に行くと、長髪の店員が「なに聴いてる?」「BOΦWY」「なら、これだよ」って、オーバードライブと発売されたばかりのPS-2を繋ぎ、お願いしてもいないのにデモ演奏。ビーブルーをイントロから終わりまで丸々一曲。
当時、高校生の自分に断る勇気なく、結局お年玉で買う羽目に。
でも、実際はいい音してたし(あまりピッチシフター使うこともないけど)デジタルディレイとしても使えるので、そんなに後悔はしなかった。
ただ、ピッチシフターとディレイは同時に使えないので、2つ機能があってもどっちかしか使えないのだけが、ちょっとした不満でしたが。
次回はBOSS以外