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時計のオーバーホールの将来

2020-07-29 12:09:14 | 時計、ギター、野球
いろんな時計雑誌を読んでますが、一番読んでたのはロレックス買い始めた20年前から10年前位。

最近は立ち読みで済ませてます。

理由は、……記事の内容が20年前と変わらないので。
機械式時計はある意味時代に逆行してますので、最新情報とかは、これから時計を買おうとしている人じゃなければ、必要ないかと思うのです。
(時計雑誌関係者の方すいません)

メーカーの新発売情報より、著名人等がプライベートで使い込んだ傷だらけの時計の写真が掲載されている方に興味がわくのです。

まあ、でも、「腕時計」だけの専門誌がある事自体、本当は凄い事なんでしょうけど。

でも、時計雑誌をいくら見ても載っていない情報として、「オーバーホールが出来る時計技術者の数」と「世に出回っている機械式時計の数」。

何が言いたいのかというと……

かつては機械式時計しかなかったから、どの時計小売店でも修理する技術者がいたはず。それがクォーツ全盛になり、小売店は電池交換しか必要なくなり、かつての小売店の技術者も腕が錆び付き高齢化で引退。
そうなると、機械式時計をオーバーホールする技術者は、メーカー、オーバーホールをメインとした修理専門業者、あとはアンティークなど機械式時計専門店が抱える技術者(これも専門業者ですかね)あたりに限られてくるかと思います。

おそらく、機械式時計全盛の時の技術者数より減っているはず。

当時の方々が高齢化していくのは当たり前で、若い世代がこの業界に入り世代交代がうまく進むのならいいのですが、あまり就職先として「時計技術者」(本当は別の正式名称でしょうけど)が人気あると思えないのです。(勝手な推測ですいません)

そう勝手に推測してしまうと、今でもオーバーホールする時、「納期1ヶ月~1ヶ月半、費用最低3万~」が、時計技術者の減少とオーバーホール依頼数の関係から「納期3ヶ月~半年、費用最低10万~」になったりしないでしょうか?

結局、機械式時計のオーバーホールって、所有者からすれば「他人任せ」、いや「他人に任せるしかない」のです。
その「他人」の言い値でしか、オーバーホールやってもらえないのです。

じゃあ、自分でやるか……

といっても、裏蓋すら開ける道具ないし、小さな部品いじれる道具ないし、さす油ないし、そもそも技術を習得する時間、忍耐力ないし。

前のブログに、機械式時計の愛用者がいつまで存在するのか、みたいな事書きましたが……一方で、修理してくれる、オーバーホールしてくれる人がある一定数以上いないとどうにもならない事に気づく訳です。

だとすれば、ある程度のオーバーホール費用が高額に感じられたとしても、その業界が存在する為には、後継者にとって魅力ある業界であり続ける為には、機械式時計を所有する以上、納得せざるを得ないのではと思います。

せめて、自分が生きている残りの人生分、オーバーホールしてくれる時計技術者が今よりも減りませんように、オーバーホール代上がりませんように、
と願うのみです。

だからという訳ではないですが、今、自分が所有しているエクスプローラー1、グランドセイコー。
手に入れた理由として、その個体自体の魅力もありますが、時計メーカー(ブランド)としてのロレックス、セイコー、やっぱり信頼度があるブランドである事が手に入れた最大の理由でもあるんです。
(他にも良いメーカーがある事は百も承知です)

最悪(って言っちゃいけませんが)、メーカーにオーバーホール出せばいいのです。大きな時計専門メーカーである以上、他より一定数の技術者抱えているはずですので。

やっぱり、永く所有したいなら信頼のおけるブランドを選ぶ事って、全て
の物に通ずると思います。






時計の行く末

2020-07-28 18:28:33 | 時計、ギター、野球
よく「いい時計はきちんとメンテナンスすれば、人の人生よりも末長く使用出来、後世に遺せる」って言われますが、ふと思うことがあります。

確かにその通りなのですが一番の問題は、じゃあ、自分が他界した後、誰がその時計を継承するのか、です。

自分には一人娘がいますので、可能性としては娘か未来の旦那さんになろうかと思いますが、娘や未来の旦那さんは自分と同じように機械式時計を、オーバーホールで費用の掛かる時計を、電波ソーラーやクォーツのように正確でない時計を、時間を知る他に機能のない時計を、有り難く使うのでしょうか?

現代でさえ既に機械式時計は、趣味的要素の魅力を感じる1部の人達には認められていても、大多数はおそらくは高い価格帯が原因で敬遠、あるいはもっと正確で便利で多機能なのに低価格なものを選択するのは当然であり、今から更に20年30年後はまた違った価値観になるであろうし。

よく雑誌に、親から受け継いだ機械式時計を大事に使っている話があり、自分もそのような話は興味深く読むのですが、これって既に受け継いだ人の観点であり、既に大事に継承しているからこその話です。

今所有している時計が次の世代に継承されるかどうかは、はっきり言って未知の話なのです。

だから一番現実的に考えるなら、自分が他界した後に、処分(売りに出す)される事を前提とするか、あくまで形見として使われる事なく保管される事のどちらかの可能性が高いのかな、と。

そう考えると、次の世代が売りに出す時、当然時計には詳しくないので、買い叩かれないよう、せめて少しでも売値が高くなるように遺してあげる事が大事なのでは、と思い……

今所有しているエクスプローラー1とグランドセイコーですが、自分が使い倒す前提で手に入れたので、例えばエクスプローラー1は保証書なしの為に相場より安く手に入れてます。
売るつもりないので保証書の分、安く手に入れた方が得と思ったので。
なんならオーバーホールも日本ロレックスでなくても構わないって考えでした。

でも自分が他界した後、少しでも小遣いの足しにできるのであれば……を想定すると……

オーバーホールは日本ロレックスに出し、修理証明書なる保証書代わりを入手する事により、少しでも売値を上げておいてあげる方がいいのでは、とも考えてしまう。
あくまで、売って小遣いにしてもらうっていう発想として、ですが。


ついでなので、もう1つ妄想ですが……

30年40年後、ロレックスの価値(この場合、価格の事)どうなってるんでしょうか?
高く売れるのでしょうか?
ロレックスバブルがはじけ、まさか、かつてのロンジンのように、普通の時計(この場合も、価格の事)になってしまったりして。

逆にグランドセイコー、雲上時計と呼ばれていたりして。

でも贔屓目なしに、現行のグランドセイコー自動巻き37mm。
以前のブログでも書きましたが、デザインの良さ、高級感を感じるエレガントさは、今まで何本もロレックス所有してきましたが、ロレックスと同じ金額設定でいいと思います。
(でも同じ金額設定なら、皆ロレックス買うんだろうけど)












定番時計

2020-07-20 12:55:55 | 時計、ギター、野球
最近手に入れたグランドセイコー自動巻きとロレックス エクスプローラー1。
とても気に入っており、この2つを手放して他の時計を手に入れる気は全くありません。
(「今は……」と注釈がつくかもしれませんが)

初めてロレックスを買った約20年前。パーペチュアルデイトから始まり、デイトジャスト、サブマリーナ、オメガのシーマスター、スピードマスター、タグホイヤー、オリス等。延べ20本超手に入れ、そして、手放した後に、最終的に3針、36~38mmのサイズの定番を求め、この2本を手に入れました。

仮に、20年前にエクスプローラーやグランドセイコーを手に入れたとしても、おそらくサブマリーナ、デイトジャスト、スピードマスターに買い換えてたと思います。
結局は、自分が実際に手に入れ長年使ってみないと、自分にとってその時計がどうなのかわからないのです。

だから理想は、「自分にとっての定番時計であるかどうか」なんだと思います。

今まで手放した時計は、気に入らないから手放した訳ではありません。
全部気に入って買ったものだし、実際に良かったです。
手放したのは、自分がコレクターでないので使う時計(と、少々の予備分)を選別して、オーバーホールしながら長く使いたいと思っていたから。

前にも書きましたが、今後使うか使わないかわからない時計をオーバーホールするのは勿体ない(というより、そんな余裕ないので)。だから、使う時計はトコトン使った上でオーバーホールに出したい、という考え方ですので。

エクスプローラー1の良さって、36mm(114270なので)のサイズ感と文字盤の汎用さからくる「ロレックス」としての主張の少なさと、その主張が少ない割に時として「ロレックス」である事を主張する、って矛盾さ
が同居しているところかなとも思います。(うまい言葉が見つかりませんが)
そこが「実用時計」として所有する魅力かなと思います。
決して、腕につけ自慢するような時計ではなく、自慢(アピール)したいなら、同じロレックスでも違う時計を選ぶべきと思います。(39mmを選ぶ人は、もしかしたら こっちかも?)

年齢的な事もあるかと思いますが。

今は保管のグランドセイコー、たまに動かそうとケースから出しましたが、やはりいいです。
いつか出番が来るまで待機状態ですが、いつでも出動できる状態です。

ただ、今はエクスプローラー1をメインな為、なかなか出番がありませんが、あのセイコースタイルは手放せない。
手放してまで、他に手に入れる時計は今のところ見つかりませんし、おそらく3針時計としてこれを上回る時計はなかなかないと思います。



Proco RAT

2020-07-16 19:01:00 | 時計、ギター、野球
自分は、おそらく歪みエフェクターだけで延べ30台弱手にいれました。

中には1度手放した後、また買ったものも複数あります。

そんな中で1990年代前半に買ったProcoのRAT2。
USA製。オペアンプがモトローラのもの。
1990年頃、BOΦWYの布袋、パーソンズの本田毅、バービーボーイズのいまみち、とか沢山の国内ギタリストが使ってました。ちなみに今挙げた3人の共通点わかりますか?

当時使ってたアンプがローランドのJCなのです。

RAT自体はかなり歪むのですが、シングルコイルのギタリストに好まれる傾向が、当時の国内ギタリストにあったと思います。
たぶん、コーラス、ディレイとの相性もいいのでしょう。

自分がエフェクター選ぶ時、プロが使っている事、認めている事も要素になってます。

理由は、自分みたいなアマチュアの自宅ギタリストが使うギター、アンプでは絶対に経験出来ない環境。つまり、第一線のプロが使っているって事は、プロのレコーディング、プロのライブ(ライブハウスからアリーナまで)での使用に耐えうるどころか、数あるエフェクターからそれが選ばれてるって事だから。
(勿論モディファイされて、中身が市販とは全く違うものになってる可能性は否定出来ませんが、それは本人が言及しない限りわかりませんので)

だからといって、憧れのギタリストの機材を、一式ドンズバ(全く同じもの)て揃える気は全くありません。

だって、プロとは環境が違うし、そもそも楽器の音を構成する最大要素であるプレイヤーの腕前が違いますので、同じもの使っても同じ音出ないどころか、自分の未熟さだけ露骨になるだけです。

BOSSのペダル型の形状、色、質感が気に入ってますが、RATも気に入ってます。
落としても壊れない頑丈さ、重さ。いかにもアメリカ生まれの大雑把感。
自分が持っているインジケーターのある所謂RAT2は、25年以上経っても塗装が剥げず、白い文字やマークのところが経年で黄ばんだ位です。
初期の所謂RAT1は、塗装が剥げ剥げのボロボロな固体をよく写真で見ますが、あれは「行き過ぎ」です。
使い込んだエフェクターのカッコ良さってありますが、あれはボロ過ぎ。
さすがにProcoもあれはまずいと2からケースの処理方法変えたのでしょう。

中古のボロいRAT1が、現行品よりも高い値段でオークションに出ますが、あそこまで外装がボロいととても買う気になりません。

いつだったか複数持っていたRAT2(USA製の同じもの。ただ、オペアンプがナショナル)をヤフーオークションに出品した時、質問が来て「オペアンプはどこですか」って。
「ナショナル」と答えると「モトローラの歯切れ良さを求めてたので、今回は遠慮させて頂きます」と。

「?」

メーカーは違えど同じ型式のオペアンプ。多少の違いはあっても固体差レベルだし、どのメーカーも言っていますが、同じモデルで販売期間が長い場合、調達面から一部の部品を変えざるを得ない事もあるが、基本、同じ出音であり、全く音が変わるのであれば、型式やモデルチェンジにする、と。

だから、オペアンプが違ってもアマチュアなんだから同じに聴こえるよ、…………って事を言いたい訳じゃなくて…………

「歯切れ良さ」って。

「歯切れ悪さ」をオペアンプのせいにするって。

違うでしょ?歯切れ良いか悪いかは、あくまで演奏の範疇。プレイヤーの腕前次第でしょ?

この人は、永遠に理想のディストーション、手に入らない人だろうなと思ったものです。

確か10数年前に、85年リミテッドのインジケーターなしが発売され欲しかったのですが、定価¥39,800、店舗での実売価格¥29,800  と高くて。

数年後にオークションで中古を1万円台で買いました。

予想通り、長年使用してきたRAT2と比べて、ほとんど違いを感じません。
全然違うっていう人もいますが、そもそもギター、アンプ、そしてプレイヤーの腕前が違う時点で他人と音の違いを指摘し合う意味は全くない。
自分が弾いて、自分のギター、アンプでどうか、だけです。

そんな答えのない論争するなら、ギター練習しろよって事です。

話がどんどんズレましたが、自分はRATは、DS-1、マーシャルガバナーと共に歪みエフェクターとしてとても気に入ってます。
いづれも80年代から90年代に販売され、今では定番と呼ばれるものです。

今では新鋭エフェクタービルダーが高品質を謳い、価格の高いのが沢山出てます。

自分も一時期、そのようなエフェクター買ってました。
確かに音質はいいです。
でも当たり前です。時代が違うのだから、30年前と同じのしか作れないのでは進歩がない。

でも「歪み」が高品質ってなんか変じゃないですか?
「歪み」って、音響的には本当は失敗で、いかにクリーンかが本来の音響的に求められるもの。
たまたま歪んじゃったギターの音がカッコ良かったから、ロックギター=「歪み」になったと勝手に解釈してます。
だから、コンプレッサー、ディレイあたりが高品質な方がいいのは理解出来ます。

ディストーション、オーバードライブ、ファズは、チープな位がカッコ良いのではないでしょうか。

機械式時計の時刻合わせ

2020-07-15 19:25:56 | 時計、ギター、野球
今、エクスプローラ1を普段使いし、グランドセイコーを保管、休ませてます。

ともに日差が1秒未満。何の不満もありません。
グランドセイコーは休ませてるので最近は日差測ってませんが……。

相変わらず本屋に行くと、ギター雑誌と時計雑誌を立ち読みしますが、もう時計を買うつもりがないので、ちょっと斜に構える感じで見てます。

沢山の時計が掲載、紹介されてますが、今、本当に必要に駈られて時計を買わなくてはならない人って、日本中に何人いるのでしょうか?

高校に入学したから、就職したからってのはあるかと思いますが(これも、それまで持っていない事が前提条件)
大人なら1本位持っているだろうし、そもそも持っていないなら、その人にとって必要ないもの。

やっぱり、時計好きな人が何本も買って、何本もオーバーホール出さないと時計業界潤わない。

中古業界も、ネットで個人売買されてたら潤わない。個人的には、そっちの方が中古小売店の取り分ないので、安く買え、高く売れるからいいのだけれど。

エクスプローラは1週間で3,4秒遅れる感じ。
自分は機械式時計が毎日ズレるのは構わない。それが嫌ならクォーツすればいいだけの話なので。
嫌なのは、実際の正確な時間よりも、時計が遅れる事。それに気づかない事。
ギリギリ間に合ったと思った電車に乗り遅れるとか、仕事のアポイントとか。
だから、実際の時間よりも進んでいるのは何の問題もない。

だから、エクスプローラ、時刻合わせは正確な時間より15秒進めた時間に合わせます。
すると、3,4週かけてちょっとずつ正確な時間に向けて遅れていきます。

そして、エクスプローラの時間が、実際の時間に限りなく近づく頃が、また時刻合わせ、15秒進める作業となります。
決して遅れた時間をエクスプローラに示させないがために。

3,4週間に1回の時刻合わせなら、その間、クォーツ時計しているようなものです。
何の気兼ねもせず、クォーツどころか、まるでGショックみたいなものです。

機械式時計のズレ、時刻合わせが面倒だという人は、毎日修正しようと思っているのでしょうか?

進む時計なら、ちょっと遅らせる(この場合は本人が正確な時間を把握していればいい)、遅れる時計ならちょっと進めておけば、毎日修正する事はない。

もし、これすら気になる人は、間違いなくクォーツを選ぶべきです。
というより、既に選んでるはずです。

多少の遅れ進みすら楽しむ事も、機械式時計の楽しみだと思います。

デジタルで溢れた時代、簡単に正確な時間を知る事が出来る時代に……あえて……ちょっとずつズレていく超アナログな時計をしているのが、いいのです。