元祖HEAVYMETAL、神とか教祖とか言われるバンド、JUDAS PRIEST(ジューダス・プリースト)のライヴが5/19に日本武道館であった。(2週間もたってやっと更新できるとは…)
こういう機会だったので、自分の携帯の着メロをアーティスト別に数えると、
当然影山ヒロノブが1位でJAM PROJECTが2位。
そんな中意外にも3位タイはANGRA、新世紀エヴァンゲリオン、そしてJUDAS PRIEST。ANGRAはEDUの「メエルだYO~」があるから、ANGRAより上位にしてもいいくらいだ。気付く前に「NOVA ERA」でもダウンロードしてればよかったよ。
俺がMETAL聴き始めた頃のJUDASはRob Halford(ロブ・ハルフォード)が脱退し、何年か後にTim 'Ripper' Owens(ティム・リッパー・オーウェンズ)を迎えたりだったから、(ANGRAやエヴァに比べたら)愛着は少ない。
それでも上位に食い込んで来れるのは、公平に見て曲がいいのだ。
そんな偉大なるJUDAS PRIESTに昨年ついにロブが復帰。
彼らのライヴは1度も見たことなかったし、歳が歳だけに(みんな50歳半ばとか?)もう無いかもしれないってのがあったので端っこながらも参加。
当日は様々やらなきゃいけない事もあり、ライヴの為に周りに協力いただく(迷惑かける、代わりにやってもらう)のはどうかとも思ったが、「俺が見に行くのはただのライヴじゃない。世界史の1ページだ!」「むしろ見に行くのではない。世界史の登場人物になるんだ!」と自分に言い聞かせた。そう思うと何が起きようとも行きたくなってしまう。
結局残業で武道館についたときは「TURBO LOVER」が歌われその後数曲でアンコールになってしまった。
しかしまあ、老けたなあ。50代にも見えない。外人だからかな?
すっかりおじいちゃんのロブは意外に声が出てて嬉しかったが、名曲中の名曲とされる「EXCITER」は、さすがに限界のようで、俺の心は
「あれ?EXCITERって1コーラス目は押さえて、2コーラス目から盛り上がるんだっけ?」
「あれれ?繰返しで初めて盛り上がるんだっけ?」
「あれれれ?盛り上がるのは気のせい?」
と動いていった。
まあ、2003年末に見た、自分との愛を守るために相手が旅立った歌がもう声が出なくなってて、向こうが望まないにもかかわらず微笑み忘れた顔を見せそうだったのに比べればショックはだいぶ少ない。そうか、あの時の経験があったから今回のショックが少なかったんだな。ありがとう水晶王。
でもロブじいさん、かなり声出てたから、「EXCITER」も不可能じゃないはずだ。次のツアーでは挑戦してみてくれないかなあ。みっちりヴォイトレしてくれ。
「EXCITER」はちょっぴり残念だったが、その後に歌った「PAINKILLER」はやはりどうしようもなくカッコよかった。なんだか色んな物をふっ飛ばしてくれたし、この歌に限らないけど特にこの歌ではギターもバッチリだしドラムも凄かった。
なにげに「PAINKILLER」を初めて聴いたときはそんなに気に入ってなかったんだけど、JUDASのカッコ良さがわかってみると、妙にこの歌まで良くなってた。
もともと気に入ってなかった歌が、いつのまにかライヴでこんなにしびれる歌になっているとはね。悪かった印象が良くなるっていうのはまた格別な思い入れが生じるね。
最初にやった「THE HELLION / ELECTRIC EYE」が聴けなかったのはかなり残念だったが、まあ今回は「PAINKILLER」を体験するために金出したと思っても納得できるかな。
ある意味最も楽しみだった観客の格好だが、残念ながらえらく普通だった。やっぱり追加公演だったからかな。帰りの駅でようやく皮ジャンスキンヘッドバンダナ数名が見れた程度。
次回、もし行くとしたら勇気を出して早めにチケットを買い、そっちの観察もしたい。
ちなみにJUDAS PRIESTって直訳すると「ユダ司祭」。「ユダ」を名乗っているにもかかわらずメンバーが首から十字架かけるのはどうよ、て気もしたがなんか意味あるのかな?
それにしても「司祭」なんて教祖というより信者のようなバンド名だ。だけどこのバンドほど変わらないことを求められているバンドもないだろう、て意味では彼ら自身もJUDAS PRIESTという音楽の信者であることが必要なのかなあ。
GTOじゃないけど、生涯いちアーティストでいたいもんです。
5/19って俺は青の日でしたよ。
まあ確かに、おじいちゃんなのに、すごいとは思うが、
俺的にはそれを取っ払ってもすごいバンドでいて欲しいね。
メタルをやるからにはやっぱり実力でビビラせて欲しいのだよ。
まあ、声はいいとして、いまだ新しい世界に挑戦する姿は認めたいと思う