ペルソナ 三島由紀夫伝

「ペルソナ　三島由紀夫伝」読みました。
自殺をするってのはその後、原因も調べられるし何思っていたかも女性遍歴も、親の素性も調べられるってことだなと思うとなかなか恐いもんがありました。
自殺については色々読んでいたけど体系立てて明かされていたのはよかった。

三島由紀夫みたいに武士に憧れる気持ちわかるけど、その究極系が切腹かと考えるとわりと馬鹿馬鹿しいもんがありますね。
ある意味自分がなったかもしれない人生を客観的に見られて夢から覚めたような感覚。
なんか改革の理想とか色々言うけど結局死ぬ為に動いていたのかな。

そんでなんで急に三島由紀夫伝を読んだかというと南部出身の政治家原敬の事が書いてあってオススメされました。
ハラケイが殺されたのには黒幕がいたという事で、ホントかどうかはおいといて死んだことに意味をくれるのは嬉しい。

三島由紀夫伝に原敬の事が？っていうのが読む前は謎でしたけど、当時はチャンスが少ない分世間が異様に狭いのであちこちで繋がりますね。
だから三島由紀夫と美智子様がお見合いしかかったりする。