遅ればせながら、しんみこさんからの「アルコールバトン」を受け取らせてもらった。
すぐに書こうと思ったのだが、ちょびままさん―しんみこさんと回ってきたバトンを、私のようなジジイが受け取っていいのかと思ったのと、私の次には絶対に繋がらないと思い躊躇していた。
それが今回、しんみこさんの「特派員報告」のお礼ということもあり、バトンを受け取らせてもらうことにした。
では、さっそくスタート。
1 あなたの好きなお酒はなぁに...?
日本人だからなのか日本酒がいちばん好きだ。
年とともにその傾向が強くなった。
マティニーとマルガリータは装飾されているが、
飲み物としてうまい飲み物だと思う。
そのベースとなる、ジン、テキーラ、そのほか乙類の焼酎などの臭さがステキだ。
ワインは安いスーパーワインしか飲んだことがないので、
本当はよく分からないが、料理にあわせて楽しんでいる。
料理といえば、中華の紹興酒もうまい。
紹興酒は横浜ベイスターズ優勝の味がする。
ロンドンのパブで飲んだ、ぬくまったようなビール、ビターの味も忘れがたい。
冷えすぎのビールは味を損なうと気取っていた。
しかし、オアシスのリアム・ギャラガーが日本のキーンと冷えたビールの味を知ってからは、
母国のぬるいビールを「こんなビール飲めるか」と怒ったという話を聞いて、
素直に冷え過ぎのビールも認めるようにした。
2 酔っ払うとどうなってしまうの...?
饒舌になる。
やたらと書生臭い論理を展開したがる。
「朝まで生テレビ」(あさなま)めいた空間を作ってしまう。
3 一晩で呑んだ量と費やした最高金額は...?
最高金額は会社の接待で行ったときに記録しているのだろうが、私の関知するところではないので詳細は不明。
量についても、外だとよく分からないし、複数で飲んでいるとどれくらい飲んだのかも分からない。
基本的には、そんなに量は飲めない。
4 呑んだくれて良かったなぁ~と思うことは?
5年ほど前、約2年間ほど禁酒していたことがある。
体調を壊してからだった。しかし、別に医者に禁酒をするように言われたわけではない。
言われているといえば、C型肝炎があるので「決して酒は勧められない」と言ったニュアンスで言われている。
禁酒によって、定期的に行っている血液検査で、一つの項目はすこしだけ数値的によくなったし、飲んだ翌日の重い内臓や、うつな気分や、だるい体の感じはもちろんなく、健康な日々ではあったが、なんだかつまらないのだ。
美味しいものを食べるにしろ、酒を飲みながらゆっくりと食べたほうが楽しい。
そのときに、「健康はつまんない」「健康は精神衛生上よろしくない」という結論に達した。
それで、飲んだくれてよかったと思うことは、現実の桎梏から逃れ、自由な想念の飛翔を楽しむことができることだ。
5 お酒の席での失敗談ある?
お酒の席の失敗談はあまり思いつかない。
「朝生(あさなま)」風の議論になり、上司と険悪な雰囲気になったこともあるが、それは失敗とは感じていない。
酒席のあとはいろいろとあるような気がする。
電車を乗り越して、1時間ほどかけて車で迎えに来てもらったり、
途中駅まで迎えを頼み、寝過ごしてしまい、長時間待たせてしまいたどり着いたとき、車のキーをぶつけられたりなどなどだ。
そのほかには、どうも私は家族がいっしょのときになぜか泥酔するみたいで、昔も今も親戚関係と飲むことになるとヘロヘロになってしまう。
いまも、息子や娘の同伴者のご両親と飲むといつも最後のほうは記憶が飛んでいる。
そのようなシチュエーションで、一度たいへんなことがあった。
ある年の正月、妻の実家にお年賀に行き、そのときもしこたま飲んだようだ。
うちに帰るまでの1時間ほどの道のり、小さかった子どもをつれて、よほど恥ずかしい思いをしたようで、妻はそのあと1か月間、口をきいてくれなかった。
しかし、往来で裸踊りをしたわけでもなく、人に絡んだわけでもないし、大衆の面前で立ち小便をしたわけでもない。
大通りの真ん中を千鳥足で歩いたり、電車が止まるたびに顔を出し、唾を吐いたりしたらしい。
それだって、通りを歩いたときは、ちゃんと車の来ないことは確認していたし、唾を吐いたのは、すこし気持ちが悪くなっていたせいであり、車内では迷惑だと思ってのことだ。
妻の親戚や家族と正月の楽しいひと時を過ごし、すこし飲みすぎたからといって、機嫌を損ねた妻の気持ちがよく理解できなかった。
6 次にバトンを回す呑んだくれさん二人
ほんど訪れる人のいないブログなので、期待はできない。
どなたか、引き受けていただけますように。