「戦場のピア二スト」が久々に観たくなり借りました。
実は家にはビデオがあるのですが、すでにうちにはビデオデッキがないため、残念ながら観れません。
なのでDVDを。
今回観て、最後に主人公のユダヤ人のピアニストを助けた、ドイツ兵はどんな人だったのだろう、と調べてみました。
「ヴィルム・ホーゼンフェルト」
敬虔なカトリック信者のお父さんのもとに生まれた方でしたが、ナチズムにだんだん傾倒していった彼は、44歳の時、ポーランド侵攻に参加。
41年、ドイツが侵攻したポーランドの首都ワルシャワのスポーツ施設の責任者となり、SSなどのポーランド人に対する残虐行為を目の当たりにし、次第にポーランド国民に対する同情の念を持つようになったそうです。
ある時、SSに追われていたポーランド人の祭司とその家族を匿い、それからユダヤ人を含むポーランドの人々に秘密裏に支援を行うようになりました。
スポーツ施設長としての役職を生かし、終われる身となった人々を身分を偽らせ、施設の従業員として匿いました。
多くの市民も彼に協力したとのこと。
結局、ソ連軍に捕虜とされ、多くの弁護する人たちがいたにも関わらず、釈放されることはなく、戦犯捕虜収容所で亡くなったそうです。
イスラエル政府も「諸国民の中の正義の人」の称号を追贈したそうです。
そうだったのか、と初めて知りました。
改めて観て、とても考えさせられる作品でした。