年金だけ生活(53歳から無職)

53歳に最後の会社を辞職してから62歳まで無職。今はけっこう楽な年金人生歩んでる毎日をつらつらと。

53歳(完全リタイア1年目)

2022-02-14 05:35:42 | 53歳〜62歳の無職生活

2011年(完全リタイア1年目)

53歳で会社辞めて完全リタイア。

そんな結論に達したzumeoは、さっそくン十年も勤めた中小企業に「辞職届け」を提出しました。「辞職願」ではなく「届け」にしたのは、「一方的に辞めます」という決心のあらわれだったと思いますが、会社にはまったく引き止められず、すんなりと退社。結局、凡人が一人いなくなろうと組織は粛々(しゅくしゅく)と回っていくものです。

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時を同じくして、妻も定年退職を迎え2人して無職生活。

(妻の退職記念でバラ100本とコース料理)

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ここから7年間は妻の年金と今までの蓄えで生きて、人生を楽しむ計画です。まずは壊れた腰を数カ月で日常生活ができるくらいに治して、それから「仕事のない夫婦2人暮らし」のペースに慣れる努力をしました。

…そうです。「完全リタイア生活」で一番やっかいなのは、実はお金の問題ではなくて「働かないで暮らすペースに、いかに早く慣れるか」なのですね。幸いzumeoはサラリーマン生活の途中で何回かプー太郎も経験しましたので、人は完全無職生活でどんな心理状態になるかを経験していました。ひとことで言えば「社会に参加していない不安感」です。これが意外と厄介でして、慣れるのに数年…いや、一生慣れない方もいるらしい。

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しかし生来がグータラのzumeo、加えてプーの時にある程度耐性みたいなものができていましたので、難なく無職初年度を過ごしました。これが、「会社命、仕事命」で定年を迎えた方だと、かなり心のペースをつかむのが難しい方が多いと思います。だから、別にやりたくもない趣味を作ったり、興味のない家事に取り組んだりと涙ぐましい努力をしたがるのがこの時期らしいです(女性は比較的それがない傾向ですが)。

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朝ゆっくり起きて、ゆっくり朝食をとり、ゆっくりニュースや朝ドラを見る。10時のお茶を飲んで妻と談笑。寒い時期でなかったら軽いウオーキングをしたり、ネットで調べものをしたりしているとすぐにお昼。料理は7:3でzumeoがやりますので下ごしらえから完成まで、手早く、手抜きで。

午後はニュースを観てから現役時代からの趣味であるペーパークラフトなどポツポツと(3カ月くらいかかります)。15時には軽くお茶して、リーマン時代にはできなかった昼風呂を楽しむ。夕方からは料理の下ごしらえをして夕食。お酒を飲んだり、ネットで映画を観たり、撮りためたTV録画を再生したり…個人の生き方の違いが大きいですが、zumeoの場合は妻という同環境の話し相手がいたためもあり、意外に1日は快適に過ぎていきました。

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なんといっても週末のうれしさはなくなりますが、日曜の「笑点」のころから始まる「明日から…仕事かぁぁぁぁ」という絶望感から解放されるのは、とてもキモチいい!

(2011/04 古いネット仲間とのオフ会などもたのしみました)

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…とまあ、こんな感じで初年度の最初から生活のペースをつかんだので、腰が治った2011年後半から妻との旅行などを織り込むことにしました。

※次回「続・53歳(完全リタイア1年目)」へ続く。


2022/02/12 53歳でのリタイアは可能? 03

2022-02-12 14:56:29 | 53歳〜62歳の無職生活

7年間で使えるお金は、生活費を除いて800万円。
ここから国民年金と私的年金を支払っていかなければなりません。

※60~62歳までの3年間はどうするかを書き忘れていましたが、
60歳からはzumeoの個人年金(永久支給型民間年金)が、年間約84万円入金するため、
63歳からの公的年金支給までのつなぎになります。
 
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…だから当時の重要テーマは「空白の7年間をどうやって800万円で凌(しの)ぐか」の一点。

7年間の毎年の支出は

▼国民年金支払い 月額約16.000円
▼個人年金支払い 月額約20.000円

月36.000円を7年間支払うと…

▼36.000円×12か月×7年=3.024.000(約300万円)

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800万円-300万円=500万円

意外にも7年間で500万円自由に使えるお金があるらしいと判明しました。

もちろん、その間には家電が壊れたり、家のメンテナンスが必要だったり、
冠婚葬祭も減ったとはいえ、まだまとまった金額が必要になるかもしれません。
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そこで、「残るはずの500万円をどう有意義に使おうか」と考えました。

結論は「1年に50万円は妻との旅行に使おう」でした。
長年共働きで休みの少ない職場だったので、
リタイアして腰が治ったら、日本中をツアー旅行で回ろう。

50万円×7年=350万円

残りの150万円は、前述したような不意の出費用に確保して、
とにかくリタイヤするのだったら妻との思い出作りをしよう!
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痛む腰をさすりながら、とうとうベッドの上で無職になる決心をしたzumeoでした。
 
※次回「53歳(完全リタイア1年目)」へ続く


2022/02/12 53歳でのリタイアは可能? 02

2022-02-12 12:18:56 | 53歳〜62歳の無職生活
「会社…辞めようかな」
ベッドの中でそう思い始めたzumeo。
 
さっそく「今後10年のサバイバル収支シミュレーション」を開始しました。 
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まず辞めたあとの収入。
 
△妻の年金(国民年金と厚生年金)  年間約180万円
△妻の個人年金(永久支給型民間年金) 年間約54万円
 
合計の収入 年間234万円(月額19.5万円)
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そして、支出。
 
▼電気、ガス、水道、燃料 月平均3万円
▼食費          月平均3万円
▼生活費         月平均7万円
▼通信費、娯楽費、雑費  月平均6万円
 
合計の支出 年間228万円(月額19.0万円)
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と、まあ計算上では
「zumeo無職でも生きていける」となりましたが、
実際はどうなるのか?
やってみないとわからないのがホンネでした。
 
この時点で、預金は約1.000万円。
できれば老後資金として手を付けたくないお金。
 
あとは、満期に近い生命保険を解約すると500万円と
zumeoの退職金300万円で計800万円。
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この800万円でこれから7年間(zumeoが53〜60歳)どう凌(しの)ぐか…国民年金と私的年金を支払っていく必要があります。
 
今度はこの800万円で7年の年金支払いが可能なのかの検討に入りました。
 
※次回へ続く
 
 

2022/02/12 53歳でのリタイアは可能? 01

2022-02-12 09:59:00 | 53歳〜62歳の無職生活

10年前。

サラリーマン一筋だった私(zumeo)は
片田舎の中小企業の管理職でした。
 
…ただ、管理職とは名ばかりの
実態は数百個の重い荷物の人力出荷作業。
 
ある日無理がたたって
超ストロングな腰痛で二週間寝たきり。
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…で、その間考えました。
 
「会社…辞めようかな」
 
幸いzumeoは10歳弱年上の妻と二人暮らし。
妻は年金満額支給の開始時期ですし、
持ち家のローンも同時に終わります。
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問題は「自分の年金開始(10年後)まで、妻の年金で生き抜けるか?」でした。
 
そこで、寝込んだベッドの中で
「今後10年のサバイバル収支シミュレーション」を開始。
 
結果は
 
※次回へ続く
※最初の記事飛んでしまいましたので再掲載です。