そよ風と森の中

水無月30日（土）曇り

早いもので、水無月も終わり、来月は文月です。休みなので妻と森の散歩道へ出かけました。

　　　気持ちよい　そよ風抜ける　森の中

　　（秋晴れに　蛙飛び出す　小道かな）

吾が年金は？

水無月29日（金）曇り

新聞テレビでは相も変わらず、ずさんな年金について報道しているが。

　　人はよし　吾が年金は　大丈夫

　（新河岸の　岸辺で競う　冬桜）

ふるいる程冷やさないで

水無月２８日（木）曇り

冷え過ぎⅡ　帰りの電車中、私は上着を着ていたから良かったが、近くにいたノースリブの娘さんは、冷房の冷え過ぎで、ふるいていた。

　電車中　ふるいが出るほど　冷やすかな

　老いの身に　誕生日は　ご迷惑

（時雨道　ふわりふわりと　鷺が去り）

あまりめでたくない誕生日

水無月27日（水）曇り

朝電車の中で、なにかいい川柳のねたはないかと思ったとき、ふと「ああ今日は自分の誕生日」と気がついた。先日娘から誕生祝いを貰っていたので忘れていた。

　　歳もとし　めでたくもなし　誕生日

　　気の毒な　ミート社解雇の　社員かな

　（見上げれば　樟越しに　うろこ雲）

見事なくもの巣

水無月２６日（火）霧雨

朝早く目覚め眠れぬまま散歩に出かけた。途中植木と植木の間にまたがった観音様みたいな見事なくもの巣があった。

　　　見事かな　菩薩縁取る　くもの糸

　　（乗るとすぐ　化粧始める　コギャルかな）
　　

困る冷え過ぎ冷房

水無月２５日（月）少し肌寒い曇り
朝の電車中、肌寒い日なのに冷房が効いていた。

困るよね　冷え過ぎ冷房　電車中

水無月に　薔薇と紫陽花　よく似合い

（笑うなと　子供を叱り　笑う親）

幼子からこんにちは

水無月２４日（日）曇り後雨　今日はお休み、一人散歩に出かけた。遊歩道で、まだよちよち歩きの幼子に「こんにちは」と声をかけられ、思わず微笑んでしまった。

微笑みし　幼子よりの　こんにちは

（ブンブンと　藪かに追われ　寝不足だ）

野に一輪の朝顔

水無月２３日（土）曇り　朝でがけに、野に咲く一輪の朝顔を見つけた。

可憐かな　朝顔一輪　野にぽつり

（孫のいた　その日を思い　ひとひねり）

散髪で損した気分

水無月２２日（金）梅雨入り後初めて本格的な雨となる。今日は代休で休みなので、床屋さんへ行く。床屋さんはあまり好きじゃない？少ない髪を刈り取るから・・・。

散髪で　損した気分の　薄毛かな

床屋さん　残り少ない　髪を刈り

（日曜日　妻と二人で　寝てようび）

さりげなく席を譲る青年

水無月２１日（木）曇り　電車での帰り道とても良い光景をみた。近づいた年寄りにさりげなく席を譲る青年がいたのだ。

さりげなく　離れて譲る　席ひとつ

（本めくり　たちまち眠く　なりにけり）