その方は私に言われた。「人の子よ。あなたの前にあるものを食べよ。この巻物を食べ、行ってイスラエルの家に告げよ。」
私が口を開けると、その方は私にその巻物を食べさせ、
そして言われた。「人の子よ。わたしがあなたに与えるこの巻物を食べ、それで腹を満たせ。」私がそれを食べると、それは口の中で密のように甘かった。
その方はまた、私に言われた。「人の子よ。さあ、イスラエルの家に行き、わたしのことばをもって彼らに語れ。
あなたは、難しい外国語を話す民ではなく、イスラエルの家に遣わされるのだ。
あなたを、そのことばを聞いても分からないような、難しい外国語を話す多くの民に遣わすのではない。もし、わたしがこれらの民にあなたを遣わしたのなら、彼らはあなたの言うことを聞いたであろう。
しかし、イスラエルの家はあなたの言うことを聞こうとはしない、彼らがわたしの言うこと聞こうとしないからだ。イスラエルの全家は額が硬く、心が頑なだからだ。
見よ。わたしはあなたの顔を、彼らの顔に合わせて硬くし、あなたの額を、彼らの額にあわせて硬くする。
わたしはあなたの額を、火打石よりも硬いダイヤモンドのようにする。彼らを恐れるな。彼らの顔におびえるな。彼らは反逆の家なのだから。」
その方は私に言われた「人の子よ。わたしがあならに告げるすべのことばをあなたの心に納め、あなたの耳で聞け。
さあ、捕囚になっているあなたの民のところへ行き、彼らの告げよ。彼らが聞いても、聞かなくても、「神である主はこう言われる」と彼らに言え。」(1~11)