石ころ

分かるまで聴き続ける(ルカ9章)




 イエスは弟子たちにこう言われた。
「このことばを、しっかりと耳に入れておきなさい。人の子は、いまに人々の手に渡されます。」
しかし、弟子たちは、このみことばが理解できなかった。このみことばの意味は、わからないように、彼らから隠されていたのである。また彼らは、このみことばについてイエスに尋ねるのを恐れた。(ルカ9:44~45)

 初めは不思議だと思った。イエスさまは十字架のことを話されながらも、「わからないように、隠されていた」とあるからである。その時、弟子たちは尋ねることさえできなかったのだ。
知ることには時があり、それに耐えられる成長が必要なのだ。

 来るべき日に備えてイエスさまは繰り返し語り聞かせられる。そのことは、ただイエスさまだけを頼りに付いて来たお弟子とって、受け入れる事がどれほど困難な事かをご存じだからである。

イエスさまは一人ひとりの弱さを最もよくご存じである。だからみことばを重ねてすべての必要を備えてくださる。ある時は避け所を、ある時は根拠を、ある時は切れ味の鋭い剣として・・。
その時はわからない言葉を聴き続ける大切さは此処にある。簡単に分かっては間違える言葉があるのだ。人に教えてもらった言葉では役に立たない時がある。

 丁寧に準備されたメッセージを、今は幾らでも聞く事ができる時代である。それはとても深い学びになることもあるし、何よりもイエスさまが語られる事に、大きな喜びを感じる。けれども、主に直接分かるまで聴き続けることが無ければ、自分の役割を果たす事は無いと思う。なぜなら、各器官として一人ひとりの役割は違っているからである。

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