昨日までの猛烈な暑さは辛かった・・。今日も午前中は蒸し暑くて、「あ~あ・・今日もか」と少しまいっていたが、雷鳴とともに降り出した雨が止む頃には、シルエットとなった部屋に涼しい風が吹き込んできた。
「ご褒美だ」と独り言をいってハッとした。一体何の褒美なんだと・・、確かに主にほめられることなど何も無いことは、自分が一番良く知っている。でも、「生きていたじゃない」と口を衝いて出た。
それは在ると思った。主はそう言うお方だから・・。
忍耐の中で生かしてくださっていても、生きているだけでも喜んでくださっていたと、知ったことがある。苦しみの中で、ただ生きていただけで長らえた命を、評価してくださるお方と知っている。
御手を延べて助け出し、十字架の血潮に洗ってきよめ、暗黒の経験をワクチンのように用いて、世への抵抗力として、みこころを行う力としてくださる。
一方的に祝福して、感謝と喜びの中で、主をしっかりと仰ぎつつ生きる者としてくださる。それは、憐みによるいのちのプレゼントである。
鬼百合の明るさが好きにわか雨