石ころ

神の言葉は非常に重い⑫(ヨブ記)

 

主は嵐の中からヨブに答えられた。
知識もなしに言い分を述べて、
摂理を暗くするこの者はだれか。(38:1~2)

 

神さまがヨブのすべての言葉を聞いていて「答えて」くださる光栄!
それは、ヨブが切に求めた御声である。他の誰にでもなくヨブに天地創造の主であることを話してくださる。

御声を聴いたときは、すべての理屈を捨ててひれ伏し、喜びに胸を振るわせて聴き入るだろう。そう、神の摂理をわきまえぬヨブのために、天地の神が教えてくださる。それはなんと贅沢な個人授業であろう。

 

さあ、あなたは勇士のように腰に帯を締めよ。
わたしはあなたに尋ねる。わたしに示せ。

わたしが地の基を定めたとき、
あなたはどこにいたのか。
分かっているなら、告げてみよ。

あなたは知っているはずだ。
だれがその大きさを定め、
だれがその上に測り縄を張ったかを。

その台座は何の上にはめ込まれたのかを。
あるいは、その要の石はだれが据えたのか。

明けの星々がともに喜び歌い、
神の子たちがみな喜び叫んだときに。

 

海が噴き出て、胎内から流れ出たとき、
だれが戸でこれを閉じ込めたのか。

そのとき、わたしは雲をその衣とし、
暗黒をその産着とした。

わたしは、これを区切って境を定め、
かんぬきと戸を設けて、

言った。「ここまでは来てもよい。
しかし、これ以上はいけない。
おまえの高ぶる波はここでとどまれ」と。

あなたは生まれてこのかた、
朝に対して命令を下し、
暁に対してあるべき場所を指し示して、

これに地の縁をつかまらせ、
悪しき者をそこから振り落としたことがあるか。

地は押印された粘土のように姿を変え、
そこにあるものは王服のように彩られる。

その光は悪しき者から退けられ、
振り上げられた腕は折られる。

 

あなたは海の源まで行ったことがあるか。
深淵の奥底を歩き回ったことがあるか。

死の門があなたに現れたことがあるか。
死の陰の門を見たことがあるか。

地の広さを見極めたことがあるか。
そのすべてを知っているなら、告げてみよ。

光の住むところへの道はどこか。
闇のあるその場所はどこか。

光をその国境まで連れて行くというのか。
闇の家に至る通りを見分けるというのか。

あなたは良く知っているはずだ。
そのとき、あなたは生まれていて、
あなたの日数は多いのだから。

 

あなたは雪の倉に入ったことがあるか。
雹の倉を見たことがあるか。

これらは、わたしがとどめているのだ。
苦難の時のため、争いと戦の日のために。

光がわかれる道はどこか。
東風が地の上で分かれ広がる道は。

だれが、大水のために水路を、
稲光のために道を切り開き、

人のいない地、人間のいない荒野に
雨を降らせ、

荒れ果てた廃墟の地を満ち足らせ、
それに若草を生えさせるのか。

雨に父があるのか。
露のしずくはだれが生んだのか。

氷は誰の胎から出てきたのか。
空の白い霜はだれが生んだのか。

水は姿を変えて石のようになり、
深い深淵の面は凍る。

 

あなたはスバルの鎖を結ぶことができるのか。
オリオン座の綱を解くことができるか。

あなたは十二宮をその時にかなって、
引き出すことができるか。
牡牛座をその子の星とともに
導くことができるか。

あなたは天の掟を知っているか。
地にその法則を立てることができるか。

あなたの声を密雲にまであげ、
みなぎる水に
あなたをおおわせることができるか。

あなたは稲妻を向こうに行かせ、
あなたに向かって「私たちはここです」と
言わせることができるか。

だれが、隠されたところに知恵を置いたのか。
だれが、秘められたところに悟りを与えたのか。

だれが知恵をもって、
雨雲を数えることができるか。
だれが、天の水袋を傾けることができるか。

土が溶け合って塊となり、
土くれが硬く固まるときに。

 

あなたは雌獅子のために獲物を狩り
若獅子の食欲を満たすことができるか。

それらが洞穴に伏し、
茂みの中で待ち伏せしているときに。

鳥に餌を備えるのはだれか。
烏の子が神に向かって鳴き叫び、
食物がなくてさまようときに。新改訳2017


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