この後、私は見た。四人の御使いが地の四隅に立って、地の四方の風を堅く押さえ、地にも海にもどんな木にも、吹きつけないようにしていた。
また私は見た。もうひとりの御使いが、生ける神の印を持って、日の出るほうから上って来た。彼は、地をも海をもそこなう権威を与えられた四人の御使いたちに、大声で叫んで言った。
「私たちが神のしもべたちの額に印を押してしまうまで、地にも海にも木にも害を与えてはいけない。」(1~3)
今も御使いは、地の四方を抑えて荒れ狂う風を留めている。神はご自分のものを守られる。神のものとされることほどの安全はない。
どれほど堅固な建物を建てるよりも、どれほど高額な保険を掛けるよりも、キリストに逃げ込むほどの安全対策はない。それは永遠に至るいのちの保証付きだから・・、
よく計算しなさいと黙示録は教えている。
それから私が、印を押された人々の数を聞くと、イスラエルの子孫のあらゆる部族の者が印を押されていて、十四万四千人であった。(4)
神の選びによるイスラエルは、キリストを拒絶しなかった人々14万4千人を選び分けられていた。神はイスラエルへの救いという初の約束を守られる。彼らには神のものという印が押され、それは永遠のいのちのしるしである。
その後、私は見た。見よ。あらゆる国民、部族、民族、国語のうちから、だれにも数えきれぬほどの大ぜいの群衆が、白い衣を着、しゅろの枝を手に持って、御座と小羊との前に立っていた。(9)
あらゆる国民とある。イスラエルも異邦人も一つとなった大群衆が、キリストの血に洗われた義の白い衣を着て、彼らは皆からだを持って、神とキリストの前に立っていた。これが天の正装である。
神の選びによる真のキリスト者は、決して少数ではなく大群衆であることを、地上で苦闘している時に黙示録から知ることは、大きな励ましとなる。
彼らは、大声で叫んで言った。「救いは、御座にある私たちの神にあり、小羊にある。」
御使いたちはみな、御座と長老たちと四つの生き物との回りに立っていたが、彼らも御座の前にひれ伏し、神を拝して、
言った。「アーメン。賛美と栄光と知恵と感謝と誉れと力と勢いが、永遠に私たちの神にあるように。アーメン。」(10~12)
救われて御座に在る者には、神をほめたたえる喜びの賛美が尽きることはない。御前に置かれる恵みと、主を拝する感動は、何時までもいつまでも轟くばかりの賛美となろう。
幸いなことよ。あなたが選び、近寄せられた人、あなたの大庭に住むその人は。私たちは、あなたの家、あなたの聖なる宮の良いもので満ち足りるでしょう。(詩65:4)