石ころ

わたしは主である(出エジプト6章)

 

モーセは主のもとに戻り、そして言った。「主よ、なぜ、あなたはこの民をひどい目にあわせられるのですか。いったい、なぜあなたは私を遣わされたのですか。
私がファラオのところに行って、あなたの御名によって語って以来、彼はこの民を虐げています。それなのに、あなたは、あなたの民を一向に救い出そうとはなさいません。」(出エジプト5:22~23)

 

モーセもアロンもイスラエルの民も絶望し気落ちしている。そんな時に神はモーセの伝え方を責めることはない。神はご自分の選んだ者を終わりの日まで守られる。

 

神は私たちが不完全であることを初めからご存じである。神によって働き、時に不信仰によって倒れても、神により頼む者が真っ逆さまに倒れることはなく、みことばを繰り返して望みを満たしてくださる。
神はご真実ゆえに、私たちの如何によって御約束を覆すことは出来ないからである。

 

サタンは、今日、明日世を生きる言葉を語らせ、感情をくすぐって喜ばせたり、不安を掻き立てて依存させて虜にして行く。それらの言葉は何の根拠もない騙しごとである。サタンは嘘つきなのだ。

 

しかし、人は心地よい偽りを好むことがある。誰も真理を知りたいなどと思っていないのかも知れない・・。

 

しかし、神はイエス・キリストの十字架を通して、滅びることのない永遠のいのちをくださった。そこに初めに神に選ばれた者が居る。

ただ、永遠への思いを持つ者は多くは無く、慰めよりは真理を知りたいと願う者は少ない、此処はサタンの刈り入れの場である。

 

神は、私たちが現実を脇に置いて、みことばの交わりを求めるときに喜んでくださる。交わりには信頼があり、信頼は確かな希望となり、希望による力は神を待つことができるのである。その絆は待つ時間に比例している。

 

神は祝福を語り、昔も今も「今に分かる」と言われる。真っ直ぐにみことばを口で語り続けて、聖霊によって聴いたことばに留まるなら、神のわざを見るようになる。

 

主はモーセに言われた。「あなたには、わたしがファラオにしようとしていることが今に分かる。彼は強いられてこの民を去らせ、強いられてこの民を自分の国から追い出すからだ。」
神はモーセに語り、彼に仰せられた。「わたしは主である。」(1~2)

 

人には神に寄り添う霊だけではなく、感情に支配される魂や、思い通りにはならぬ体のゆえに悩みがある。そのすべてを神の御前に曝け出して、みことばを聴き続けるのは信頼しているからである。

 

神は愛ゆえに、みことばと現実の中に助けも用意して、弱さもみことばで癒やし励ましてくださる。聖霊はわずかなことにも喜ばせたり、笑わせたりして、良い時も悪い時もうちにいてくださる。


神は悪魔さえ用いてご自身が真実であることを教え、今も生きて働いていてくださることを見せてくださる。

 

それゆえ、イスラエルの子らに言え。「わたしは主である。わたしはあなたがたをエジプトの苦役から導き出す。あなたがたを重い労働から救い出し、伸ばされた腕と大いなるさばきによって贖う。
わたしはあなたがたを取ってわたしの民とし、わたしはあなたがたの神となる。あなたがたは、わたしがあなたがたの神、主であり、あなたがたをエジプトでの苦役から導き出す者であることを知る。」(6~7)

 

神は、すべての初めから終わりまでをすでに知っておられる。ゆえに語られた言葉は完了しているのだ。試練の時にも、人には未だ見えない祝福のゴールを話して喜ばせてくださるのである。

みことばを信じた者はそのとき望みに満たされ力を得る。今、味わっている嘆きや闇が明日も同じなのではない。主の訪れは時々刻々と近づいているのである。

 

私のたましいは夜回りが夜明けをまことに夜回りが夜明けを待つのにまさって主を待ちます。(詩130:6)

 

私たちの救いを完成してくださったキリストこそ、その日を待っていてくださるのである。今、私たちもキリストに在って同じ一つの望みの中で生きる。

 

キリストは、罪のために一つのいけにえを献げた後、永遠に神の右の座に着き、
あとは、敵がご自分の足台とされるのを待っておられます。
なぜなら、キリストは聖なるものとされる人々を、一つのささげ物によって永遠に完成されたからです。(へブル10:12~14)


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