石ころ

キリストに在る苦闘(コロサイ2章)

 

私が、あなたがたやラオディキアの人たちのために、そのほか私と直接顔を合わせたことがない人たちのために、どんなに苦闘しているか、知ってほしいと思います。
私が苦闘しているのは、この人たちが愛のうちに結び合わされて心に励ましを受け、さらに、理解することで豊かな全き確信に達し、神の奥義であるキリストを知るようになるためです。(1~2)

 

キリストを信じるようになった人たちが、キリストから出ている愛によって結び合わされ、互いにキリストによって励まされて、福音を全き確信に至るまで理解して、内におられれるキリストを経験するように。その願いのためにパウロの苦闘していた。

 

それは今も、先に救われた者の苦闘である。パウロとは程度の差はあっても、どうにか、あなたのうちに居られるキリストによって、生きて欲しいという願いをもって、日々自分の弱さと足りなさを覚えつつ、キリストに在る望みの中を行きつ戻りつしながら苦闘しているのだ。

 

このキリストのうちに、知恵と知識の宝がすべて隠されています。
私がこう言うのは、まことしやかな議論によって、だれもあなたがたを惑わすことのないようにするためです。(3~4)

 

それらの悩みには、人の努力や手段を模索する議論は無意味であり、議論を重ねて満足しそれを誇ることになるからである。すべては必要はキリストに在り、私たちを導くための知恵と知識を持つ方は、すでにうちにいてくださるからである。
私たちの必要は議論ではなく、主にのみ信頼して御前に静まり、みことばを反芻しつつ聴きいることである。

 

寄り頼むべきは唯一キリスト。愛と忍耐をもって力ある御手をのべ、導くことのできる方に願うのである。苦闘はキリストに留まる時を勝ち取ることでもあり、聴いたみことばの望みに留まることでもある。

 

私は肉体においては離れていても、霊においてはあなたがたとともにいて、あなたがたの秩序と、キリストに対する堅い信仰を見て喜んでいます。(5)

 

キリスト者には体が一緒に居なくても、霊はいつも同じ御霊に結ばれて一つであり、聖霊に示されるままに祈り、願い、執り成し、健やかな成長を哀願しているのである。

それゆえ教会の成長を聞き、聖霊に導かれたメッセージを聴く時、その教会を見たことがなくても喜びに満たされるのだ。

 

このように、あなたがたは主キリスト・イエスを受け入れたのですから、キリストにあって歩みなさい。
キリストのうちに根ざし、建てられ、教えられたとおり信仰を堅くし、あふれるばかりに感謝しなさい。(6~7)

 

キリストに根差している者のすべての選択には、先立つみことばがあり、聖霊の備えの中を生きていて安全である。仮に思わぬことが起こっても、心の奥底には動じることのないキリストの平安が根を張っているのだ。

 

キリストによって人生が建て上げられて行く時は、霊は絶えず祈りの交わりの中に在って、すべてに感謝があふれていて、いよいよ主の御心に近しく導かれて行くようになる。

 

あの空しいだましごとの哲学によって、だれかの捕らわれの身にならないように、注意しなさい。それは人間の言い伝えによるもの、この世のもろもろの霊によるものであり、キリストによるものではありません。(8)

 

人の考えである哲学には、誰の目にも見えるように人間の権威が与えられる。
しかし、それが仮に聖書の一節を用いていても、人の考えという混ぜ物が入ったみことばには、聖霊の臨在はなく似て非なるものである。それはキリストのことばではなく、塵に過ぎない人の言葉だからである。

 

キリストのうちにこそ、神の満ち満ちたご性質が形をとって宿っています。
あなたがたは、キリストにあって満たされているのです。キリストはすべての支配と権威のかしらです。(9~10)

 

キリストに拠る成長は、うちなるキリストに浸され、霊の必要のすべてを満たされて成熟した者へと育てられて行く。日々、聖霊の導きによるみことばに親しむ中で・・。
そうしていつの間にか、キリストから出る支配と権威を世に現わして行くことになる。それは主になさることであり、キリスト者の従順に拠ることである。

 

 夜昼、寝たり起きたりしているうちに種は芽を出して育ちますが、どのようにしてそうなるのか、その人は知りません。(マルコ4:27)


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