石ころ

聖別する主②(レビ記21章)

 

 主はモーセにこう告げられた。
「アロンに告げよ。あなたの代々の子孫のうち、身に欠陥のある者はだれも、神のパンを献げるために近づいてはならない。(16~17)

祭司アロンの子孫のうち、身に欠陥のある者はだれも、主への食物のささげ物を献げようと近寄ってはならない。彼の身には欠陥があるから、神のパンを献げるために近寄ってはならない。」(21)

 

律法はこれら身に欠陥のある者のように不完全であった。戒めによっては、誰も神の聖さに至らない。
しかしこの時すでに主は、その子孫のために、完全な救いであるキリストを計画しておられた。ご真実な方だからである。

 

 「しかし神のパンは、最も聖なるものであっても、聖なるものであっても食べることが許される。(22)

 

ダビデが空腹の中で兵士たちと備えのパンを食べても打たれず、からだを守ることは許された。
今、みことばは信仰者を養い育てる神のパンである。それは、誰にでも価なく与えられており、信じる者にも、信じない者にも手にして読むことが許されている。人を裁く材料とすることも、上げ足を取る材料としても、直ちに死ぬことはない。

読んで信じた者には、永遠のいのちに至らせる救いの実を結び、信じない者には無益となる。学問としてすべてを暗記しても、キリストを信じず、神の憐みに感謝もせず、ただ知識を誇るだけなら、その誇りは死と共に終わり後に裁きが待っている。

 

 ただし、垂れ幕のところに行ってはならない。祭壇に近寄ってはならない。身に欠陥があるからである。彼はわたしの聖所を汚してはならない。わたしがそれらを聖別する主だからである。」
モーセはこのことを、アロンとその子らとすべてのイスラエルの子らに告げた。(23~24)

 

聖なる神と罪ある人を隔てていた神殿の幕は、キリストの十字架のあがないによって天から裂け、聖い神と、罪在る人を隔てた分厚い分厚い幕は取り除かれた。

神殿の幕が上から下まで真っ二つに裂けた。(マルコ15:38)

 

キリストの御救いに与った者は、誰でも何時でも出入りして、神の家族のお交わりが赦されるようになったのである。いや、今主は喜んでいてくださる。

三位一体の神が、キリスト者の霊のうちに住まわれ、近しい関係が24時間、365日、御許に召されるまで、みことばと祈りと賛美の交わりが赦されているのである。

 

 身の欠陥がある者も一見完全に見える者も、人はみな神の愛によって母の胎で組み立てられた神の作品である。

あなたこそ私の内臓を造り母の胎の内で私を組み立てられた方です。(詩篇139:13)

それぞれに神のみこころを行うために造られた者であり、弱さをもって生まれた者にはその弱さを用いるご計画があり、助けるために近しく居て下さる。

 

「わたしの恵みはあなたに十分である。わたしの力は弱さのうちに完全に現れるからである」と言われました。ですから私は、キリストの力が私をおおうために、むしろ大いに喜んで自分の弱さを誇りましょう。(Ⅱコリント12:9)

 

キリストは罪を経験されることはなかったが、私たちと同じ肉体の弱さを経験してくださり、疲れ果てて嵐の舟で眠り込まれたことがあり、病さえも経験されたとある。

大祭司は自分自身も弱さを身にまとっているので、無知で迷っている人々に優しく接することができます。(へブル5:2)

信仰の欠落は永遠の滅びをもたらせるが、からだの欠陥はみこころを行う妨げとはならない。また、主に仕えることにも何の支障も分け隔ても無いのである。知能において無知であることも、支障とはならないことが此処で分かる。みことばに逆らう理屈を持っていないからである。

 

神の命令を守る者は神のうちにとどまり、神もまた、その人のうちにとどまります。神が私たちのうちにとどまっておられることは、神が私たちに与えてくださった御霊によって分かります。(Ⅰヨハネ3:24)

神に信頼する者は神のうちに留まり、神が共にいてくださることを、あらゆる弱さの中で経験させてくださる。神の命令は神を愛し、キリストの御救いを喜び、生きることにおいて聖霊に信頼していることである。

 

神の命令を守ること、それが、神を愛することです。神の命令は重荷とはなりません。(Ⅰヨハネ5:3)

まことにそれは重荷ではなく、キリストの平安の中で生きて、人生の重荷も主の御愛を味わう時としてくださり、軽やかに歩ませて下さるのである。

 

律法は、弱さを持つ人間たちを大祭司に立てますが、律法の後から来た誓いのみことばは、永遠に完全な者とされた御子を立てるのです。(へブル7:28)


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