今年は時々人中に出て行かざるを得なくなったけれど、ずっと閉じこもり生活をしている者から見ても、横浜港の船の中に閉じ込められてある方々には同情してしまう。自由がないことほど苦しいことはないから。
自分から閉じこもっているのと、軟禁状態とでは全く違うことはよくわかる。それに病気の正確な情報がないことは怖いだろうなぁと思う。情報が無くては、先の段取りが考えられないだろう。それによって、解放されたとしても不安があるとも聞いた。
日本で犯罪者でもない人が軟禁状態に置かれて、情報も与えられないということが起こるなんて、想像もつかないことだった。
ただ、情報を与えようにも正確に伝えることができる、内容がつかめないのだろう。
今回のことで、誰にでも何の前触れもなく、突然自由を奪われるような事が有り得るのだと気づいた。
日々情報の洪水のような中に在っても、突然すべて遮断されてしまうようなことが起り、命の保証もないようなことが・・。
私はその時、聖書を一冊と筆記道具だけは持っていたいと心から願う。そうしたら静かに居ることもできるだろう。いや、少しはイライラするときもあるかも知れないけれど、確実に避け所を得るから。
出かける時も、重くても聖書は抱えているべきだとも思った。
どうか、一日も早く収束することができますようにと、祈りつつ・・。