石ころ

2020.2.10.

 

 今年は時々人中に出て行かざるを得なくなったけれど、ずっと閉じこもり生活をしている者から見ても、横浜港の船の中に閉じ込められてある方々には同情してしまう。自由がないことほど苦しいことはないから。

 

自分から閉じこもっているのと、軟禁状態とでは全く違うことはよくわかる。それに病気の正確な情報がないことは怖いだろうなぁと思う。情報が無くては、先の段取りが考えられないだろう。それによって、解放されたとしても不安があるとも聞いた。

 

 日本で犯罪者でもない人が軟禁状態に置かれて、情報も与えられないということが起こるなんて、想像もつかないことだった。
ただ、情報を与えようにも正確に伝えることができる、内容がつかめないのだろう。

 

今回のことで、誰にでも何の前触れもなく、突然自由を奪われるような事が有り得るのだと気づいた。
日々情報の洪水のような中に在っても、突然すべて遮断されてしまうようなことが起り、命の保証もないようなことが・・。

 

 私はその時、聖書を一冊と筆記道具だけは持っていたいと心から願う。そうしたら静かに居ることもできるだろう。いや、少しはイライラするときもあるかも知れないけれど、確実に避け所を得るから。
出かける時も、重くても聖書は抱えているべきだとも思った。

どうか、一日も早く収束することができますようにと、祈りつつ・・。


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コメント一覧

bachan-no-1
デ某さんコメント感謝します

私は法律のことはわからないのですが、
ゴーンさんのなりふり構わず、変装からマジシャンもどきの脱出など、
やりたいことをやる生き方に、不謹慎ですがマスコミなどの飯のタネとなり、
楽しまれた方も・・、一つの会社内のことですし・・
ガチガチに硬直した会社に、あの手法が持ち込まれて改革となったのかな・・なんて。

確かに、法が決して平等ではないとわかりました。
こういうことが降りかかった時、私はせいぜいボケたふりして、いや、
事実ボケているかもしれないけれど・・天国に逃げます。
すみません、こんなことしか考えてなくて・・。
デ某
 軟禁と拘禁...鉄格子とか鍵とかの有無ぐらいで、「自由が制限される」点ではどちらも同じですね。

 レバノンに逃亡したゴーンさん。金力・権力にあかした逃亡には同意できませんが、日本の刑事司法とりわけ人権、人身拘束に対するゴーンさんの主張は「尤も!」だと思いました。
 性暴力容疑で逮捕状が出されながら上からの圧力で逮捕されなかった元TBS記者。カジノなどIR汚職容疑で起訴された衆院議員の早々の保釈。その一方、森友学園の籠池元理事長夫妻は一年にわたり保釈されませんでした。
 基本は「推定無罪」です。法律知識のない人を拘束、弁護士の立会を認めず、法律知識と強権をフルに発揮できる警察・検察が長時間の取調べを行う...理不尽きわまります。

 またゴーンさん逃亡で「犯罪者引渡」条約の現状を知りました。条約があるのは韓国と米国のみで、死刑制度が条約を結ぶ上のネックになっています。いずれ処刑する囚人を長期にわたり拘禁する理不尽、そもそも国家が人の命を奪う法律があることの理不尽をこの機にしっかり考えなければならないと思いました。
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