石ころ

絶えず祈りなさい(Ⅰテサロニケ5章)

 

主の日が夜中の盗人のように来るということは、あなたがた自身がよく承知しているからです。
しかし、私たちは昼の者なので、信仰と愛を胸当てとして着け、救いの望みをかぶととしてかぶって、慎み深くしていましょう。(2.8)

 

主の日、携挙を待つキリスト者は、信仰と愛の胸当てを、昼も夜も身に着けて、キリストから流れ来る、愛に望みを持って備えている。それは身を程よく縛って、慎みを躾けるものとなる。

 

神は、私たちが御怒りに会うようにお定めになったのではなく、主イエス・キリストにあって救いを得るようにお定めになったからです。
主が私たちのために死んでくださったのは、私たちが、目ざめていても、眠っていても、主とともに生きるためです。(9~10)

 

今、うちに居られる主と共に生きる日々には、すべての問題にも深い平安があり、確かな望みに満たされている。それは救いの完成を見る栄光の望みである。

 

いつも喜んでいなさい。(16)

喜びは、主とともに生きていることにある。キリストから流れ来て尽きることのない霊の喜びである。それは、霊に充満して魂を支配し、何をしている時でも、どんな状況にある時でも、心をひたひたと満たしている喜びなのだ。

 

絶えず祈りなさい。(17)

祈りは、キリストとの絶え間ない霊の交わりである。知性の祈りは時々であっても、声に出して賛美していなくても、霊、魂のうちには何時も賛美が流れており、霊は御前にひれ伏している。

 

それゆえ、主の呼ばれる御声を聞いたなら、即座に「アーメン」と立ちあがり、それまでの仕事も、楽しんでいた遊びもみな忘れ去って駆けて行くだろう。このことは携挙の時には必須条件となるから・・。

 

すべての事について、感謝しなさい。これが、キリスト・イエスにあって神があなたがたに望んでおられることです。(18)

 

キリスト者の何よりの感謝は、主のお交わりに置かれていることである。みことばを個人的に語り聴かせてくださる喜びである。その喜びの中に居ることを、神が望んでいてくださるとは、何という幸いだろう・・。

 

すべてのことを喜ぶことができるのは、今は見ていなくてもやがて見るようになる、未来の祝福の分まで嬉しいからである。
悲しみを抱えていても、後悔があっても、愛の足りない自分にがっかりしていても、未だみことばの成就を見ていない事柄においても、


逆転の主の勝利を幾度も経験しており、昨日も今日も変わらぬ主のご真実によって、勝利の日を待つだけの今日は、すでに感謝と喜びなのである。

 

御霊を消してはなりません。(19)

御霊を消すのは、目先のことに囚われて、みことばに盲目になってしまうからである。十字架によって、永遠に輝く主の栄光を知っていながら、それを知らない者のように、手に触れ、肉の目で見えるものだけを頼りして、聖霊の導きに拠るみことばを無視して、自身を主に託さないからである。

 

預言をないがしろにしてはいけません。(20)

聖霊の導かれるみことばを聴きながら、自身にも人にも語り聞かせず、沈黙することは預言をないがしろにすることである。ご真実な主は、日々みことばを語って警告を与え、明日のための備えを導いておられるからである。

 

すべてのことを見分けて、ほんとうに良いものを堅く守りなさい。(21)
 
キリスト者にとってほんとうに良いものとは、主とのお交わりの座である。そこで聴くみことばであり、それは私たちが同意する時、何ものにも決して奪われることのないように、主が守ってくださる場所である。私たちが堅く守り見張るものとは、みことばを愛する心である。

 

 悪はどんな悪でも避けなさい。(22)

キリスト者の最大の悪は神のことばの無視である。それは自分自身の中で、キリストを殺す行為だからである。キリストがうちに居られるとき、光は闇を駆逐して悪に身を置くことが出来ないのだ。

 

平和の神ご自身が、あなたがたを全く聖なるものとしてくださいますように。主イエス・キリストの来臨のとき、責められるところのないように、あなたがたの霊、たましい、からだが完全に守られますように。
あなたがたを召された方は真実ですから、きっとそのことをしてくださいます。(23~24)

 

忘れもしないみことば。教会を訪れて間もない私に、女性宣教師が聖書を開かせて読ませてくださった箇所である。その時初めて、神のご真実に触れてみことばに安息した。それからは、主は数えきれないほどのご真実を見せてくださった。
今も主の日の確信は此処に在る。


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