バスターミナルなブログ

全国のバスターミナルやバス旅の紹介(※ブログ内のデータは原則として撮影時のものです)

マルケーバスセンター

2019年09月26日 | 甲信越


新潟県上越市に位置する、マルケーバスセンターです。頚城自動車と共同運行事業者のバスが発着します。



マルケーバスセンターは頚城自動車グループの本社やバス営業所の最寄り停留所です。



「マルケーバスセンター」のバスポール。

「〇」と「K」でデザインされた社章から、頚城自動車は「マルケー」の愛称で親しまれています。

「地元の人は「頚城自動車」なんて堅苦しい言い方はせずに「マルケーさん」で通じるんだよ」・・・なんて、上越出身の知人に教えて頂きました(^^)



バスの待合室です。



待合室にはトイレがあります。



訪問した日は定休日でしたが、旅行センターが併設されていました。



待合室からのりばを見たところ・・・



2019年8月現在の時刻表です。



グループの「マルケータクシー」呼び出し電話がありました。



外には、駐輪場もあるので、サイクル&ライドも可能です。



バスの発着は、公道のみです。構内からの乗車は出来ません。

待合室前のバス停からは、直江津方面のバスが発着します。車庫から富岡線、高田駅前行きが出庫してきました。
(地図的に高田方向は逆方向ですが、一旦、直江津の街を経由してから高田へ向かう系統です)



高田方面や直江津を離れる高速バスのバス停は道路を挟んだ反対側です。



こちらが高田方面のバスのりばです。



最後に、車庫の様子。

マルケーバスセンターは、幹線道路沿いのバスの営業所でした。



<撮影2019年8月>

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鵜の浜

2019年09月08日 | 甲信越


新潟県上越市に位置する、鵜の浜です。頚城自動車が発着します。



鵜の浜は、鵜の浜温泉地区のバスターミナルです。

昭和30年代初期に企業が石油の採掘を行ったところ、石油ではなく、良質な温泉が噴出したのが鵜の浜温泉の始まりです。日本海に面する広い砂浜と水質のよい海水浴場も相まって、人気の高いリゾート地として、古くから親しまれています。



鵜の浜のターミナルは、駐車場の一角をバスの待機場として使用しています。



バス待機場のすぐ裏側が砂浜。海に近いターミナルです。



バスは、主に「上越妙高駅・直江津駅~鵜の浜」と「鵜の浜~柿崎駅」の2系統が発着します。

関東からですと、北陸新幹線を利用して上越妙高駅でバスに乗り換えれば、1回乗り換えで鵜の浜温泉にたどり着けます。また、2つのバス路線を鵜の浜で乗り継げば、柿崎駅~直江津駅・上越妙高駅間がバスで繋がるのでバス旅にも使えます。(系統分割以前は、直江津~柿崎駅を直通していたそうです)



待合所。



中にはベンチが並びます。



2019年8月現在のバス時刻表。

「上越妙高駅・直江津駅~鵜の浜間」を運行する「上越大通り線」は、頚城自動車の路線の中でも主力路線に位置付けられ、鵜の浜では平日で15往復、土休日でも12往復が発着し、頚城自動車最大の運行本数を誇ります。



上越妙高駅行きが待機場から出てきました。



発車しました。直江津駅までは約30分、上越妙高駅までは約70分の道のりです。



バスターミナルの裏側には、砂浜が続いています。



水質は、最高のAAクラス。海水浴にはもってこいです。



海岸には海の家も並んでいます。鵜の浜は、多くの日本人がイメージするような、昔ながらの夏の思い出を作れる場所でした。(※画像だと人の少ないビーチの見えますが、人のいない方向を撮影したためです)



最後に、今回、私が鵜の浜まで乗車したバスです。



富士+LT、前後ドアの組み合わせ。いかにもマルケーさんらしいバスでした(^^)



<撮影2019年8月>

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扇沢駅 その1

2019年04月14日 | 甲信越


長野県大町市にある、扇沢駅です。

長野県と富山県とを結ぶ「立山黒部アルペンルート」の県境部分を担当する、「関電トンネルトロリーバス」(扇沢駅~黒部ダム駅間)の長野県側のターミナルです。2018年11月をもってトロリーバスは廃止となり、2019年から電気バスへと交代をする事になりました。

今回は、トロリーバス最後の扇沢駅を紹介します。



アルペンルートの長野県側最後の入口に位置する扇沢駅。

これより黒部方向へは、一般のマイカーやバスでは入れません。山に入るには扇沢駅でトロリーバスに乗り換える必要があります。



駅舎は3階建てです。乗合バスの発着が1階、トロリーバスの発着が3階です。



信濃大町駅(JR大糸線)からの乗客を乗せたバス(アルピコ交通)が、降車停留所に到着しました。



バスを降りると、目の前にあるのがトロリーバスのきっぷうりばです。



早朝に訪れたので、まだ窓口が開いていませんが、ここで乗車券を購入します。黒部ダム駅までは大人片道1540円、往復だと2570円です。ちなみにアルペンルートを越えて立山駅までは8290円、電鉄富山駅までだと9490円かかります。



乗車券を購入した乗客は、トロリーバスに乗車するため、改札のある2階へと移動します。

2階の紹介は後述する事にして、しばらくは1階の紹介を続けます。



駅前に広がる駐車場。

周囲に集落などはなく、トロリーバスに乗り換える事を目的とした駅とわかります。繁忙期にはここがマイカーで満杯になるのでしょう。



早朝の扇沢駅に、北アルプス観光バスの貸切車が到着しました。どうやら、アルペンルートで働く方の職員輸送バスだったようです。



表示器には関西電力の社章が描かれていました。

昭和26年から変わらぬ社章は、ボルト(V)とアンペア(A)を表現しているそうです。



職員輸送バスはもう1台いて、こちらは通行禁止のゲート方向へ進んでいきました。



その後、架線柱が立つトロリーバスの線路を登り、関電トンネルへと向かいました。

車内にはヘルメットを被った方々が乗車されていた事から、関電トンネル、黒部ダム、黒部トンネル(一般通行不可)を経由して、黒部川第四発電所方面に向かったものと思われます。



扇沢駅を発車するバスの乗車停留所は、こちら側です。



トロリーバスから降りた乗客が階段を降りると、乗合バスの乗車場所になるよう動線が出来ていました。



バスきっぷうりば。



ここから発車するバスは、信濃大町駅行きと、長野駅行き「雷鳥ライナー」です。繁忙期には新宿や白馬、高山へも運行があります。



発車を待つ、長野駅行き「雷鳥ライナー」(アルピコ交通)と、信濃大町駅行き(北アルプス観光)。

東京方面へは、松本へ南下するよりも、長野へ出て北陸新幹線を経由した方が早く到着するケースが多いようです。



ここからは2階の様子を紹介します。



2階はトロリーバスの改札口のあるところです。

乗車改札は、トロリーバス発車の約7分前から始まります。



土産物店。



この日は閉まっていましたが、土産物店は複数ありました。



待合所。



レストラン「扇沢レストハウス」。



ここの黒部ダムカレーは、ダムカレーの元祖とも言える逸品です。

昭和40年代初頭に「アーチカレー」として販売され、味や形状を今に継承しています。

シンプルな歴史あるダムカレーを食べたければ、ここがオススメです。



改札を通過して3階への階段を上がると、トロリーバスのホームです。

それではホームへと参りましょう。

その2へ続く

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扇沢駅 その2

2019年04月14日 | 甲信越
その1からの続き



階段を上ると、いよいよトロリーバスとご対面。



黒部ダム駅行きの乗車ホームです。



乗車ホームは10番線まであります。



1番線はカーブを曲がった先にありました。

赤色に灯る出発信号機の姿も見えます。トロリーバスは乗合バスではなく、無軌条電車と位置づけられ、鉄道(軌道)の法律で運行しています。



黒部ダム行き、まもなく発車です。



扇沢駅を発車したトロリーバス。



発車後は、いきなり90パーミル級のこう配を登っていきます。

黒部ダム駅までは6.1km。約16分の道のりです。



こちらは山を下ってきたトロリーバスが到着する降車ホーム。



乗車ホームと同様に、長い有効長を持ちます。

平成6年に発行された「日本のトロリーバス」(吉川文夫:電気車研究会)によると、昔は最大12両の車両郡で運行が可能だったそうです。但し、行き違いを行わないので運転間隔が開いてしまう問題があり、平成元年から8両と7両の車両郡で、トンネル内で行き違いをする方式にしました。



降車ホームの横には、車庫があります。

車庫には架線が引かれていませんが、トロリーポール(パンタグラフに相当)を下しても、ある程度はバッテリーで走行出来るので問題はないそうです。



屋根付きの車庫には、営業についていないトロリーバスが休んでいました。(屋根付き車庫の中には充電用の架線が引かれているようです)



降車を終えたバスはぐるりと転回して・・・



乗車ホームへと戻ります。



「関電トンネルトロリーバス」が廃止になると、明るい場所でトロリーバスの設備が見られなくなるので、車両の細部も撮影してきました。

トロリーポールはプラスとマイナスの2本が設置されています。電車だとマイナス側はレールを通じて変電所に帰りますが、トロリーバスではレールがなく、ゴムタイヤを履いているので、このように架線設備が2本の形態になります。先端が回転するU字型のスライダーで、架線に追従しながら集電を行います。



トロリーポールの先端から紐で繋がっている円盤のようなものは「トロリーレトリバー」といい、上昇方向に力の働くトロリーポールを引っ張る役目をします。万が一にもトロリーポールが架線から外れて急上昇すると、それを感知したレトリバーがトロリーポールを降下させ、短絡事故を防ぐ仕組みです。



ドアの下に付いている鉄球は、ドアが開くと地面に接地してアースの役目を担います。



車庫内にはトロリーバスに代わり、2019年から運行を開始する電気バス(EVバス)が駐車していました。



電気バスとして使用するために、日野ブルーリボンからエンジンを外し、モーターとバッテリーを付ける改造を行いました。技術の進歩によって、電池の性能向上や充電器の高速化が行われ、実用的にバッテリーだけで本線を走行できるようになりました。

1往復ごとに扇沢駅でパンタグラフを上昇させ、約10分間の超急速充電を行い、営業運行する予定です。



電気バスのボディは白色になりましたが、4本の黒帯が入るデザインはトロリーバスから引き継がれました。

どうして黒帯が4本なのかは、、、、わかりますか。

く・ろ・よ・ん



既に、地上側設備の工事が行われていました。

乗車ホームに設けられたパンタグラフ式充電装置。パンタグラフを白色の充電器に接触させて停車中に充電します。



充電器のアップ。

位置合わせに苦労しそうな気もしますが、実際のところはどうなのでしょうか。海外においては、既にマレーシアで実証事業が行われているそうです。



役目を終えたトロリーバスと、それを引き継ぐ電気バスの並び。



2018年11月30日を最後に「関電トンネルトロリーバス」は廃止となりました。

1964年(昭和34年)からトンネルを走り続けて54年間。これまでお疲れ様でした。今回の廃止により、日本のトロリーバスは「立山黒部アルペンルート」の「立山トンネルトロリーバス」のみとなります。

電気バスが運行を開始するのは、アルペンルートが開通する2019年4月15日です。扇沢駅を始め、設備がどのようになったのか興味が尽きません。



<撮影2018年11月>

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JRバス小諸支店前

2018年06月11日 | 甲信越


長野県小諸市にある、JRバス小諸支店前です。



2018年6月1日に「JRバス関東・小諸支店」が、小諸市内の紺屋町から与良町へ移転をしました。

完成したばかりの新しい営業所です。



構内の様子。(公道より撮影)



裏側に回ってみました。



旧小諸支店よりも、約1.5倍大きくなったそうです。



しなの鉄道とJR小海線の線路横に位置するので、もしかしたら列車の車窓から見られるかもしれません。(見上げる形になりますが)



再び正面側へ移動しました。

小諸支店前の国道上には、バスの停留所が設けられています。

停留所名は「JRバス小諸支店前」。



2018年6月現在の時刻表。

ここを発着するバスは、高速バス「新宿~佐久・小諸線」(バスタ新宿~小諸駅間)と、一般路線バス「高峰高原線」(佐久平駅~高峰温泉間(冬季はアサマ2000スキー場))の2路線です。



バスタ新宿行きの高速バスがやって来ました。



JRバス小諸支店前に停車する高速バス。地元の方が乗車していきました。



新宿までは約3時間の道のりです。



JRバス小諸支店前には、予約専用の駐車場があります。



予約専用なので、満車で駐車スペースがないという心配をしないですみそうです。

ちなみに料金は1日あたり400円との事でした。



さて、ここからは5月31日に役目を終えた、紺屋町にある旧小諸支店の画像です。



玄関。もう使用されていないようです。



洗車機。



国鉄時代からの歴史ある営業所でした。坂の途中にあり、ここを登ってくるバスを一度見てみたかったです。



↑新小諸支店



↑旧小諸支店

<撮影2018年6月>
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伊那バスターミナル

2017年12月09日 | 甲信越


長野県伊那市にある、伊那バスの伊那バスターミナルです。

新築工事が完成し、2017年12月7日より、新しいターミナルがオープンしました。



新ターミナルの全景です。

以前は中央にターミナルの建物があり、バスがその周囲を反時計回りに走行していましたが、新ターミナルでは画像左側の伊那市駅側に建物が配置され、時計回りに走行します。



建物側には、1~4番のりばの4バースがあります。



1番と2番は、一般路線バスやコミュニティバスが発着します。



3番と4番は、都市間高速バスが発着します。画像は新宿行きの伊那バス。



ターミナルの奥から見た全景です。



建物と反対側にあるのは5番のりば。

撮影時は、名古屋方面からの高速バス降車場所に使われていました。



タクシーのりば。



直通電話でタクシーを呼べるシステムになっています。



ターミナル前の道路にも停留所があります。

一般路線バスの伊那バス本社前行きと、新宿からの駒ヶ根バスターミナル行き(降車専用)が発着していました。



ターミナル奥には、短時間駐車に使える乗車券購入者・送迎者専用の駐車場があります。



駐車場の案内。

高速バス利用者は、付近の再開発ビル「いなっせ」の駐車場を割引料金で使う事が出来ます。



伊那バスターミナルを象徴するものに、ずらりと並んだ広告看板が前ターミナル時代からあります。新ターミナルでも同様に引き継がれていました。



ここからは建物の中を紹介します。



ゆったりとバスを待てる待合室。



乗車券の発売窓口。



本日の空席案内。



待合所のディスプレーは3面。

高速道路情報、地元CATV、広告などが配信されています。



「Free Wi-Fi」の案内。



待合室の一角に設けられたコインロッカー(撮影時は調整中でした)



トイレはバリアフリーにも対応。



建物内には、軽食喫茶と売店の店舗「ここい~な」が入居しています。



私が訪問した時のメニューは、ドリンク、スープ、おにぎり、サンドウィッチでした。



せっかくなので、コーヒーでマッタリ・・・。

持ち帰りも出来るので、コーヒーを買って高速バス車内で楽しむ…なんて使い方も出来そうです。



地元のお土産もたくさんあります。(私はジャムを買って帰りました(^^))



地元の方々の交通の拠点として…



ビジネスや観光の方々の玄関口として…

伊那市を代表する立派なターミナルが完成しました。



新しい伊那バスターミナル、オープンおめでとうございます。

(開業してすぐに訪れたので、ターミナル中が花いっぱいでした)



<撮影2017年12月>
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山中湖旭日丘

2017年11月27日 | 甲信越


山梨県南都留郡にある富士急行のバスターミナル、山中湖旭日丘です。富士急行と共同運行事業者が発着します。



旭日丘は、富士五湖の一つ、山中湖の南側湖畔に位置します。

この一帯には、富士急行の前身、富士山麓電気鉄道が開発した別荘地が広がります。



雲の上にそびえる富士山の旭光の美しさから、この地が旭日丘と名付けられました。



バスターミナルは「森の駅 旭日丘」という名称で、商業施設と組み合わせた複合施設になっています。

2006年8月から供用を開始しており、2階部分がバスターミナルで、1階はお土産物店です。



お土産物店。



バスの発券窓口。



いかにも別荘地という雰囲気の森を走り、河口湖駅行きが旭日丘に到着しました。



バスターミナルに停車する河口湖駅行き。



高速バスも発着します。こちらは京王バス東の富士五湖線、新宿行き。



旭日丘は、山中湖の名物、水陸両用バス「KABABUS」のターミナルでもあります。



1周約30分のコースで、森林と湖上を楽しむ事が出来ます。



こちらは御殿場方面の停留所。道路を挟んだ場所にあります。

旭日丘は山中湖の南側ターミナルであり、河口湖方面、御殿場方面、道志方面とのバス路線の結節点です。



さて、ここからは2006年8月まで使われていた、旧・旭日丘バスターミナルを紹介します。

旭日丘から停留所を1つ移動した、現在の山中湖ガーデン前付近にあります。



旧・旭日丘バスターミナル。

現在ではバスターミナル機能はありませんが、富士急行バスの待機場として使われています。



バスの乗降ホーム。



のりばの看板は目隠しされていますが、「高速バスのりば」「新宿方面」と読み取る事ができました。

室内には、出札窓口や、路線図が残されているのが見えます。



このバスターミナルの完成は1976年(昭和51年)。

中央自動車道の高井戸~調布間が開通し、首都高速道路4号線と繋がった年です。これにより、一般道で始まった「新宿~富士五湖線」が、全線高速道路を走れるようになりました。



ガラス面積の多い待合室。外の光がたくさん差し込みそうです。

現役時代は、多くの観光客がこの待合室を利用した事でしょう。

…さてさて、ここまで、現在の旭日丘バスターミナル、旧・旭日丘バスターミナルを紹介してきました。実は旭日丘地区には、もう一つバスターミナル跡が存在します。



さらに停留所を1つ進み、現在の京王リップル山中湖前に移動しました。



ここには、かつて京王帝都電鉄(現在の京王バス)のバスターミナルが設けられていました。

現在はバスターミナルの機能はありませんが、京王バスの待機場として使用されています。



京王と富士急行の共同運行である「新宿~富士五湖線」は、1996年(平成8年)まで相互乗り入れという形態でした。そのためか、山中湖、旭日丘地区のバスターミナルは富士急行と京王で別々の場所に設けられていました。それでも当時の大型時刻表を見ると、富士五湖線の山中湖(旭日丘)は一つしか表記されておらず、時刻表上では同列に扱われていたようです。(京王と富士急で100mも離れていません)

新宿のバスターミナルは、どちらも同じ西口だったのに、山中湖旭日丘のバスターミナルだけが別だったのは、なんとも不思議に思えます。この先は私の勝手な推測ですが、近隣に「京王リップル山中湖」という京王系の貸別荘が今も存在するあたり、京王も山中湖の開発を考えていたのかもしれません。もしも、京王相模原線が橋本から延伸されて、最終的に山中湖に到達したら、ここが山中湖の駅になったのでは?!、、、なんて、妄想のし過ぎですね(^^;



<撮影2014年4月・2017年11月>
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青木バスターミナル

2016年09月20日 | 甲信越


長野県小県郡、青木村にある、青木バスターミナルです。千曲バスと青木村の村営バスが発着します。



長野県の松本市と上田市を結ぶ、国道143号線。その中間、上田から約10kmの場所に位置する青木村です。



かつて、上田~青木間には、上田温泉電軌の青木線が路面電車として運行されていましたが、県道の借用の期限が切れた昭和13年に、経営困難から上田原~青木間が廃止となりました。現在の青木バスターミナルは、青木駅があった場所に設けられています。



私が訪れた2016年6月現在、上田~青木間の千曲バスは、日中60分間隔が確保されています。また、青木バスターミナルで、セミデマンド運行の村営バスに乗り継ぐ事も出来ます。



ターミナルの待合所です。



青木村の地図と観光案内。



待合所内の様子。



上田駅・下秋和車庫行きが発車しました。



上田温泉軌道の青木線は、廃止が戦前という事もあって、残されている写真や資料は多くありません。しかし、競合していた乗合バス(片山自動車)との競争は有名で、電車の直前を走る(ダイヤにない)バスを運行して乗客を集めたり、てぬぐいの配布サービスがあったりしたそうです。大正時代のエピソードです。



<撮影2016年6月>
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中央道下吉田 その1

2016年02月01日 | 甲信越


山梨県富士吉田市、中央自動車道富士吉田線にあるバスストップ、中央道下吉田です。



まずは下り線のバスストップから紹介します。新宿から河口湖行きの高速バスが到着しました。



降車を終えたバスは本線へと戻ります。



屋根のついた待合室があり、中には除雪用具が置かれていました。



私が訪れた2015年12月現在、中央道下吉田の停留所は下りが降車専用、上りが乗車専用となっています。



続いて、上り線側のバスストップに移動します。高速道路上の標識は「富士吉田」と表記されていました。



上り線の階段前には富士吉田市が設置したバス利用者の駐車場があり、パーク&ライドに対応。



階段を上ってみましょう。



中央道下吉田の上りバスストップです。



2015年12月現在の時刻表。



上り線にも屋根付きの待合室があります。

その2へ続く

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中央道下吉田 その2

2016年02月01日 | 甲信越
その1からの続き



さて、中央道下吉田のバスストップの近隣には、外国からの旅行者に有名な観光地があります。ほとんどの方が電車(富士急行線の下吉田駅)を利用していると思われますが、中央道下吉田からも行く事が出来るので紹介します。



バスを降車後、階段を下りて、右に進みます。



高速道路に沿って進みます。



高速道路の下にトンネルが見えたら、トンネルの中へ。



トンネルを出たら左折します。(右折すると上り線のバスストップに向かう事が出来ます)



再び高速道路に沿って進みます。



交差点に差しかかったら、道なりにそのまま進みます。



右手側に赤色の鳥居が見えてきました。ここが目的地の新倉山浅間公園の入り口。



バスを降りてから、ここまで12~15分くらいでしょうか。



最後は約400段の階段を汗かきながら登ります。(結構キツイです(^-^))



階段を登り切ると、富士吉田市の戦没者を慰霊する「忠霊塔」が現れます。



この「忠霊塔」の裏側に回ると、富士山と五重の塔を絡めた、いかにも”日本らしい風景”を撮る事が出来ます。



私がこの場所を知ったのは、牧野智弘さんの著書、「インバウンドの衝撃」を読んだ事がキッカケでした。



この景色が、外国人旅行客に大人気。

同書によると、最初にタイ人のカップルが、この景色をバックにした2人の写真をSNSにアップしたところ、瞬く間にタイ国内で広まり、日本観光の有名スポットになったそうです。私が訪れた日も、大勢の外国人旅行客が入れ替わり訪れていました。特徴的なのが、添乗員さんが引率した団体ではなく、皆さん、単独だったり、少人数のグループだったりと、旅行の行程を個人で手配している方ばかり。



でも、冬のお昼頃に訪問したせいか、ちょっと逆光気味なのが残念。



そんな訳で、後日改めて朝に撮影してきました。春になると桜が咲くので、一段と大勢の人で賑わうそうです。

「日本人は誰も気が付かなかったような場所が、いきなり観光地となって脚光を浴びる」
「訪日外国人が勝手に彼らの感性に合う場所を発見して、これを観光地化してしまう現象が日本の各地に発生している」
(インバウンドの衝撃から引用)

・・・「インバウンドのFIT化(訪日外国人旅行客の個人旅行化)」時代が訪れると言われています。インバウンドと聞くと、貸切バスで銀座や秋葉原に乗りつけて、いわゆる爆買いをする旅行者ばかりが思い浮かんでしまいますが、この場所を訪れて、外国人旅行客の個人旅行化は、確かに進んでいると肌で感じました。

高速バスの富士五湖線はいつも混雑しているので、これから新宿~中央道下吉田の区間乗車が増えても増収にはならないかもしれませんが、もしかしたら他の場所に、潜在的な観光地が眠っているのでは?新たに観光地を作る事が出来るのでは?高速バスと絡める事は出来ないか?・・・なんてインバウンドのFIT化を契機に、バスの利用者を増やせる選択肢が増えてくるかもしれません。



<撮影2015年12月>
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