バスターミナルなブログ

全国のバスターミナルやバス旅の紹介(※ブログ内のデータは原則として撮影時のものです)

今治バスセンター

2017年01月29日 | 四国


愛媛県今治市にある、今治バスセンターです。瀬戸内運輸、瀬戸内海交通が発着します。



今治の中心部、今治市役所。



市役所近くの大通りに、今治バスセンターはあります。



今治バスセンターの全景。



歩道に面した屋根付きのバスベイに、複数のバスのりばがありました。



のりばは全部で4か所。都市間高速バスは発着しません。一般路線と、しまなみ海道の島しょ部への路線が発着します。



各のりばにはベンチが設置されています。



1番のりばにバスが到着しました。



発車を待つ瀬戸内運輸。



しまなみ海道を渡り、大三島へと向かう瀬戸内海交通の急行便です。



道路を挟んで反対側には、各方面から今治に集まってくるバスのりばがあります。こちらは1バースのみです。



さて、「バスセンター」なんて、立派な名称が付けられていますが、実態は単なる道路沿いの停留所に過ぎませんでした。では、何故にバスセンターなのか。その答えは横の駐車場にありました。

今は駐車場として活用されているこの場所には、かつて百貨店が存在していました。1958年(昭和33年)、今治地区に大型百貨店「今治センター」が開業します。今治センターは、バスターミナルと1657平方mの売場面積を持つ百貨店で、今治の中心市街地をけん引する存在になりました。1974年(昭和47年)には、瀬戸内バスと高島屋がタッグを組み、「せとうち高島屋」(その後「今治高島屋」)となりますが、全国有数の大型店・スーパー激戦区だった今治において、競争の激化から、1984年(昭和59年)に、「今治高島屋」は閉店となります。

つまり、今治バスセンターは、かつて百貨店併設型のバスターミナルだった場所の名残りでした。



それでも、官庁街や繁華街に近い場所であることはかわりなく、今でも数多くのバスが発着する街のランドマークです。



<撮影2016年6月>
コメント (4)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

今治桟橋

2016年07月30日 | 四国


愛媛県今治市にある、今治桟橋です。瀬戸内運輸と、その共同運行事業者等が発着します。



バスのりばです。今治桟橋という停留所名からもわかるように、今治港のターミナル前に位置しています。



バス停には、屋根付きベンチが併設。



こちらはバスの到着スペースです。尾道からの「しまなみサイクルエクスプレス」と、松山からの「特急バス」が到着しました。



渋谷駅からの「パイレーツ号」。



しまなみ海道を渡り、大島や伯方島、大三島といった、芸予諸島・島しょ部への路線。

このように、今治桟橋では、一般路線バス、高速・特急バス、島しょ部への路線等を見ることが出来ます。



停留所の奥にあるのは、瀬戸内運輸の本社。



その隣に位置する、歴史を感じさせる建物は、今治港の港湾ビル。



港湾ビルには、船客やバスの待合所があります。中に入ってみましょう。



待合所には、営業を行っていない、瀬戸内運輸の窓口がありました。



旅客船やフェリーの窓口も営業を行っていません。



旅客船、フェリーの時刻表。(※2016年6月現在)

現在、窓口業務は、第2待合所で行っているようです。後で行ってみましょう。



待合所を出ると、桟橋にたどり着きます。バスを降りた乗客は、港湾ビルで手続きをして、ここから乗船する動線になっていたようです。



逆に、桟橋側から見た待合所の入口。船を降りた乗客が、バスに乗るために通る通路です。



港湾ビルを離れると、閉鎖された協和汽船のターミナルがありました。

今治と大島・下田水港を結ぶ航路でしたが、瀬戸内しまなみ海道の開業によって利用者が減少。2013年に運休となり、その後、廃止されています。

かつて、今治港は、愛媛県を代表する港でした。愛媛県と広島県に挟まれた芸予諸島の島々を結ぶ役割の他に、中国と四国を結ぶ、鉄道連絡船としての役割もありました。

瀬戸内運輸の歴史をたどると、前身は商船会社であり、食堂や浴室を備えた豪華客船が、今治~尾道間を結んでいました。尾道では山陽本線と鉄道連絡を行い、松山・今治~大阪・東京方面の重要な交通ルートに成長します。その後、山陽新幹線が開業すると、今治~尾道航路に代わり、今治~三原航路が主役に躍り出て、年間50万人以上の乗降を記録。しかし、本州四国連絡橋3ルート(神戸・鳴門ルート・児島・坂出ルート・尾道・今治ルート)が開業すると、人や物流の動きは大きく変貌します。現在では、今治~尾道間、今治~三原間を、直接結ぶ、旅客航路は廃止されて存在しません。



さて、先ほど案内所されていた第2待合所に到着しました。こちらの窓口は営業していて、利用者の姿もあります。



最盛期に比べて便数は少ないながらも、島しょ部への航路は今も現役。船を乗り継げば、三原や、尾道にも行く事が出来ます。バスで橋を渡り、船で戻るなんて、楽しみ方も出来るかもしれません。



長い間、海と陸とを繋いできた、今治桟橋ですが、港湾ビル前にバスが停車する姿は、まもなく見納めです。



2016年7月30日に、みなと再生事業の中心施設として「みなと交流センター」が完成。



港湾ビルの機能が移ると共に、バスターミナルも新たに整備され、8月1日から運用を開始する事になりました。



新しい、今治港。

「交通」の港だった今治桟橋は、「交流」の港へと変化を遂げようとしています。



<撮影2016年6月>

参考文献
バスジャパンハンドブック10 瀬戸内運輸
愛媛県史 地誌2(東予西部)

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

与島

2016年06月25日 | 四国


香川県坂出市、瀬戸内海に浮かぶ塩飽諸島の一つ、与島。

1988年の瀬戸大橋開業により、本州側の児島や、四国側の坂出と道がつながり、島内には瀬戸中央自動車道の与島パーキングエリアが設けられました。



そのパーキングエリア内にある、バスストップ「与島」です。琴参バスと下津井電鉄が乗り入れます。



バスストップの待合所。多数のベンチが並んでいます。



2015年10月現在の時刻表。瀬戸大橋を渡る一般路線バス「瀬戸大橋線」が発着します。



与島と坂出を結ぶ、四国側の琴参バス。(※一部便は櫃石島まで北上)



与島と児島を結ぶ、本州側の下津井電鉄。(※下津井電鉄は児島駅前方向のみ停車)

路線バスにおける、四国側、本州側の乗り継ぎとなる島ですが、乗り継ぎはこの場所ではなく、島内の瀬戸大橋FWで行われるのが一般的です。



1993年まで運行されていた、瀬戸大橋高速バスの名残も見られます。



瀬戸大橋高速バスは、瀬戸大橋を介して岡山~香川の都市を結ぶ高速バスでしたが、継続する事は出来ませんでした。平行する鉄道の利便性は高く、現在の岡山駅~四国4県間の高速バスを見ると、岡山駅と松山駅、高知駅、徳島駅を結ぶ高速バスはあるのに、岡山駅~高松駅間だけが、空白になっています。



与島BSの階段を降りると、島内へのゲートにたどり着きます。



一般車輌進入禁止を表す看板。自動車で島内に入れるのは、原則として島民のみ。ゲートを通行するには専用のカードが必要です。



与島の島内から琴参バスがやってきました。



専用カードを挿入すると・・・



ゲートが上がります。





バスは与島PAに入り、瀬戸中央自動車道で坂出市へと向かいました。



続いて、下津井電鉄も通過。児島駅へと向かいます。



現在は一般路線バスしか発着しませんが、都市間高速バスが発着していた開業ブームの頃は、島に上陸する旅行客で大賑わいだったのかもしれません。

<撮影2015年10月>

コメント (3)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

徳島駅

2011年05月19日 | 四国


徳島県、徳島市JR徳島駅前にあるバスターミナルです。名称が路線によって「徳島駅」であったり、「徳島駅前」であったりしますが、実際は同じ場所です。



バスターミナルは駅前ロータリーにあり、3つのホームが横並びします。左側からは「徳島市バス」、中央からは「徳島バス」と「小松島市バス」と「高速バス」、右側からは「高速バス」が発車します。



まずは左側、徳島市バスのホームです。高速路線はなく、一般路線のみです。



続いて中央のホームです。徳島バスと小松島市バスがメインに発車しますが、高速バスの発着もあります。3番のりばには高知県交通の「高知徳島エクスプレス号」が停車中。ホームには徳島バスや小松島市バスの案内所もあります。



5番のりばには南海バスの関西国際空港行きが停車中。徳島は明石海峡大橋の開通で関西と陸続きになり、高速バスが大発展した地域で、様々な高速バスを見る事ができます。



京阪バスの「あわひらかた号」です。徳島駅のバスターミナルは多くのバスが停車するためにバスポールから離れた場所にも停車ブースがあり、このような停車方もあります。



「とくしまCITY」の1階に入っている徳島バスグループのきっぷ売り場。



その「とくしまCITY」の前にある高速バスのりば。



なんば高速バスターミナル行きの阪神バス「サラダエクスプレス」が停車中。



徳島駅前高速バス待合所。



中にはベンチが並びます。乗車券の券売機と窓口もあります。



発車案内表示器。運行グループという表示が特徴で、似たような行き先でJR主体の路線と徳島バス主体の路線に分かれるためです。

例えば大阪へはJR主体の「阿波エクスプレス大阪号」がジェイアール四国バス、西日本JRバス、本四海峡バスの3社で運行するのに対し、徳島バス主体では徳島バスが「エディ」、阪急バスが「パールエクスプレス徳島」、南海バスが「サザンクロス」、阪神バスが「サラダエクスプレス」の4社運行であり、回数券や往復割引など、利用者がJR主体の路線か、徳島バス主体の路線かを判別する必要があるためです。

大阪だけでこんなに混乱するのに、神戸への路線もJR主体の路線と徳島バス主体の路線にわかれるのですから驚きます。



場所は変わって、JR徳島駅側にある「JR四国プラザ」。ジェイアール四国バスのきっぷ売り場です。



駅前正面に位置するのは高速バスの降車場。



そして最後にバスプールに停車しているバス達。

一般路線、高速路線、全て合わせて四国4県の中でも一番活気ある徳島駅のバスターミナルでした。



<撮影2010年5月>
コメント (3)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

高松駅前バスターミナル

2011年04月26日 | 四国


香川県高松市、JR高松駅前にある高松駅前バスターミナルです。
再開発が行われた地区「サンポート高松」に存在し、周辺には比較的新しい建物が存在しています。一般路線バスから高速バスまで多くのバスが発着し、とても賑やかな場所です。



駅前に設けられた高松駅前バス案内所。



中に入ると、乗車券売り場の窓口がありました。



高速バスの発車案内。



自動券売機もあります。



FOOTBUSの窓口は独立しています。



バスターミナルの案内図。下に赤色で書かれた現在地が高松駅前バス案内所の場所です。



バックに見えるのは、JR高松駅。



停車しているのは、ジェイアール四国バスの高知駅行き「黒潮エクスプレス」。



こちらは高松エクスプレスの なんば高速バスターミナル行き「たかなんフットバス」。



大川自動車の一般路線バス。



<撮影2010年5月>

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

松山市駅

2011年03月23日 | 四国


愛媛県松山市、伊予鉄道松山市駅にあるバスターミナルです。JRの松山駅とは離れていますが、こちら松山市駅の方が人の賑わいのある場所。伊予鉄道の駅舎と百貨店(伊予鉄高島屋)が一つのビルになっていて、バスターミナルは駅前ロータリーを囲うようにバス停が並んでいます。



バスの乗り場はアーケード構造。右側が駅ビルです。



ロータリーを挟んで駅ビルとは反対側。伊予鉄道の一般路線バスが並んでいます。



ロータリーの中央は路面電車の駅。新居浜行きの特急バス(伊予鉄道)が発車しました。



駅ビル側に戻りました。2番のりばは都市間高速バスの停留所です。ジェイアール四国バスの高松駅行き「坊ちゃんエクスプレス」が停車中。



4番のりばには宇和島行きの特急バス(宇和島バス)が停車中。「坊ちゃんエクスプレス」と並びました。



2番のりば(都市間バス)の前、駅ビル内にある「いよてつチケットセンター」。電車の定期券の他、高速バスの乗車券も購入できます。



窓口の他、待合室もあります。



駅ビルに入ると、電車のホームもすぐそこです。



<撮影2010年5月>
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

松山駅

2011年03月07日 | 四国


愛媛県松山市、JR松山駅前にあるバスターミナルです。駅舎のすぐ前にバス乗り場がありますが、ジェイアール四国バスの乗り場と、伊予鉄道の乗り場の2箇所に別れています。



こちらはジェイアール四国バスの乗り場。高知駅行きの「なんごくエクスプレス号」が停車中。ジェイアール四国バスの乗り場ですが、新尾道・福山への路線以外の伊予鉄道の高速バスもこちらから発車します。



大きな屋根が印象に残りました。看板にある落出は、松山高知急行線の終点。昔は高知まで繋がっていました。



縦にズラ~と長い時刻表。



すぐ前にある、高速バスチケット売り場。



窓口の様子。



こちらは伊予鉄道のバス乗り場。空港リムジンバスや新居浜への特急バスはこちらから発車します。



バスプール。一般路線バスから都市間高速バスまで停車しています。



<撮影2010年5月>
コメント (4)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

高知駅バスターミナル その1

2011年02月14日 | 四国


高知県高知市、JR高知駅にある高知駅バスターミナルです。JR高知駅の高架化に伴い駅北側に新設された新しいバスターミナル。高速バスや高知竜馬空港への空港連絡バス、一般路線バスがやってきます。



バスターミナルはロータリー式。左側がJR高知駅側です。



そのまま右に目線を動かすと、こんな感じです。高知竜馬空港への空港連絡バスが停車中。



高架化されたJR高知駅。ロータリーと駅の間にターミナルの建物があります。



JR高知駅側から、そのターミナルの建物を見ました。



建物の外壁に描かれた案内。このシルエットは坂本竜馬ですね!



中では有人の窓口があって、バスの乗車券を購入できます。



こちらはベンチ。



液晶表示の高速バス・空港連絡バス発車案内。



時刻表です。多くの高速バスが発着しています。

その2へ続く

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

高知駅バスターミナル その2

2011年02月14日 | 四国


「土佐電ドリームサービス」の空港連絡バス券売機。わざわざ「土佐電ドリームサービス」と書いたのは、高知駅~高知竜馬空港への空港連絡バスは2社が運行しているからです。



こちらが、「土佐電ドリームサービス」の空港連絡バス。



続いて「高知駅前観光」の空港連絡バス券売機。運賃はどちらも変わらず空港まで700円です。



「高知駅前観光」は後発組のために、3列シートのスーパーシート車を使用して差をつけています。



こちらが「高知駅前観光」の空港連絡バス。両社で券売機が違えば当然乗車券の共通化などしている訳もなく、乗客は時刻表を見て乗車する会社の乗車券を買わなければなりません。初めて利用する際は注意が必要です。(※後日追加:現在は乗車券が共通化されているようです)



さて、高知と言えば古いバスが多い事で有名です。現れたのは高知県交通の5E。



そして土佐電ドリームサービスからは、一つ目RJ。どちらも古いバスですが、しっかりとLED化されています。



高速バスや空港連絡バスが並ぶ光景。



高知県交通の一般路線バスと、土佐電気鉄道の「ハーバーライナー」神戸三ノ宮駅行きです。



<撮影2010年5月>
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

はりまや橋

2011年02月11日 | 四国


高知県高知市、土佐電気鉄道のデンテツターミナル前駅付近にある はりまや橋停留所です。観光名所「播磨屋橋」の最寄り停留所でもあり、ここの交差点は高知の交通の要でもあります。

画像は大阪行きの「よさこい号」が発車を待っているところです。



デンテツターミナルビルにある「はりまや橋サービスセンター」。土佐電気鉄道と高知県交通の共同店舗で、高速バスの乗車券が購入できます。



営業時間前の店内の様子を外から。



停留所横の建物には発車案内があります。



LED式の高速バス発車案内。



はりまや橋停留所に停車する高知駅前観光の高知竜馬空港行き空港連絡バス。



播磨屋橋(太鼓橋)もすぐ近くです。



デンテツターミナルビルの向かいの空き地は土電バスターミナルのあった場所です。西武百貨店高知店の1階がバスターミナルでしたが、2002年に西武百貨店が撤退し、2005年にはバスターミナルも無くなってしまいました。百貨店併設型バスターミナルは全国的に衰退の傾向にあります。



<撮影2010年5月>

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする