新古今和歌集の部屋

春歌上 春日野の野焼き

新古今和歌集 巻第一春歌上

  壬生忠見

  焼かずとも
 草はもえな
      む
春日野を
  ただ
 春の日に任
   せたらなむ


読み:やかずともくさはもえなむかすがのをただはるのひにまかせたらなむ

 

写真 東大寺より若草山山焼きを

写真 興福寺五重塔と花火 写真 春日大社鳥居と花火

コメント一覧

jikan314
Re:こんにちは!
sakura様
うっすらと見えるのは東大寺大仏殿。山焼きの炎。そうです。重衡の南都炎上をイメージしました。
この日は、あいにくの雨で、ほとんどが燃え残ったそうです。しかし、初めて見る山焼きに感動しつつ、ゆっくりと燃え上がる炎をあっちこっち見ながら堪能致しました。
もっと驚いたのは花火の爆音にも驚かずゆっくり草を食んでいる鹿です。

この歌は春日山の山焼きの歴史より前に、野焼きが行われて来たと言う証拠だと思っております。
sakura
こんにちは!
この歌のとおり野焼きなどしなくても、
春になればおのずと草木は芽吹きますね。

山焼きはTVで見ただけですが、
実際に東大寺からご覧になった若草山の山焼きの
光景は迫力満点だったことでしょう。

昔、春日野とよばれた広い地域には東大寺、春日大社などがあり、
のんびりとシカが草を食み、緑が多く広々としています。
春日野は平城京に住む大宮人にとって
四季折々の景色を楽しむ行楽地だったのでしょうか。
万葉集にも春日野を詠んだ歌が数多くありますね。

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