新古今和歌集の部屋

賀歌 清原元輔 常磐木 筆者不明掛軸コレクション

 

貞信公家の屏風

      に

     元輔

かみな月  萬世
       かゝ
 もみぢも    れ

  しらぬ  嶺の
        白
   常磐木   雲
     に

 




新古今和歌集巻第七 賀歌

 貞信公家屏風に

                  清原元輔

神無月もみぢも知らぬ常磐木によろづ代かかれ峰の白雲

よみ:かんなづきもみぢもしらぬときわぎによろづよかかれみねのしらくも

意味:神無月になっても紅葉になる事を知らない常磐木に、万代に渡って懸かって、貞信公家の栄を祝え、峰の白雲よ

備考:貞信公(藤原忠平)家屏風にと有るが、前田家本元輔歌集の詞書によれば、忠平息の実頼の安和二年(969年)七十賀の屏風の歌と有る。

令和3年7月11日 壱

コメント一覧

jikan314
@shetland-a コメントありがとうございます。
今日、初めて抹茶を点てました。
お湯の温度を下げすぎ、お茶がダマになり、味は、「うぅん、不味い!もう一杯」の青汁並でした。
(T_T)
次は、菓子などシリーズ化しようか?と今日構想しました。いつも行き当たりばったりなので、長い目でご覧頂ければ幸いです。
拙句
美しさ共に味はふ色の風
shetland-a
色なき風 新しい知識が増えました。とても嬉しく思います。お菓子も素敵ですね。紀友則の歌からでしょうか。教えて頂きありがとうございます。ワクワクしますね。秋にはこのお菓子を使いたいものです。
ありがとうございました。
jikan314
@shetland-a コメントありがとうございます。
下萌は、俳句の季語になっておりますが、和菓子には、その季節感を表す名がついていますね。
新古今和歌集の歌を名にした和菓子(色なき風)も有るとか。
茶道具の銘に三夕と言う物が有るのは、本で読んだ事が有ります。
又ご覧頂ければ幸いです。
shetland-a
素敵な歌ですね。
野点は大好きです。乾漆の茶碗だけでなく紙コップでもお外抹茶を楽しみます。
静かな木立の中でシートを敷いてお茶を飲んでいます。その時の清風はご馳走ですね。何時間でも座っています(笑)
南方録の歌もとてもハッとさせられます。目に見えるものだけを見て控えているものに気づかない。目立つもののみに注意がいってしまう。自省しなければなりませんね。
和菓子に下萌というお菓子があります。優しい心が素敵ですね。
また、訪問させてください。心に響くコメントありがとうございました。
jikan314
@shetland-a 書道と古典は、共に茶道との関係が深く、茶を味わいながら、周りの風景と一体となった掛軸を掛けるのも亭主の楽しみかと存じます。
南方録(拙blogに掲載)に
花をのみ待つらむ人に山ざとの雪間の草の春を見せばや(六百番歌合 藤原家隆)
新たな美の発見を客と共に楽しみたいと言う、千利休の座右の銘とか。
又ご覧頂ければ幸いです。
愚詠
見渡せば暑きばかりの世の中に涼しき風の野点一献
shetland-a
コロナの影響で書道教室と古典の教室を退会してしまいました。どちらもとても茶道の役に立ち、草書が少しでも読めるようになったことは嬉しく思っていました。
貴ブログで少しでも触れていたいと思い楽しみにしています。
掛軸は西洋画の額と違いコンパクトに収納できることが日本人らしいと思っています。
立体のドレスと平面の着物。
どちらも趣向を凝らして作られますが、立体と平面の違いは興味深いですよね。
日本は平面の臨機応変文化なのでしょうかね。

今後とも楽しみにしています。
jikan314
@shetland-a コメントありがとうございます。
最近、安い織部焼抹茶碗を買って、お茶を飲もうとした切っ掛けは、実は貴blogを拝見して、美味しそうだったからです。
暑さのせいで、最近新古今や源氏の古典の勉強が進まず、コーヒーよりお茶の方が、心を落ち着けて勉強が出来るような気がしたからです。
日本の古典を学び、茶道具をたくさん持っているのですが、茶道も香道も書道もしないので、この掛軸を掛けて少しは真似事でもとは思っております。
拙blogは、今日学んだ成果を披露すると言うだけのつまらない物ですが、又御來室頂ければ幸いです。
拙句
今日できたあつさを点てて涼むかな
(熱中症が多発しております。十分ご注意を)
shetland-a
すごい歌です
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