西京極 紫の館

サッカー観戦、映画や音楽鑑賞、読書などなど、
日々のなんやらかんやらを書いてみようかな、と♪

12/29 天皇杯準決勝 横浜Fマリノス戦 (東京・国立霞ヶ丘競技場)

2011年12月30日 15時50分54秒 | サンガ観戦レポート2011
サッカーの聖地・国立。
このスタジアムでサッカーをする事は大変名誉な事である。
しかし…
天皇杯において真の国立は元日決戦しかない。
準決勝の国立はたまたま会場が国立なだけのニセの国立。
真の国立への道はまだ続く。

京都を午前4時にサポ仲間の車で出発。
心配していた年末帰省ラッシュの混雑もなく、10時には千駄ヶ谷へ到着。
車を駐車場に入れて、アウェイ側の列に場所を確保。
ホームとなるマリノス側の列が3列4列とぎっしりだったのに比べると…

サンガサポーター、少なっ!

アウェイ側ゲート前のサンガサポの列はまだ1列分も埋まってない。
なんぼ京都からと横浜からでは移動距離が違うとはいえ…ちょっと寂しい。
まぁ応援は数じゃなく、気持ちって事で。

開場13時。
僕にとってはあの2003年歓喜の元日決戦、
その直後磐田に敗れた屈辱のゼロックス杯以来の国立である。
ニセの国立でも、やっぱり特別な雰囲気です。

【サンガのスタメン&ベンチ】
 GK:水谷
 DF:安藤、秋本、森下、福村
 MF:加藤、中村充、工藤、中山
 FW:宮吉、ドゥトラ
SUB:守田、内野、中村太、内藤、駒井、金成勇、久保

累積出場停止のウヨンに代わってボランチに入ったのは弘堅。
今季でチームを去る弘堅だけにこの試合にかける想いは強いはず。
その想いの強さでマリノスの攻撃陣を粉砕してもらいたい。

【試合感想】
試合開始。
サンガはいつも通りのサッカー。
前線からの追い回し、囲い込み、インターセプトを狙う。
奪ったら焦らずショートレンジでパスをつなぎゴール前へ。
その繰り返し。

マリノスは中澤、栗原の大型センターバックが壁を作る堅守を誇る。
サンガは臆することなく、ただ愚直に自分たちのサッカーをぶつけていくだけ。
宮吉、ドゥトラと惜しいシュートはあったがさすがマリノス、ゴールならず。

マリノスで警戒すべきはセットプレーからの俊輔の直接フリーキック。
ゴール前でのファウルはご法度だったが、まぁよ~けファウル採られた。
本日の主審・佐藤隆二はサンガにとって相性の悪い審判。
案の定サンガに不利な判定を採りまくりやがります。
幸いな事に今日の俊輔のフリーキックには精度がなかった。助かった。

両チーム一歩も譲らぬ戦いでスコアを最初に動かしたのはマリノスだった。
前半終了間際の42分、俊輔のスルーパスに反応した渡邉千真が
秋本のスライディングをかわし、水谷と一対一に。
その水谷もかわしてサンガゴールにボールを流し込む…嗚呼。

マリノスの美学は1-0で勝つ事だそうだ。
そういう意味では先制を許したのはサンガにとって厳しい。
しかしサンガにだって美学はある。
祖母井GMや大木監督のいう“また観たくなるサッカー”とは
1点獲られたら2点、2点獲られたら3点目、4点目を獲りにいくサッカーだ。
先制されても選手に気落ちした様子はない。
前半危ないシーンは失点した時だけ。負けてはいない。
後半の奮起に期待しよう。

その後半、サンガ普段通りのサッカー。 焦りはない。
自分たちのサッカーを続ければ結果はついてくるという自信を感じる。
結果はすぐに表われた。
後半5分、カウンターから工藤がドリブルで持ち上がり遠目から完璧なミドル!

ズ ド ン !!

まず同点!
マリノスの美学である1-0での逃げ切りを打ち砕く1点である。
まだまだこんなもんじゃないはず。 ここから。

今日のサンガはいつもよりワイドな展開が多い様に感じる。
それはマリノスがサイドを頻繁に使ってくる事に対応した結果かもしれないが、
J2で苦労させられたサイドチェンジにも対応できる様になったのだなぁとしみじみ。
マリノスの攻撃でヤバっと思うシーンもあったが、
サンガDF陣とミズのファインセーブでこれをしのぐ。

試合を観ている自分が意外に落ち着いているのが不思議だった。
天皇杯準決勝。 相手はJ1の強豪。 そんな気がしない。
いつものJ2リーグ戦と同じ。 いつものサッカー。 いつもの応援。
ひょっとすると選手の方も冷静なんじゃなかろうか?
これってスゴいことなんじゃないのかな?

後半27分、再びスコアが動く。動かしたのはサンガ。
相手ゴールペナルティエリア右45度あたりでドゥトラが倒されて得たフリーキック。
蹴るのはドゥトラ本人。
体を折りたたみながら蹴る姿は俊輔っぽい。
その俊輔っぽいキックから繰り出されたボールは
これまた俊輔のお株を奪うかの様に美しい弾道を描きゴール右隅へ吸い込まれた!

うぉおおおおおおおおおっ!!!

サンガの美学 “相手よりも多くのゴールを決めて勝つ”を貫くゴール!
この後、マリノスは売り出し中の小野を下げてフレッシュな選手を投入。
さらに故障明けの大黒も残り10分で投入。 勝負をかけてきた。
その大黒にしてやられたのが後半も90分を終え、ロスタイム2分。
僕も含めサンガサポが勝利後に上げるビッグフラッグの準備を始めていた。
アカンね、やっぱり。 笛が鳴るまで油断したら…
セットプレーからのこぼれ球を中澤がシュート!
GKミズが弾いたボールをさらに大黒に押し込まれ…う~ん同点。
ビッグフラッグの準備は仕切り直し…延長戦に向けて気合を入れ直す。

延長に入るとさすがのヤング・サンガも運動量がやや落ちてきた。
延長前半終了間際でドゥトラに代え、満を持して久保投入。
なんか久保が決めてくれそうな気がする…その予感は見事的中!
工藤からのパスを受けて綺麗に脚を振り抜いてシュート!!

勝った。

今度こそ勝った。

その後も、久保はゴールラインあたりでボールをキープ。
横浜のDF陣を引きつけてから中央にマイナスのパス。
そこへ駈け込んで来たのはこれまた途中出場した駒井クン!!

ズバン!!!

試合を決定づける4点目。
獲られても獲り返す大木サッカーがここに完成した。
試合終了の瞬間、弘堅が泣いていた。
120分フルに戦えた喜び。
もう一試合一緒に戦える喜び。
J2だからといってもう誰に恥じることはない。
J1に堂々と勝ったのだ。

クラブとして9年振りとなる元日国立。
相手はこれまた今季J2のFC東京と決まっている。
リーグ戦では2戦して2戦ともボロ負けした相手。
そのリベンジの機会を得た。 それも自らの力でその権利を掴み取った。
天皇杯元日はJ2頂上決戦だ!

さあ行こう、胸を張って。
いざ、元日国立。


写真:手ブレしまくってますが、弘堅がゴール裏に挨拶に来た瞬間。もう笑ってます(^▽^)

【試合結果】 横浜FM2-4京都

【観客数】 14,467人 (サンガサポは2,000人程度?でも気持ちは負けなかったよ)

【得点者】
 横浜M:渡邉42、大黒90+5
 京都:工藤50、ドゥトラ72、久保116、駒井120

【サンガ選手の個人的評価】(10段階評価で5が平均)
 GK:水谷6.5
 DF:安藤6、秋本6(89分 内野5.5)、森下6、福村6.5
 MF:加藤6、中村充6(87分 駒井6)、工藤7、中山6
 FW:宮吉6、ドゥトラ6.5(104分 久保7)

【今日の私的MOM】
 工藤 浩平:自ら同点ゴール、工藤の延長ゴールのきっかけも作った。縦横無尽。

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12/24 天皇杯準々決勝 湘南ベルマーレ戦 (神奈川・等々力陸上競技場)

2011年12月25日 19時25分35秒 | サンガ観戦レポート2011
クリスマスイヴです。
イヴは大好きな人と過ごすもの。
今年のイヴは、サンガと過ごす。
これぞ、サポーターにとって最高の幸せ。

等々力は言うまでもなく川崎フロンターレのホームスタジアムである。
そのフロンターレを空気を読まず4回戦で破った湘南ベルマーレが今日の相手。
その湘南も同じ神奈川県のクラブ。
ここ等々力でその湘南を破れば、最高に空気を読まないクラブになれる訳だ。

上等じゃネェか!

リーグ戦ではアウェイ、ホームと連戦で対戦し、いずれも勝ってはいるが、
1-0という最小点差…手の内は知り尽くされているだけに苦戦は必至。
準決勝への切符というクリスマスプレゼントを手にするのは果たしてどちらか?

【サンガのスタメン&ベンチ】
 GK:水谷
 DF:安藤、秋本、森下、福村
 MF:鄭又榮、中村充、工藤、中山
 FW:宮吉、ドゥトラ
SUB:守田、内野、加藤、中村太、駒井、金成勇、久保

スタメンは4回戦・鹿島との対戦と同じ布陣。
アンちゃんを右、フクちゃんを左サイドに配する4バック。
メンバーをいじってこなかったのは相手がJ1であれ、J2であれ、
前線でインターセプトし、ショートパスをつなぐスタイルを貫くだけ。
サンガのスタイルでこの天皇杯どこまでいけるのか?
さあ、また新たな挑戦だ!

【試合感想】
試合開始から15分は完全にサンガのペースだった。
得意のシュートパスを丁寧につなぎ湘南ゴール前に迫る。
が…ゴールネットを揺らす事は出来ない。

前半20分あたりから湘南が落ち着きを取り戻す。
引いてペナルティエリア付近でサンガの攻撃を弾き返し、
奪ったら前線へロングパスを放り込む所謂カウンター戦法。
中盤を省略されると、サンガ得意のパスサッカーは機能しない。
徐々に試合は膠着状態となってきた。
やはり湘南はサンガ対策を良く練ってきている。
あわやゴールと思われた湘南MF山口のヘッドはミズがクリア、事無きを得る。

前半このままスコアレスで終わるかと思われた40分。
サンガのコーナーキックのチャンス。
左コーナー、キッカーはウヨン。
ウヨンの蹴ったボールは、ファーサイドで競り勝った秋本がヘッドで折り返す。
その折り返しを脚を目一杯伸ばしてドゥトラが押し込んだ!!

キタ━━━━━━(゜∀゜)━━━━━━ !!!!!
♪ドゥ・トゥ・ラ! アレ アレ アレ! ドゥ・トゥ・ラ! アレ アレ アレ!♪

膠着した試合の流れを変えるセットプレーからの先制ゴール!
良い時間帯でアドバンテージを得て前半を終了。
これはかなり国立が近づいてきたぞ…と。

けれど、そうは甘くはないのがサッカーというスポーツ。
後半に入るとさらに湘南のカウンターサッカーに苦しめられる事となる。

湘南の出来自体もリーグ戦の時より良いと思う。
(こんなところで褒めたって湘南サポは嬉しくないかもしれないけど…)
正直、前回の鹿島戦より苦しい。
再三サンガゴールを脅かす湘南攻撃陣。
その攻撃を辛くも食い止めていたのは4人のサンガDF。
湘南のサイドチェンジにはアンちゃん、フクちゃんの両サイドバックがケア。
ゴール前のポストプレーが恐ろしい田原には秋本と森下が受け渡しながら対応。
サンガ得意のショートパスを封印、敢えて相手のカウンターサッカーに合わす形か?

劣勢を強いられた後半にも、サンガのゴールチャンスはあった。
ドゥトラの強烈なシュート!
が、湘南GK野澤がナイスセーブ。
う~ん、流石に天皇杯も準々決勝となると相手のプレーにも執念を感じる。

主審・東城氏の迷ジャッジもあって、時間経過が遅く感じるのは…僕だけ?
後半も残り10分あたり、湘南の猛攻。
湘南のシュートはサンガゴールのクロスバーを叩きそのままゴールマウスに…
そのボールを押し込もうと飛び込んでくる湘南攻撃陣。
そうはさせじと壁を作るサンガ守備陣。
そしてそのボールをワンハンドで掻き出すサンガ守護神ミズ!
心臓が口から飛び出そう…

アディショナルタイム3分。
早く終わってくれ!
もう笛吹けよ、主審!

主審の手が上がる。
ミズが一目散にゴール裏サポーター席の前へ駆けてくる!
勝った。
苦しかった。
苦しかった分だけ喜びも大きい。
ベスト4。
ゴール裏にこだまする“国立コール”。

最高のクリスマスプレゼントをありがとう!

次は12/29国立競技場で横浜Fマリノスと対戦。
相手がどこであれ、自分たちのサッカーでぶつかるだけ。
勝てる、勝ってくれる、そう信じて応援するだけだ。

いくぜ国立。


【試合結果】 湘南0-1京都

【観客数】 4,251人 (なんでだんだん観客数が減ってくるん?)

【得点者】
 京都:ドゥトラ40

【サンガ選手の個人的評価】(10段階評価で5が平均)
 GK:水谷7
 DF:安藤6、秋本6、森下6(90+2分 内野-)、福村6
 MF:鄭又榮6.5、中村充5.5(85分 加藤5.5)、工藤5.5、中山6
 FW:宮吉6、ドゥトラ6.5

【今日の私的MOM】
 水谷 雄一 : 後半2回のスーパーセーブ、まさに守護神!

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12/17 天皇杯4回戦 鹿島アントラーズ戦 (香川・丸亀市総合運動公園陸上競技場)

2011年12月18日 17時14分53秒 | サンガ観戦レポート2011
写真:与島PAから観た夜明けの瀬戸大橋。彼方には四国。

前日の東京出張が効いてる…
帰宅したのが遅かったせいで眠い…丸亀遠征当日朝4時起床。
真っ暗な中、身支度を整え、朝5時にサポ仲間の車で京都出発。
途中山陽道走行中、雪がちらついた瞬間もあったが、
特にトラブルもなく瀬戸大橋を渡り、朝7時過ぎ四国に上陸。
来たぞ、丸亀。2003年元日国立の再現、鹿島を撃破する為に!

・・・それはそれとして。

せっかく讃岐・香川に来たんだから、お城とうどんは楽しまないと!
スタジアムの開場時間の11時までにはまだ時間があるので
まずは現存木造天守12城のひとつ、丸亀城を見学に。
そして天皇杯では期待できないスタジアムグルメに代わる
讃岐うどんの美味しいお店を探して丸亀市内をウロウロ。
探した甲斐あって「なかむら」の釜たまうどんを堪能!
安い!(大盛りで300円)美味い!(独特のコシがある)
丸亀パワーで目と胃袋を充電し、スタジアムに向かう。

試合会場となる丸亀競技場は、とっても立派なスタジアム。
無料駐車場も多く用意されてあり、交通の便のよくない事の配慮も十分されている。
ホーム側には既に鹿(アントラーズ)サポと思しき人たちが大勢列を作っている。
遠いところからご苦労な事です。さすがJ1常勝クラブはすごいですな。

スタジアムのアウェイ側に回り込むと…
「おぉっ!サンガサポも結構来てる!来てる!」
鹿サポほどの列ではないが、アウェイとしてはかなりの人数が並んでくれている。
茨城から来るより、京都からの方が圧倒的に近いし、むしろここはホームやし!
この地の利を活かして勝利を呼び込みたい!

11時スタジアム開場。
入場口からまずゴール裏の芝生席を通り、バックスタンドの応援席へ。
ビジター用に仕切られた応援席は…

狭っ!!

鹿島側も同じなんだろうけど、もうちょっと広くしてほしかった。
この日は応援参加する大旗が僕のも含めて8本だったのでキツキツでした。
僕が旗を設置した場所も最悪で、旗竿(5m)の長さが足りないせいで接地せず、
手で押さえていないとピッチの中に落ちてしまう不安定な状態を余儀なくされた。
これから繰り広げられる試合同様、僕の応援も厳しくなりそうな予感…

【サンガのスタメン&ベンチ】
 GK:水谷
 DF:森下、秋本、安藤、福村
 MF:鄭又榮、中山、中村充、工藤
 FW:ドゥトラ、宮吉
SUB:守田、内野、中村太、加藤、駒井、金成勇、久保

リーグ最終戦で痛んだアンちゃんがDFラインに復帰したのは意外だったが、
それ以外は現時点でのベストの布陣。
これで惨敗する様なら、今のサンガの実力がJ1には通じないって事になる。
一方の鹿島スタメンは興梠&大迫の若手2トップ。
さらにトップ下にこちらも若き司令塔・柴崎を据えてきた。

試合開始が近づくとサンガ側の応援席も人が詰まってきて、良い雰囲気に。
決戦に向けて気持ちが盛り上がってきます。

【試合感想】
試合開始から約15分は、サンガの動きが硬く、鹿島にペースを握られる。
サンガの中盤のスペースがルーズで、
鹿島のロングボールがポンポンとサンガDFラインの裏に放り込まれる。
特にサイドに流れながらポストプレーしてくる大迫がヤバい。
さすがJ1と言わざるをえないキープ力とテクニックで
どんな体勢からでもクロスを入れてくる。
対応に追われるアンちゃん、秋本、森下…ヒヤヒヤの連続。
そしてミズの好セーブ。

攻められっ放しだった時間帯をどうにかこうにか凌ぎきると
やがてサンガ本来のパスが回り始めた。
こうなったら相手がJ1であろうとJ2であろうと関係ない。
いつものサンガのサッカーをするだけである。
なんか応援もさっきまでは鬼気迫るものがあったけど、
いつもの応援のリズムに戻ってきた様に思えた。
これって良いんか、悪いんかわからんけどね。
兎にも角にも選手もサポーターも気負いがとれた。
双方決め手に欠き、スコアレスで前半を終えた。

これってサンガの目論見通りじゃないの?

後半に入ると、サンガの攻勢となる。
中盤でのボール回しがより活発となり、鹿島の包囲網をかいくぐりだす。
ドゥトラがサイドへ、中央へ、ドリブルを果敢に仕掛ける。
そして遂にスコアが動く。

後半10分過ぎ、中央でウヨンが鹿島DFラインの裏へ絶妙のキラーパス。
そのパスに反応したミヤが鹿島DF二人を引きずるようにしてゴール前へ迫る。
シュート!!
ボールは鹿島GK曽ヶ端の横っ跳びも及ばずゴール左上隅へ吸い込まれた!

ヤター!!!!!!!!!!!!!

僕を含めたサンガサポーターは大喜び!
ゴールを決めたミヤだけではなく、他のみんなもサポ席へ飛んで来てくれた!
自分たちがこの一年やってきたサッカーがJ1にも通用する
それを証明できた瞬間だった。

その後もサンガは攻める姿勢を失わず、堂々と戦い続けた。
ミヤもドゥトラも博貴にも、追加点が奪えそうな決定的なシーンもあった。
贅沢を言えば追加点がほしかったが、相手は鹿島、そうはいかなかった。
アディショナルタイム3分に入ってもサンガは引かない。
とことんまでパスをつないで相手ゴールへ迫る。

試合終了のホイッスル。
あとは歓喜のみ。

これで最後の采配となる鹿島のオリヴェイラ監督と鹿島サポには悪いが、
サンガにも負けたらもう一緒にサッカーを出来ないメンバーがいる。
この日途中出場した弘堅、ベンチ入りしたソンヨン、そして慎吾。
もう一試合このメンバーと一緒にやれる。
サンガサポーターが歌う「ジングルベル」が丸亀にこだました。

準々決勝は12/24クリスマスイヴ、等々力で湘南と対戦だ。
クリスマスのプレゼントは天皇杯ベスト4への切符でヨロシク。


【試合結果】 鹿島0-1京都

【観客数】 5,671人 (鹿サポも京都サポもほぼ同数…かな?)

【得点者】
 京都:宮吉59

【サンガ選手の個人的評価】(10段階評価で5が平均)
 GK:水谷6.5
 DF:森下6、秋本6、安藤6、福村5.5
 MF:鄭又榮6.5、中山6、中村充5.5(90分 加藤-)、工藤5.5
 FW:ドゥトラ6.5、宮吉6(83分 駒井6)

【今日の私的MOM】
 ドゥトラ:再三ドリブルで突っかけて鹿島DFを脅かしサンガのリズムを作った

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12/3 第38節 FC岐阜戦 (京都・西京極競技場)

2011年12月03日 21時06分14秒 | サンガ観戦レポート2011
写真:西京極も12月に入ってすっかり紅葉です

3年振りのJ2降格。
ベテラン、中堅選手の大量リストラで無理矢理若返りを図ったチーム。
東日本大震災によるリーグ中断。
再開後も大木サッカーに馴染めず、最下位付近をウロウロしたリーグ前半。
故障者続出、特に脳震盪がサンガCB陣に大流行。
リーグ戦半ばで早々とJ1復帰を事実上断念。
リーグ戦終盤にきて、ようやく大木サッカーが結果につながり6連勝。

いろいろあったサンガの2011シーズンも今日が最終節。
天皇杯はまだ残っているが、リーグ戦最終戦、それもホームゲームとなれば
勝って有終の美を飾ってもらわないとサポとしてはスッキリ出来ない。
その対戦相手がアウェイでの対戦で前半2点のアドバンテージをひっくり返され、
屈辱的な負けを経験させられた岐阜との対戦となれば、尚更である。
ホーム最終戦後にはシーズン終了の挨拶等セレモニーがあるし、
負けちゃうと空気がビミョーに…それだけは避けてほしいッス(^△^)

【サンガのスタメン&ベンチ】
 GK:水谷
 DF:安藤、秋本、森下、福村
 MF:鄭又榮、中村充、工藤、中山
 FW:宮吉、ドゥトラ
SUB:守田、酒井、中村太、加藤、駒井、金成勇、久保

ここんところ累積警告で出場停止選手が続くDF陣。
本日も前節でイエロー4枚目となった内野が出場停止。
代わりにCBに入ったのはこちらは出場停止明けの森下。
あと前節途中出場で実戦復帰した安藤が右サイドバックに入った。

【試合感想】
ここ数試合、対戦相手はサンガ攻略のポイントとして試合直後に
激しくプレスをかけてサンガに主導権を与えない様にしてくる事が多い。
今日の岐阜イレブンもまさにソレ。
キツめのプレッシャーのおかげでややサンガ押し込まれ気味。
ポゼッションされつつも岐阜側のパスミスもあり、
横浜FCとの対戦時みたいにはペースを握られる事はなかった。
岐阜はシュートまでいかない。
一方サンガ側は枠を捉える事は出来なかったが工藤がシュート。
続いて相手の左DF裏へ抜け出したミヤが鮮やかにゴールへ流し込むものの…

オ フ サ イ ド (>_<)

サンガゴール裏サポーターのほぼ全員がヌカ喜び。
くっそ~!!

その後はサンガイレブンが落ち着きを取り戻し、パスもつながり始める。
こうなるとサンガのペースですYO
やたらオフサイド判定されるけどバンバンシュートを放つサンガ。
お待ちかねのゴールが生まれたのは32分。
右サイドから安藤が入れたクロスをミヤが合わせるも、最後決めたのは…?

中 山 博 貴 !!

先制ゴールでまず1点。
前半アディショナルタイム2分とコールがあったその2分。
ミヤがボールキープして工藤にパス。
工藤が入れたクロスをドゥトラがゴール!
良い時間帯に追加点を入れ2-0としたところで前半終了。


写真:西京極ゆるキャラ祭り(笑) 左から武藤敬司、矢追サン、麿鳥、ちょっと戸惑い気味コトノちゃん

さて2点のアドバンテージがあるけど、忘れちゃいけません。
アウェイで岐阜と対戦した時の事を思い出してください。
2点先制した後、試合をひっくり返されたのですよ!
油断禁物。3点目を早めに獲らないと、安心できません。

後半も基本的にはサンガのペース。
岐阜も2点差をひっくり返そうと必死さがプレーに表われる。
やたらスライディングがラフっぽくなってきて危険。
後半5分、安藤が右サイドタッチラインで岐阜の選手に踏まれて倒れる。

おいっ!ウチの選手を殺す気かっ!?

怪我から復帰したとこだったのにアンちゃん担架で退場…
あああああああ…心配。
退場したアンちゃんの代わりに酒井投入。
さらに森下のケリ入れられ倒れ、岐阜にイエロー。
「もうお前らレッドでもイイよ!(怒)」
充孝も倒される。
ミヤも倒される。
オイ、オイ、審判、もっとちゃんとラフプレー止めさせろよ!

岐阜のラフプレーとユルいジャッジにイライラが溜まってきた後半10分過ぎ
サンガCKのチャンスに秋本が押し込みサッカーで安全圏と言われる3点目獲得!
よっしゃ! よっしゃ!

試合の勝敗自体はこれで決まった。
しかし本当に強いチームであればさらに4点目、5点目を獲り、
相手に反撃する気持ちをなくさせてしまうものではなかろうか?
この後決定的なチャンスを後半26分にミヤ、35分にドゥトラが作るが、
いずれも決め損なうあたりがウチもまだまだ甘い。

で、案の定岐阜の単純なカウンターで虚を突かれ1点返されちゃう訳だ。

こういったところを厳しくやっていけないと
来年も下位には勝てても昇格ライバル相手にモタつく事になる。
今年はサポもある程度は苦戦は覚悟していたから文句言わなかったけど、
来年こんなだと黙ってませんから。

そこんとこヨロシク。


【試合結果】 京都3-1岐阜

【観客数】 6,715人 (雨予想の天気だったとはいえ…最終戦なのに少ねー!)

【得点者】
 京都:中山32、ドゥトラ45+2、秋本57
 岐阜:押谷83

【サンガ選手の個人的評価】(10段階評価で5が平均)
 GK:水谷5.5
 DF:安藤6(52分 酒井5.5)、秋本6、森下6、福村6
 MF:鄭又榮6(74分 駒井5.5)、中村充5.5、工藤5.5、中山6
 FW:宮吉5.5(80分 久保5.5)、ドゥトラ6

【今日の私的MOM】
 福村 貴幸:ゴール、アシストこそなかったが左サイドで踏ん張った。来年も頑張れ!


写真:試合終了後、大木監督以下選手全員がサポーターに挨拶。来年こそ上がろう!

【サンガ2011シーズン最終成績】
 17勝 7分け 14敗  勝ち点58  最終順位7位

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11/27 第37節 横浜FC戦 (神奈川・ニッパツ三ツ沢球技場)

2011年11月28日 21時14分17秒 | サンガ観戦レポート2011
写真:不死鳥ダービー。青い不死鳥が勝つか?はたまた赤い不死鳥が勝つか?

リーグ戦も残り2試合。
このアウェイ横浜FC戦に勝てば、ホーム最終戦を待たずして
今季リーグ戦での勝ち越しを決める事が出来る。
J1昇格レースから脱落しているサンガにとって順位は関係ないが、
連敗しない事は来季に向けてとても重要。
一方の横浜FCもホーム最終戦であるから負けられない気持ちは強いはず。
その肝心な時、僕はといえば、週半ばからノドがいがらっぽく、
どうやら鬼の霍乱、滅多に引かない風邪を引いた様子。

しか~し!

選手、サポ共に意地のぶつかり合いとなる一戦、
自宅で療養しつつスカパー観戦…なんてやってられっかっ!

行くぜ三ツ沢!(チケットも購入済みだったし…)

試合当日の夜中4時にサポ仲間と合流。横浜を目指し、車2台で京都出発。
横浜に到着したのは朝9時すぎ。

朝食は保土ヶ谷バイパス横のガスト(三ツ沢へ来たらいつもココ)。
熊本遠征の時に食べて勝ったので
その時と同じ「十三穀米のお惣菜朝定食」を験かつぎで注文。その効果、あるや否や?
腹がくちくなって、風邪薬もほどほど効いてきたこともあり
スタジアム開場となる14:30まで駐車場に停めた車の中で仮眠。
英気を養ってからスタジアム入場しました。

このニッパツ球技場はサッカー専用なのでピッチが近くてイイ。
ゴール裏最前列の柵も低くて旗も振り易い。
岡山のカンスタとはいろいろと対照的である。
 このピッチとの距離は魅力!
こんな素敵なスタジアムなのに…ホーム最終戦なのに…
観客の少なさは…なぜ? 今年の横浜FCの成績ゆえか?
でもサポーターの応援歌はよく声が出ている。さすがだ。
ウチも負けてられないゾ。

【サンガのスタメン&ベンチ】
 GK:水谷
 DF:酒井、内野、秋本、福村
 MF:加藤、中村充、工藤、中山
 FW:宮吉、ドゥトラ
SUB:守田、安藤、中村太、内藤、駒井、金成勇、久保

前節CBに復帰した森下はイエローを喰らい累積出場停止。
代わって内野とコンビを組むのは秋本。
そしてU-22韓国代表戦出場で抜けたウヨンの代役は弘堅。
ベンチには故障明けのアンちゃんと、
U-18代表遠征から帰ってきた久保くんが久しぶりに入った。
現在リーグ戦9ゴールの久保くんは2桁ゴールが目標。
今日、出番があれば貪欲にゴールを狙ってもらいたい。

相手の横浜FCのスタメンには2トップの一角にキング・カズが名を連ねた。
試合前の選手紹介でカズの名前がコールされた瞬間、
サンガサポーターからも歓声が上がる。

みんなカズの事、好きなんやね…(^_^)

【試合感想】
はっきり言って90分間(正確に言えば後半ロスタイムを含め94分間)、
ほとんど横浜FCのペースで横浜FCのやりたいサッカーをやられた。

でも勝ったのはサンガ。
それも残り時間ロスタイム含め10分くらいで逆転勝利したのだから
フットボールというスポーツは解からないものだ。

試合開始からシンプルにボールを前に送り、
2手、3手くらいでゴール前まで持っていこうとする横浜FC。
横浜FCの球離れの速さに追いつけず、寄せ切れないサンガ。
寄せに行った分、空いたスペースにパスを通される。
そこにいつもいるのがカズ。さすがキング、ポジション取りが巧い。
サンガ守備陣がカズのケアにいくともう一人のFW藤田がフリーに。
DFが苦し紛れに蹴り戻しても、それをまた横浜FCに拾われ反撃を受ける。
前半はほとんどその繰り返し。

前半24分に喰らった失点もカウンター気味。
シンプルにつながれて、クロスを入れられ、詰めてきたMF難波に決められる。
正直、為すすべなしという失点でした。

反撃の機会もほとんどないまま前半終了。
サンガの前半シュート1本というのが、ダメダメ感を物語っている。
後で記録を見てちょっとビックリしたが横浜FCも前半シュート3本。
先制ゴールこそ許したがそこそこは守れていたのだろうか?
現地での体感的にはもっとシュート打たれた気がしてたけど…

後半になってもサンガはやりたいサッカーをさせてもらえない。
悪い流れを変えたのは、タイ遠征帰りの久保くんでした。
突っかけに行ってはツブされていたドゥトラに代えて後半10分過ぎに登場。
横浜FCの最終ラインの裏を突く動きで揺さぶりをかけ始める。

また横浜FC岸野監督がカズを後半頭で交代させてくれたおかげ(?)で
サンガDF陣はマークを藤田一人に絞る事が出来て落ち着きを取り戻し、
サイドを限定して狭いエリアでパスをつなぐサンガのサッカーが機能し始める。

膠着状態の続く試合が再び動いたのは後半ロスタイム突入間際の45分。
充孝が右サイドを攻略、オーバーラップした途中出場のアンちゃんにパス。
アンちゃんが上げたクロスをファーでミヤがつぶれながら折り返すと
そこに飛び込んだ久保がゴール右隅に押し込み同点!!!

うぉぉぉぉぉぉぉぉっ!!!!!!

サンガゴール裏は狂喜乱舞!
十中八九負け試合と思っていた試合を追いついた。
それだけでもサンガサポとしては満足すべき内容だったが、
それだけでは終わらせる気はなかったのだ、この恐るべき17歳は!

電光掲示板にロスタイム4分の表示。

ロスタイム時間からこの大逆転ドラマを予想できたサポが一体どのくらいいただろうか?

サンガはここからほぼ全員が攻撃参加する怒涛の攻めを見せる。
その間、ミヤがペナ内で倒されてあわやPKかと思われたが審判はスルー。
怒りのサンガサポーター。もう残り時間の事は念頭にない。
そして4分ロスタイムももはや尽きようかというその時だった。
相手ゴール前でショートパスを回し、受けた久保のパスに工藤!!

ぎぃゃああああああああああ!!!!!!!!!

もはや歓声というより絶叫。
ここまで劇的な逆転は経験した事がない。
もうサンガサポーターははっきりいって気が狂った。
旗を振りまくり、叫びまくった。
後から良く考えると風邪引いててノド痛かったけど、
この時は痛みを忘れてましたね、きっと。
次の瞬間、試合終了のホイッスル。
これ以上ない劇的な逆転勝利で、今季勝ち越しを決めてくれた。

勝利試合後恒例のバンザイ五唱は久保くんと工藤ちゃんの2回披露。
勝利の行進オーレオレオレオーレオレオレも大急ぎで実行。
横浜FCのホーム最終戦セレモニーが微妙な空気を漂わしつつ行われる中、
大喜びしていたサンガサポでありました。

いや~KYでゴメンナサイ m(_ _)m

【試合結果】 横浜FC1-2京都

【観客数】 5,350人(ホーム最終戦でこの人数は他所事ながら寂し過ぎ…)

【得点者】
 横浜C:難波24
 京都:久保90、工藤90+4

【サンガ選手の個人的評価】(10段階評価で5が平均)
 GK:水谷5.5
 DF:酒井5(75分 安藤5.5)、内野5.5、秋本5.5、福村5(65分 中村太5.5)
 MF:加藤5、中村充5.5、工藤5.5、中山5
 FW:宮吉6、ドゥトラ5(56分 久保6.5)

【今日の私的MOM】
 久保 裕也:途中出場で流れ変えて1ゴール、1アシスト!2桁得点見事達成!

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