たろおの小屋

昼間は「聖職者」を演じる永遠の若造「たろお」のつぶやき。
仕事のこと,家族のこと,そして脳出血や失語症のこと・・・。

再起動編【児童生徒が不登校になる理由】

2024-04-30 21:26:23 | 脳出血・失語症
現在の児童の不登校の理由は、意外なことに
「なんとなく…」
なのらしい。

 確かに、私も高校生時代に不登校になった。
「通学電車に乗り遅れた。」
「趣味がある友達がいなかった。」
「部活動が厳しくて、辞めたくなった。」
「勉強についていくのが大変だった。」
といったマイナス要因が集まった。

「母親がパートを始めた。」
「読書が好きになった。」
「気にいた本のシリーズを読破したくなった。」
などといった、自宅に居ることのプラス要因が揃った。

 そうして、「私」という半年程度の不登校生徒が出来上がった。

 だから、
「不登校を解消するには、強い動機が必要だ。」
ということがよくわかる。
「行かなければいけないのは分っているのだが…」
という状況を脱却するだけの「段階と強い動機」が必要まのである。

 私の場合は、
「将来への見通しとしての教員に進むための大学進学」
であった。原点は
「引き籠り時期に近所の子供たちと遊んだり、勉強を教えたりしていたこと。」
であった。

 だから、不登校のきっかけはどこにでもあり、社会復帰するきっかけは自分で見つけるしかないのである。
 不登校で悩んでいる保護者には
「実は私も不登校だったのですよ。でも、今は定職についています。
 人生の一休みは個人差があるから、大きく悩む必要はないのですよ。」
と話すと安心してくれる。
 子供が歩みを再開する前に保護者が追い込まれて悪循環するケースが多い。

 まずは保護者を落ち着かせて、本人・保護者・学校の協力と、そして必要に応じて、専門家や関係者の助力による長期戦に備える必要がある。



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