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伊集院静さんの褒章受章時のエピソードを聞いて

11月24日に亡くなった伊集院静さんは紫綬褒章授章が決定した際、受章を断ろうと考えていたが、そのことがお母さんの耳に入ると「断るのは許しません」と言われて、褒章を受けることにしたそうです。

褒章を受章するという出来事は公のことであり、家族・親族などの身内の人や関係者にとっても喜ばしいことである(断るとその喜びが台無しになるとも言える)という点で、受章者本人だけに帰属する事柄ではないと言えます。そのため、伊集院さんのお母さんが言ったことは妥当だと思います。

しかし、思想信条上の理由で受章を辞退したいという方もいるでしょう。例えば、褒章は天皇が授与するという形をとっているため、天皇制に反対という立場から受章を断りたいという人。天皇制反対の立場から受章を辞退したいが「断るのは許さない」と親に言われた場合、自分の思想信条と親の言うこと、どっちを優先するかという問題が生じます。親との関係が悪化してもいいという覚悟があれば、受章を断るのもありだと思います。(マスコミなどに)受章を断った理由について質問されれば「天皇制に反対だから断りました」と答えるのもありだと思います。

私は自分の思想信条と親の言うことがバッティングした場合、基本的に自分の思想信条を優先しますね。例えば、私が(男性だが)スカートをはきたいと言った時父は激怒して「そんな馬鹿なことよそでは言うな」と言っていたが、私は言って良いことだと考えて「時々スカートをはこうと思っている」という話を友達などにすることはあるし、実家に住んでいる間はスカートを着ないが一人暮らしの時はスカートを着るなど、自分にとって困ったことが起きるおそれがない範囲でやっています。

伊集院さんはお母さんに「(受章を断ると)お父さんが生きていたら絶対怒ります」とも言っていましたが、そう言われた時は「死んだからいいじゃん」と返すという手もあります。相手は余計怒るはずですが、勇気があるならそういうのもありだと思います。これに関しては、(良い悪いは別として)あくまでも方法論というか、そういうこともありえるという話です。

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