昨夜より祭本番に向け、稚児さんを交えての本練習が始まりました。
東西大山に上がる事ができるのは6年生までの女の子で、花火中心の男の祭の中で唯一女性の参加が認められています。
今年も東西合わせて2年生から6年生までの稚児さんが、東西合わせて10名集まってくれました。
昨夜は練習初日ということで、私は例年通りニセ金八先生に変身し、稚児さん達の指導です。
まずは挨拶。
これは稚児さんにだけではなく、引率してくるお母さんにも毎年声を大にしてお願いしています。
上下関係が厳しい祭では挨拶は基本中の基本。
境内に入ったら所属団体が違うからとか、顔を知らないから挨拶しないなんていうのはもってのほか、きちんと挨拶が出来るよう指導していきます。
そもそも挨拶は祭だけに限ったことではなく、普段の生活でも一番大切な事なんですけど、残念ながらこの基本ができない大人がたまにいるんです。
そこで、練習初日にまずは挨拶の大切さをきちんと教えていきます。
たとえ知らない人でも、挨拶をされて気分が悪くなるなんてことは絶対ありませんからね。
ちなみにもう何年も前に卒業して行った稚児さんでも、未だにこれを実行してくれていて道で会うと必ず声をかけてくれます。
小学生だった稚児さんも、今では大学生やOLさんなどすっかり大人の女性になっていて、声をかけられた私の方が誰だったかな?
なんてびっくりすることもありますが、こちらが気付かなくても向こうから声をかけてくれると本当にうれしく、
そしてその日一日をとてもいい気分で過ごすことができます。
祭りに参加することで、稚児さん本人もお母さんもあらためて挨拶の大切さに気づいてもらえたらと思います。
話がそれてしまいましたが、祭当日は低学年(2年生)の稚児さんには炎天下の中、長時間大山に上っているだけでもかなりきついと思いますが、
祭を進行していくための大切な役割ですので、がんばって下さいね。