抗がん剤治療を始めるということ
右胸を手放したうえに、髪の毛まで。
正常な細胞も攻撃される事で免疫力が下がり
様々な障害が出るのは手術よりこわい。
今まで私の優秀な細胞たち・免疫力が、ずーっと身体を守ってくれていたから、
コロナもインフルもかからなかったし、風邪すらひかなかったのに・・・
入院中にで知り合った友達(抗がん剤経験者)が前向きで明るく元気だった。
彼女は同じルミナールタイプの癌で、ホルモン療法が効くタイプでありながら、
やはり顔つき(核異型度)が悪かったそう。
「後で後悔したくなかったからやれる事はやっておこうと思った。」
その言葉は響いた。
正直、癌はしっかり取り除いた訳だし、
再発したらその時は覚悟すればいいかなって思っていたけれど・・・。
主人からは、家族の想いは?と問われ・・・
「もし反対の立場で、生存確率が少しでも上がるなら、絶対に治療してほしいと願うよね?」
「老後も一緒に過ごしたい」と言ってくれた事に応えたいと思った。