(1)日本の国債の投資利回りは0.3%ぐらいです
日本の国債が投資利回りを保有しているというのは
間違っています
インフレ目標を基準にしなければなりません
仮に2%のインフレ目標があったとします
国債の投資利回りは2%であったとしたとしても
実際には国債の投資利回りはゼロになります
国債の投資利回りが2.5%だったとしましょう
実際の投資利回りは0.5%です
この計算で行きますと
日本の国債は明らかに元本割れを起こしていることになります
(2)インフレの必要性
1年間で44%のインフレが起きたとしましょう
国家予算の赤字は970兆円
500兆円ぐらいの減少となり負の資産を構成することになります
しかしそんな大きなインフレに多くの国民が耐えられるわけではありませんから
実際にはもう少し緩やかなインフレ目標を立てます
現在物価が上がっていることで騒がれていますが
これを改善しようと思ったら実はインフレを
起こさなければいけないんですね
テレビは賃金をあげることで
物価の値上がりと採算が合うようにと言っていますが
これは不可能だと言わなければなりません
金利をあげれば物価を抑えることができると言っていますか
通常のモデルが適用できないので
流動性の罠と言われている理由なんでしょう
(3)
米国債券の投資利回りは4%ですので
日本がいかに劣勢な状況にあるかが分かります
賃金が上昇するためには
インフレが起きなければ駄目なのです
テレビの報道は賃金の上昇がインフレによって決まるということを知らなさすぎます
だからといって今の物価上昇が望ましいわけではありません
物価が上がるということとインフレとは意味が違うんですね
物価が上がったからといってインフレが不要になった訳ではありません