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shining's ブログ 「音楽と旅と珈琲と」

音楽大好き男の徒然なる日記

キング・カズが教えてくれた(2)/総選挙総括「木を見て森を見ず」

2012-12-18 | 日記
結果が出ない時こそ、三浦知良(カズ)著の親書「やめないよ」から
学ぶものを見つける。

まず自分を省みること。 それは多分、サッカーに限った話じゃない。
「上司がちゃんとしてくれないから失敗した」とか、
「僕はできるのに、あの人のせいで仕事がうまくいかない」と
常に誰かを責任をなすりつける人が会社にいるんじゃないかな?
そんな人と、「他人はともかく、自分のここがダメだった」と考える人の差は
歴然と開いていくような気がする。
→「他人のせいにするな」より

うう~、耳が痛い。
でも襟を正して聴く必要がある話だ。前に進むためにも。

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総選挙は、残念ながら新聞の予想どおりに終わった。
新聞の見出しでオセロゲームに例えられたが、
まさにその通りに白(民主)から黒(自民)にひっくり返った。

確かに民主の3年間は、1年も満たずに期待が裏切られた。
鳩山氏の「米軍を沖縄県外に」の言は「無理でした。責任とって辞めます」
に変わった。
無理でも任期内は職務をしっかり続けることが責任ではないのか?

菅さんは、少なくとも自分は期待していた。
彼は庶民の観点を持っている人だったから、消費税のことを言い出したのには
それなりに理解していた。
だが、タイミングが悪すぎた。
東日本大震災による福島第1原発事故では無責任に逃げ回る東京電力に迫って
対応をしていたにも関わらず、それをメディアや自民に責められた。
(そもそも原発とムラ社会を作ったのは自民党だろうが)

そして、諸悪の根源は野田佳彦。
こいつに至ってはやってる事が自民党そのもので、
自民に寝返って「消費税引き上げ」を強行しては反対する仲間を切り捨てた。
それにより小沢一郎氏と門下生が出て行き、鳩山氏は政治家引退に追い込まれた。
さらに「消費税引き上げ」「TPP賛成」に同意書にサインしないと
民主党推薦を許可しない…という荒業にまで出た。
それじゃあ負けは目に見えていた。

たしかに民主党の3年間には裏切られたかもしれない。
しかし、自民党政権に戻ったら「元の木阿弥」だ。
「民主がダメならまた自民」を繰り返していたら「2大政党制」など育つわけがない。
会社もそうだ。
新入社員が入って3年も経たずに「もうお前はいらない」とやったら人も会社も育たない。
人間も政治も、木と同じように諭しながら失敗を受け入れて育てる必要がある。
(だから、気にくわなかったらすぐ交代させる“派遣職スタイル”は、
長い目で見ると損失が多いことを知るべきだ)

既存の施設が老朽化して中央高速笹子トンネルで死亡事故があったのに
コンクリ-トの土建国家に戻り、
障害者など弱者・外国人への偏見や、
夫婦別姓などへの反対はまだまだ続くのだろう。
(ちなみにハンセン病者への対応の過ちに初めて謝罪したのは第1次橋本内閣時の菅厚生大臣だった)
(個人的には再犯歴3回以上の者は選挙権をはく奪する一方、横綱の白鵬関やデーブ・スペクター氏・マーティー・フリードマン氏のように日本文化に貢献されている外国籍の方には選挙権を与えるべきだと思う)

ちなみに、朝日新聞の「声」欄に小選挙区制の限界や右傾化への懸念の記事がありますので
一読をお勧めします (買うのが嫌なら銀行・病院や図書館でどうぞ)

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