ほんとうに、2016年は天中殺の年じゃないのか……!?
またも偉大なるミュージシャンがこの世を去ってしまった。
今度は、フュージョン系バンド“パラシュート”の松原正樹さんだ。
ウィキペディア解説は ↓
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%9D%BE%E5%8E%9F%E6%AD%A3%E6%A8%B9
彼のスタジオワークで印象的なものの一つは、さだまさし氏の名盤中の名盤『風見鶏』(1977)。
ここではほとんどディストーションはかけずにクリアな音で弾いていた。
最終案内(Saishuu annai= Final call,1977) さだまさし(Masashi Sada)
飛梅(Tobi-ume,1977)さだまさし(Masashi Sada)
セロ弾きのゴーシュ(Serohikino goshu = Gauche the cellist,1977) さだまさし(Masashi Sada)
晩鐘 evening bell (1977 , 2016 Remaster)
全曲作詞・作曲:さだまさし
編曲:渡辺俊幸
ストリングス編曲:Jimmy Haskell(最終案内・セロ弾きのゴーシュ)
小野崎孝輔(飛梅、晩鐘)
「最終案内」の人混みが途絶えかけたようなロビー空間を、
「飛梅」は主人公が空を見上げながら声にならない言葉を叫ぶようなギターソロを聴かせてくれた。
「セロ弾きのゴーシュ」も今は亡き夫の思い出をつづるような、
「吸殻の風景」では春風のような、
「晩鐘」では遠くを見ながら街角に立ち尽くす歌の主人公の姿を、カメラが街中へどんどん退いてゆくイメージのような、
そんな絵になるギターソロを聴かせてくれた。
彼は決してソロでテクニックをひけらかすタイプのギタリストではないのだろう。
歌や歌手を活かすバックミュージシャンとして長けた存在だ。
この縁もあってか、さださんのバンドサウンドを取り入れた長崎の夏のライブイベント「夏・長崎から」
の定番ギタリストでもあった。
あと、松山千春の大ヒット「長い夜」(1981)のロックサウンドを決定づけたのも編曲の大原茂人氏でなく、松原正樹さんだった。
長い夜 松山千春
当初は静かだったこの歌に「もっとノリを入れてみない?」と提案し、スタジオですぐギターのリフやソロを考え出したそうだ。
それが今聴ける1981年のオリジナルバージョンだ。
どれか映像はないかと見たところ、あった。
パラシュートとしての2003年のよみうりランドでの野外ライブ「CROSSOVER JAPAN 2003」から
「HERCULES」(作曲:松原正樹)をどうぞ。
この日、自分もここにいました。
松原正樹(el-g) / HERCULES / PARACHUTE
オレンジ色のTシャツが松原正樹さん、
対する(寺尾聰氏やユーミン「恋人がサンタクロース」が有名な)今剛さんはややネットリ感のある独特なソロが印象的だ。
客席から見て左側のキーボードには、自分の尊敬する井上鑑(あきら)氏もいるし、
パーカッションには斉藤ノブ氏の姿もある。
ほんとうに貴重なひとときだった。
享年61歳。
まだまだ早過ぎました。
素晴らしきギタリスト、ご冥福をお祈りいたします。
またも偉大なるミュージシャンがこの世を去ってしまった。
今度は、フュージョン系バンド“パラシュート”の松原正樹さんだ。
ウィキペディア解説は ↓
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%9D%BE%E5%8E%9F%E6%AD%A3%E6%A8%B9
彼のスタジオワークで印象的なものの一つは、さだまさし氏の名盤中の名盤『風見鶏』(1977)。
ここではほとんどディストーションはかけずにクリアな音で弾いていた。
最終案内(Saishuu annai= Final call,1977) さだまさし(Masashi Sada)
飛梅(Tobi-ume,1977)さだまさし(Masashi Sada)
セロ弾きのゴーシュ(Serohikino goshu = Gauche the cellist,1977) さだまさし(Masashi Sada)
晩鐘 evening bell (1977 , 2016 Remaster)
全曲作詞・作曲:さだまさし
編曲:渡辺俊幸
ストリングス編曲:Jimmy Haskell(最終案内・セロ弾きのゴーシュ)
小野崎孝輔(飛梅、晩鐘)
「最終案内」の人混みが途絶えかけたようなロビー空間を、
「飛梅」は主人公が空を見上げながら声にならない言葉を叫ぶようなギターソロを聴かせてくれた。
「セロ弾きのゴーシュ」も今は亡き夫の思い出をつづるような、
「吸殻の風景」では春風のような、
「晩鐘」では遠くを見ながら街角に立ち尽くす歌の主人公の姿を、カメラが街中へどんどん退いてゆくイメージのような、
そんな絵になるギターソロを聴かせてくれた。
彼は決してソロでテクニックをひけらかすタイプのギタリストではないのだろう。
歌や歌手を活かすバックミュージシャンとして長けた存在だ。
この縁もあってか、さださんのバンドサウンドを取り入れた長崎の夏のライブイベント「夏・長崎から」
の定番ギタリストでもあった。
あと、松山千春の大ヒット「長い夜」(1981)のロックサウンドを決定づけたのも編曲の大原茂人氏でなく、松原正樹さんだった。
長い夜 松山千春
当初は静かだったこの歌に「もっとノリを入れてみない?」と提案し、スタジオですぐギターのリフやソロを考え出したそうだ。
それが今聴ける1981年のオリジナルバージョンだ。
どれか映像はないかと見たところ、あった。
パラシュートとしての2003年のよみうりランドでの野外ライブ「CROSSOVER JAPAN 2003」から
「HERCULES」(作曲:松原正樹)をどうぞ。
この日、自分もここにいました。
松原正樹(el-g) / HERCULES / PARACHUTE
オレンジ色のTシャツが松原正樹さん、
対する(寺尾聰氏やユーミン「恋人がサンタクロース」が有名な)今剛さんはややネットリ感のある独特なソロが印象的だ。
客席から見て左側のキーボードには、自分の尊敬する井上鑑(あきら)氏もいるし、
パーカッションには斉藤ノブ氏の姿もある。
ほんとうに貴重なひとときだった。
享年61歳。
まだまだ早過ぎました。
素晴らしきギタリスト、ご冥福をお祈りいたします。