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音楽大好き男の徒然なる日記

企業倫理・地域交通としての器を疑う/北海道新聞・社説より

2016-12-24 | 鉄道
北海道新聞 2016年12月24日付社説
「日高線廃止伝達 既成事実化を急ぐのか」
http://dd.hokkaido-np.co.jp/news/opinion/editorial/2-0102140.html

先月に突然、JR北海道は全路線の半分にも相当する
「単独維持困難」路線を発表した。

北海道新聞 2016年11月24日付社説
「鉄道網の維持 道が前面に立つべきだ」
http://dd.hokkaido-np.co.jp/news/opinion/editorial/2-0093774.html

そんなことは、1987年の国鉄の分割民営化である程度わかってた事じゃないのか。
今頃になって「なに泣き言っているんだ」としか言いようがない。


もともとは「公共交通(鉄道)よりも高速道路」
「鉄道は馬鹿の一つ覚えで“整備新幹線”一本やり、そのためには在来線でさえ“第三セクター化”して切り捨てる」
という国策が間違っていたのだ。

そういう事も把握せずに有権者が「何はなくとも自民党」で投票してきた選挙のツケでもある。


さて、上記の社説だが、そのような態度をとること自体、もう公共交通の責任・企業責任を放棄していることであり、
もうJR北海道に道内の公共交通を任せられないということはわかった。


国土交通省は早急に、JR東日本への吸収を検討すべき事態だと思い知るべきだ。

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ちなみに、つい先日12月13日の「クローズアップ現代+」でも放送されていた。
https://www.nhk.or.jp/gendai/articles/3907/1.html

印象的なのが、この部分。

── 海外では今、どうなっている?
加藤博和さん(名古屋大学大学院 准教授):
 日本では採算性重視なんですが、
 ヨーロッパとかアメリカでは、「もともと鉄道は赤字であるのが当然」という考え方でして、
 日本だと赤字負担というんですが、そうではなく、
 「公共サービスに対する投資、この地域に必要なのだから利用者だけでなく、
 地域全体で支援していくということが当然である
」ということなんです。
 日本でも、この考え方は入れていかないといけないと思います。

やはり、「ガソリン税」的制度を道路から
公共交通(鉄道・路線バス)に振り替える必要があるのだ。

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