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音楽大好き男の徒然なる日記

「じぶん争点」のすすめ 参院選きょう公示(東京新聞社説)/小池晃さん(日本共産党)の演説より

2022-06-22 | 日記
東京新聞 2022年6月22日付社説
「じぶん争点」のすすめ  参院選きょう公示
https://www.tokyo-np.co.jp/article/184867?rct=editorial

参院選はきょう公示され、7月10日の投開票に向けて選挙戦に突入します。
昨年10月発足の岸田文雄内閣に、私たち有権者が中間評価を下す機会です。


18日間の選挙期間中、
政党や候補者の公約や政策、訴えなどを吟味して貴重な票を投じたい。

とは言うものの、
何を基準に投票先を決めればいいか分からないとの声を選挙のたびに聞きます。
分からないから投票しない、
投票しても何も変わらない、
と考える人が多いのかもしれません。
それは近年の国政選挙での投票率にも表れています。

2021年10月の前回衆院選で小選挙区は55.93%、
2019年の前回参院選の選挙区は48.80%にとどまっています。

以前は70%を超えることも多かったので、近年下落傾向にあることは確かです。
国民の代表である国会議員を選ぶ選挙に、主権者の半数しか参加していないのは、
やはり民主主義のあるべき姿ではありません。


◆民主主義の深刻な危機

東京大学社会科学研究所の宇野重規教授は本紙のインタビューに
「国民が政治に参加していないことが、最も深刻な危機です。
国民の半分しか投票しない選挙で、民主主義が実現できていると言えるでしょうか」 と指摘します。

そして、その背景を
「自分の一票が、政治を変えるという実感を持てないことが関係していると思います」と分析します。

政党・候補者の公約や政策は幅広い分野を網羅していますから、
分量が多かったり多岐にわたったりして、その比較が手間のかかる作業であることは分かります。

でも、棄権は白紙委任と同じ。
自由民権運動、普通選挙運動、女性参政権運動などで
先人たちが勝ち取った貴重な選挙権を放棄することになりかねません。
そんなときおすすめの方法があります。


すべての公約や政策に同意する必要はありませんので、
自分が重視する政策に絞って、
考え方が近い、期待できる政策を掲げる政党や候補者に投票する方法です。

誠に勝手ながら「じぶん争点」と名付けてみました。
福沢諭吉翁の「学問のすすめ」にならい「じぶん争点」のすすめ、です。



例えば、私たちの日々の暮らしの中で今、最も心配が募るのは物価高に関わる問題でしょう。
ロシアのウクライナ侵攻が昨年来の原油高に拍車をかけ、
急激な円安も加わり物価や光熱費が上昇し、暮らしを直撃しています。
その一方、賃金は上がらず、年金も減額されているので、暮らしの厳しさはより増しています。


共同通信の全国電話世論調査では、参院選で投票先を決める際、
物価高騰を「考慮する」と答えた人は71%に達します。
これも立派な「じぶん争点」になります。



物価高に焦点を絞り、政府の対策を妥当と考えるなら与党やその候補者に、
そうでなければ、野党の中で自分の考えに近く、
期待できそうな対策を掲げる政党や候補者に投票すればいいのです。

賃上げや年金などの社会保障で選択するのも一案です。
子育てや働き方など暮らしの問題は「じぶん争点」にあふれています。

また暮らしを破壊する最たるものは戦争ですから、
外交や安全保障に焦点を絞るのも手です。

自民党は防衛費の年間十兆円への倍増を掲げますが、逆に不安定にならないか、
消費税約2%分に当たる五兆円の増額分をどう確保するのか、
暮らしが圧迫されないのか、など疑問は尽きません。


よく吟味して真に平和を守る外交・安保政策に票を託したい。
大切なことは自分で投票先を決め、実際に投票することです。


◆「投票は弾丸より強い」

第16代米大統領エーブラハム・リンカーンは
「投票は弾丸より強い」との名言を残しました。

何も変わらないからと棄権したり、
深く考えずに投票する「お任せ民主主義」では暮らしはよくなりません。

投票に行くほんの少しの手間と勇気の積み重ねが、
政治を少しずつでも変えるのです。


6月19日投票の東京都杉並区長選では現職が敗れ、
同区初の女性区長が誕生しました。
投票率が前回比5ポイント以上上昇したことも変革を起こした要因の一つでしょう。

もちろん投票に行って終わりではありません。
政治権力は暴走の危険がありますから国民による不断の監視が必要です。

「じぶん争点」の発見が政治への諦めをなくし、
暮らしを少しでもよくする機会になれば、 と切に願います。


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「(日銀の黒田総裁は)家計は値上げを受け入れている、と言います。
 受け入れてなんかいないでしょう!

耐えに、耐えに、耐え抜いているのが家計の実態ではないでしょうか⁉

岸田首相は“日本の物価高は他のほかの国に比べて相対的に低い”と言いました。
他の国では上がっているではありませんか!

物価高の特効薬は、なんといっても消費税の現在です。

岸田さんは“社会保障の財源だから、減税できません”と言いました。
ちょっと待っていただきたい!

消費税が始まってから
医療も年金も介護も
どんどん悪くなっているじゃありませんか!

所得税が6兆円減りました。
法人税が5兆5,000億円減りました。


消費税のそりゃ一部は
社会保障に使われたかもしれない。
しかし、大半は大金持ちと大企業の減税のために使われたというのが
紛れもない事実ではないでしょうか!

今日(6月19日)のテレビ討論で、(自民党)高市早苗さんは
“いったん下げたら上げるのが大変だ”と言いました。

じゃあ、上げなければ良いじゃありませんか!
消費税が消費を冷やす税金だと
認めてることになりますよ。


高市さんは“値札を付け替えるのが大変だ”と言いました。
増税した時は、そんなこと言わなかったじゃあないですか!

“システムの見直しが大変だ”と言っている。
しかし皆さん、
インボイス制度を導入したり、複数税率にすることの方がよっぽど制度が複雑ではありませんか⁉

5%に戻せば、もう複数税率だって、
インボイス制度だって必要なくなるんだから
それこそ一番簡単にできるのではないでしょうか⁈」
 小池晃さん(日本共産党)の演説より 京阪電車枚方市駅前にて



「大事なことだから何度も言うよ。
 政治家が改憲を唱えるのは、強盗が法律を変えろと言うのと同じだからね。
 要するに “今の憲法が不都合で仕方ない。
 自分たちを縛るものだから都合よく中身を変えたい” ということなんだよ。
 この問題を一人一人が真剣に考えなくては、
 本当に取り返しがつかないことになる。」

   まりなちゃん((株)白馬社 広報担当)のツイートより。


「(NHKで)『憲法9条に自衛隊を書くだけ』というが、
 書くだけではすまなくなる。
 自衛隊を明記すると、9条2項が空文化することになる。
 安保法制のもとでもできないとされてきた
 『武力行使を目的にした海外派兵』、
 『集団的自衛権の全面的行使』が全部できるようになる。
 海外での戦争が完全自由化される。

   志位和夫さん(日本共産党委員長)のツイートより。

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「自公、改選過半数の勢い」
「野党は信用できない」

メディア都合・世論操作のそんな話なんか、もういらない。
自分にまず大事なのは、自分たちの「暮らし」じゃありませんか?


物価高
賃金が上がらない
非正規雇用から正社員になれない
それどころか、派遣切りに遭った
何回も何回も求人に応募したのに、まったく相手にしてくれない
決してあなたのせいではないのに・・・


(自分だって自民党を推す業界でパワハラに遭った)

平成からの30年、
自民党政権はあなたの暮らしを救ってくれましたか?

ガソリン代が約1.8倍に上がったのに
消費税が導入されて社会保障や年金は上がりましたか?


地元の公共交通は便利になりましたか?
毎日乗る乗り物ではないのに「整備新幹線」ばかり伸びて
在来線が切り棄てられてゆく
整備新幹線開業と引き換えに在来線を切り離す政策を決めたのは
平成2~3年ごろの自民党政権でした。

苦しいなら、
今の社会に不満だらけなら
戦争に巻き込まれたくないのなら
与党や取り巻き(維新の会・国民民主党)への「No !」を投票で示すべきです。
「自分の一票では何も変わらない」なんて
逃げる人こそ卑怯者です。


いっしょに、投票へ行きましょう。




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