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shining's ブログ 「音楽と旅と珈琲と」

音楽大好き男の徒然なる日記

映画「マイマイ新子と千年の魔法」公開10周年

2019-11-25 | 日記
11月21日。
「この世界の片隅に」を制作した片淵素直監督が手掛けた前作
「マイマイ新子と千年の魔法」が公開されて10年を迎えた。


「マイマイ新子と千年の魔法」まるごと見せます(小さな事件)


「ウィキペディアによる解説」
本作品は、30数館という小規模で公開され宣伝もほとんど行われなかったため、興行的には振るわなかったが、
感動した観客からの熱心な活動が行われた。
この作品の高い評判が、片渕監督の次回作『この世界の片隅に』につながることになった。

原作は、著者の少女時代を小説の中で見事に再現したが、アニメ化によって、舞台となった昭和30年の山口県防府の風景が圧倒的に美しい映像で描かれた。

公開当初、本作の観客動員数は低迷し、劇場公開は4週間で終了した。

監督の片渕須直がのちに分析したところによれば、大きな問題は2点あったという。
ひとつめは、広告宣伝の方向が「親子向け」を指向し、アニメファン向きではなかったこと。
そしてふたつめは、一般的な社会人が鑑賞しやすい夕方以降の上映時間を組んだ映画館が少なかったことだった。

だが作品の質の高さから熱心なファンを獲得し、
上映継続を求めるインターネット署名運動が行われる等の動きを呼んだ。
これらの動きに呼応して、いくつかの映画館が上映継続に名乗りを上げ、2年間に及ぶロングランに結びついた。

また、山口県防府市では、まさに映画の舞台となった国衙の中心地で野外上映を行ったり、
松崎小学校や佐波神社など映画の舞台となった実在の場所を探訪する「マイマイ新子探検隊」が
何度にもわたって行われた。
地元との良好な関係性についても特筆される。

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自分は、「この世界の片隅に」の片淵監督の過去の作品ということで遡って
2018年になってやっと初めて観た「後発」の人間です。

でも、観るたびに新たな発見をできる作品だと思えました。

思い出したのは、自分がこどもだった頃。

まだ実家の周囲が畑や笹の葉だらけだった頃、鍵っ子だった幼なじみが「秘密基地」を作っていたこと。

自分もそろばん塾に通っていた頃、裏の森が落葉だらけになった秋、
自分で自転車一台分の幅に落ち葉を掻いて「林道」を作ったこと。

そして、そんなこどもの時間は、いつか必ず終わること。

むず痒く懐かしく、そして切ない、そんな感情に満たされた時間でした。


残念ながらパンフレットはすでに売り切れだったが、
この「公開10周年」を記念にして「アートブック」が出版されて購入。

ありがたいことに片淵監督は今回もサイン会を行ない、
1時間半以上続く列にも丁寧に対処してくださった。

どうもありがとうございました。


最後に、コトリンゴさんのエンディングテーマ「こどものせかい」をどうぞ。
コトリンゴ - こどものせかい Kotringo - Kodomo no Sekai


歌詞:J-Lyric.net
http://j-lyric.net/artist/a04c9c7/l01b575.html




映画公開10周年記念イラスト(by 奥野ししん様)


同じく公開10周年記念イラスト(by クトネシリカ様)


同じく公開10周年記念イラスト(by じるる様)
以上、Twitterより転載させていただきました。
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