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音楽大好き男の徒然なる日記

いつか雨は止み、日も射すだろう/今日の一曲「憂い」(1988・松山千春)

2020-05-08 | 音楽
松山千春 憂い


哀しみで 綴るほど
不幸とは 思わない
誰だって 似たような
人生を 歩いている 

恋をして 夢を見て
傷ついて 嘆いては
またひとつ 帰らない
思い出を ふやすだけ
 
君ひとり 特別に
ついてないわけじゃない 

時はただ 穏やかな
微笑みを なげかけて 
追いかけて 行くよりは
流されて みることさ

うまくいく こともある
踏みはずす こともある 
唇を かみしめて
立ち止まる こともある 

君ひとり 特別に 
ついてないわけじゃない 

誰だって 似たような
人生を 歩いてる 
La……



 オリジナルアルバム「自由の彼方へ」(1988) 収録。

 残念ながら、新譜『思い出~松山千春コレクション~』(6枚組)には入っていないんですねー。
 「勇気」「風に抱かれて」「蒼き時代の果てに」など、自分にとって肝心の歌が抜けているんですよー。


自分にとって20~30代の千春は
まさしく“兄貴”だった。
(今は本当におっさんだけど)

北海道十勝管内は足寄町で生まれ育ち
正義感で始めた「とかち新聞」を営む父と芸好きな母の間に生まれ育ち
貧困な環境で育った少年・松山千春。

反骨精神を持ちながらバスケで体を鍛え、
岡林信康でフォークソングにハマり、
1975年・札幌でのSTVラジオ・フォークソングコンテストで勝負に出た。
ジーパンがなかったからニッカボッカのズボンで。

だからか、彼の歌には人の心をつかむスピリットがある。
(歯に衣を着せぬMCで退いてしまう人もいるけど)

心臓で入院してドクターストップをかけられたのにたばこを一向に止めないため
さすがに今の千春は老けた感は否めない。

古い洋楽が世代を越えて尊ばれるのに対して、
邦楽は世代間の壁があまりにも高い。
だから、自分が愛聴してきた“ニューミュージック”は
桑田圭祐・ユーミン・小田和正・山下達郎など以外は 「古い」 のひと言で
民放FMで “まず” かけてもらえない。
絶対間違ってる!!



良いものは良いんだ。
この歌もくじけそうな自分を支えてくれる、貴重な一曲だ。

千春にはいつまでも元気で、迷える人間に歌を届けて欲しい


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2020年5月8日付訪問者数:296名様
お付き合いいただきありがとうございました。

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