おやじ剣山

知らず知らずに体が変化しているのかも、でも錆びないぞ、
独り言だけど吠えるぞ"!

福島・南相馬にボランティアに行ってきました③

2015-08-13 12:29:31 | 日記

今回で6回目の被災地ボランティア参加だから、ビギナーではないけど、

毎週のように通っている人、自らボランティアバスを出し、ツアーを立ち上げている人などを比べると

まだまだだな~と思うし、

本当に頭が下がるし、教えられることがたくさんある。

 

いつも、若い人たちの参加が多い。

今回も元気な大学生グループや保育士や学校の先生など比較的若い参加者の中に、

「まだまだ体は動きます。」と豊富な経験と技術で仕事を引っ張ってくれたベテランの方々まで

老若男女、とてもよいバランスのメンバーがそろい、

「初めて会ったとは思えないよね。」なんてみんなが口々に話すほど、楽しいチームとなった。

(帰りのバスでカラオケとかやっちゃって、超楽しかった!)

仕事は、依頼者さんの竹林を切っていくというかなりハードなものだったが、

みんなが8月の湿気と暑さと闘いながら、黙々と仕事をしている姿を見て、

(ぼくも初めて使う機械で必死の竹を伐採!)

ここでも涙が出てきた。

 

この国は、政治家や官僚や経済界や労組などだけが作っているのではない。

善良な市民が、つくっている、動かしている、守っている、

ことを強く感じて、自然と涙が流れた。

負けないぞ、

一歩ずつは小さな歩みだし、

僕にできることは、些細なことかもしれないけど、

それらを集めること、つながることで、大きな原動力になっていくことを改めて感じた3日間だった。

 


福島・南相馬にボランティアに行ってきました②

2015-08-13 12:29:31 | 日記

町はあの日のまま、鉄道や駅は封鎖されたまま(復興の予定に向かって進んでいるが)

住民の生活は戻っていない。家にも住めない。

除染も何か中途な感じ(除染の携わっている人、ボランティアの方々は必死でがんばっているが)行政が動いている感じが伝わらない。

 

悲しいし、憤りを感じる街並み。

ボランティアバスの車窓に映る光景にバスは沈痛な空気に支配される。

そんな時、一人の大学生が「あれ、スマホがない!」の声。

まだ、知り合っていないバスの中の人たちが「さっきの所か?」「鞄にあるかもしれないよ。」と声をかける。

「あった!」の報告に、自然と「よかった~」の小さな歓声。

こんな当たり前の光景が窓の外の町にはもうないんだな、って思ったら、涙が出てきた。

当たり前の生活、人々の声を一気に壊して、もう戻さない。  それが原発・・・・・・・