NHK Eテレの「ハートネットTV」や「バリバラ」は障害者の戦争体験、障害者と戦争というテーマを取り上げた番組を作成しています。
次回放送とれるのは「戦争が聴こえる」というものです。
放送日時は2022年7月12日(火)の20:00~20:30。
番組の詳細は
一昨年、岐阜盲学校の図書室からカセットテープが見つかった。終戦から25年後に、盲学校の教員が卒業生などから聞き取った戦争体験だ。その声を手がかりに取材を始めると、校長が先頭に立って、敵機の来襲を味方に知らせる「聴音兵」の育成を目指していたことが分かった。戦争の役に立つか立たないかで人の価値が判断され、障害者は「穀潰し」などと罵られた時代。戦争協力へと駆り立てられていった生徒たちの声に耳を澄ます。
ハートネットTV「戦争が聴こえる」 | NHK ハートネットTV
とあります。
戦時中、視覚障害者は目が見えない代わりに健常者より耳がいい、ということで敵機襲来を知らせる役目などにつかされました。
では、どのように敵機を認識したのでしょうか?それは耳で「記憶」するという方法です。
「敵機爆音集」というレコードがあり、それを毎日毎日何度も聞いてアメリカの戦闘機・爆撃機の音を「記憶」したのです。それも高度1000メートル、3000メートル、5000メートル別の音を「記憶」したのです。
国家総動員のもとあらゆるものが戦争に動員されました。もちろん障害者もその例外ではありませんでした。
どのような番組となるのか今から興味深く待っています。
「鉄器爆音集」はここから聞けます(「鉄器爆音集」で検索)。
障害者の戦争体験はここに掲載されています(「障害者」で検索)。