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前方に何かが走っていく
しかも二匹
コロ探偵、身体中の毛をなびかせて
老いも忘れ、ひたすら走った
ついに追い付き
三匹がやって来た所は
集会所の裏手にある土手だった
👤「ハァ~ハァ~」👤「ハァ~ハァ~」
🐶「ハァ~ハァ~」
走り疲れた三匹は土手の草むらに大の字になった
そして誰からともなく笑い声がおこった
👤「アッハハハ」👤「アッハハハ」🐶「アッハハハ」
しばらくするとコロ探偵が口を開いた
🐶「どうして僕の所に電話してきたの?」
👤「僕達捨て猫と捨て犬なんだ。
毎日お腹が空いて、
僕はごみ箱に乗って少しでも
食べ物を見つけられるけど、
犬さんは下で少ししか食べれなくて、
困っていた所、
近くを通ったピーさんに出会って話をしたら
コロさんの電話番号を教えてくれて」
🐶「それで僕に電話したんだね」
コロ探偵、うなずいていた。
続く