高橋のブログ

不定期に..

小澤征爾・ウィーンフィルのブラームス2番(シャンゼリゼライヴCD)

2019-12-23 21:18:09 | 日記


2000年3月、ウィーンフィルのフランス公演(シャンゼリゼ劇場)のライヴCD(ウィーンフィル制作盤)。

指揮者の徳岡直樹さんからお聞きした話だが、氏はパリ留学中にこの公演を会場で聞いたそうだ。

この演奏会はブラームスの3番・2番という演奏会。

3番の演奏後の休憩時に「爆弾を仕掛けたという電話が入った」とのアナウンスで、全員が外に避難。
1時間ほど、場内を警察などが捜索。問題なしと判断され、再入場。

そしてこのブラームス2番の演奏が行われたとのこと。

日本なら、避難後に点検となっても、もう後半プロは中止だろう。

フランスはよく公演を続行したと思う。フランスは日本以上にテロは起きていて、
しかも今回は、世界の至宝.ウィーンフィルだ。

ウィーンフィルも怪情報に屈せず、よく演奏したと思う。点検はしたと聞かされても、爆発するのでは?という恐怖感を抱いた団員がいたかもしれない。

そういう情報を聞いた上でこのCDを鑑賞すると、「ブラームスの田園交響曲」たるこの作品が何か、
緊張感が高い演奏に感じてしまう。何か固い。

会場のシャンゼリゼ劇場は小澤にとっては1970年代から振っている馴染みのホールだ。
パリ管との「トゥランガリーラ」等。フランスはいち早く小澤を認めた国でもある。
コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 鳥羽一郎、熱唱。 | トップ | 【2019年を振り返って(マラ... »

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。