高橋のブログ

不定期に..

【都民交響楽団第129回定期演奏会(開演前まで)】

2020-03-22 09:16:20 | 日記
今月はプロオケのコンサートを2回聴く予定だったが、公演中止。また数々のアマチュアオーケストラの公演、室内楽も中止。
別の趣味のマラソン大会も軒並み中止と散々だ(まぁこちらは今は足の故障で開催されても走れないが)。

当初はそこまで自粛する必要があるのか?大げさなとも思っていたが、ヨーロッパ等の日々の様子を知ると、かなりの警戒は必要だとも思った。イタリアはまさに緊急事態だし、ドイツも急増。
ドイツのノルトラインヴェストファーレン州は3/16に感染者が2100人それから僅か数日後の3/20には6257人!と3倍(最新情報では6700人超え)。
ドイツ全体でも毎日5000人単位で感染者が急増する事態となっている。

私の住む街でも感染者が出た。その方は市内勤務の50代男性。自転車で仕事場に通っていた方らしい。休日に都内等に行ったのかわからないが、とにかくどこで感染するかわからない。
私は今月も新幹線出張が続いているが、毎回、車両は数人しか乗っていない。大半の会社等が出張禁止にしているのだろう。逆にそれが少し安心でもある。
新幹線は車両の空気を外気と交換する機能があるようだが、今は最強の5分という設定で行っているようだ。

今回の都民交響楽団演奏会だが、正直なところ、公演は中止だろうと思っていたし、仮に開催となっても、聴きに行くかとなれば、それも悩むところではあった。

都民交響楽団の客層はどういう理由かわからないが、他のオケの聴衆層と比較し、やや年配の方々が多い(だから公演中止になると思っていた)。
逆に考えれば、公演を行えば、少し嫌な言い方だが、彼らは来ないとも思った。

都民交響楽団は毎回ほぼ満員の盛況だ。今の時期、チケット完売とか満員必至の演奏会には行く気はしない。どんなに生演奏に飢えていてもだ。私を介して、自宅にウィルスを持ち帰ってくる可能性もあるわけだ。

しかし、今回の都民響は長く常任を務めてきた末廣さんの常任最後の演奏会だということ。氏が希望したのがマーラー6番。指揮者が希望し、オケがそれを受容するというもの。
また両者は過去に同じ作曲家マーラー10番の演奏会直前にあの3.11で公演中止。数年後に再演されたが、あの時、演奏が出来ないという喪失感をまた味わってしまうのか..と思ったに違いない。

都民響のホルン奏者..Tさんに、数日前にメールした。氏からは3/18(水)の練習で決定される..とのことであった。公演ギリギリまで都民響は悩んでいた。


そして水曜日後、改めて氏から「公演は行う。また数々の対策を施す」とのご返事が来た。

具体的な対策を知った。チケットはスタッフに見せるだけ。プログラムはテーブルに積まれ、自分で取る。花束等の受付は今回は無し等。
これらは通常のスタイルだとスタッフが多数の聴衆と接触し、それによる万一の感染を防ぐためかと思われた

いろいろと考え、また専門家の意見も訊いたに違いない。

聴きに行こうと決断した。

会場に着いた。いつもなら演奏を待つ期待感とか、笑い声とか、何か華やいだ気持ちに包まれるロビーがとても静かだ。何となく重い空気。

手袋をして消毒スプレーを持ったスタッフが、「ご協力お願いします。」と手にスプレーを散布。一人一人に行うのだ。大変だと思った。中には嫌がる方もいたかもしれない。

チケットを見せてプログラムを取って、席に向かおうとすると、エスカレーターは間隔を空けて乗るようにという指示。

果たして聴衆はどの程度の入りか。たくさん来たら不安だ(失礼な話だが)。席(指定席)に座って開演5分前になっても周辺には数人だ。全体を見渡しても4割程度か。
またスタッフが近くまでやってきて、「席は指定席ですが、出来るだけお隣同士での鑑賞は避けていただきたく、空席があれば、そこに移動してください」等といったお願いにやってきた。

仮に席を移動しても開演直前にその指定席を持って来る方もいるわけで、このタイミングは結構難しいのだが、私の周辺ではそれがうまくいった(これがホール全席に向かって行われたかはわからない)。

それだけホールスタッフも緊張しているのだとわかった。

客席全体がマスクによる白色!私はマスク着用での鑑賞は人生初。

団員達がステージに現れてきた(続)。
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