高橋のブログ

不定期に..

カラヤンの命日

2020-07-16 06:19:50 | 日記
今日はカラヤンの命日。サントリーホールで聴いたブラームス1番の最後の音、今でも忘れらない。私のカラヤン実体験は、まさにギリギリであった。

もう30年以上経過したが、カラヤンの指揮するCDは今も頻繁に聴く。


さて命日に書くべきエピソードではないかと思うが、この「N響80年」の中でカラヤンがN響を指揮した時の話を。

カラヤンは1954年4月に単身来日し、1カ月ほど滞在、その期間、実に14回、N響と演奏した(東京・名古屋・大阪)。

東京ではホテルから会場の日比谷公会堂まで一人で歩いてやってきたというのだから驚きだが、それ以上の驚きというか、そんな話を。

「カラヤン、さよならコンサート」としていよいよN響との共演もフィナーレへ。5/7から3日連続、日比谷で第九を指揮。その最終日に「事件」は起きた。コンマスは岩淵さん。

カラヤンが颯爽とステージ脇から出てきて指揮台に上がった時、岩淵さんの視線は一点に集中した。指揮棒ではない、ズボンにだ。某所が張っていたのだ。
岩淵さんは「こりゃ、凄いことになっている」と述懐している。第1楽章、第2楽章・・ずっとだ。ついに最後までその状態。

終演後は普通に戻ったとのこと。「精神と肉体の純粋な合致、法悦・・」と著者は述べている。こんなことってあるのか?

またコンマスは何を見ていたのだ?とも思うが、帝王ならありえるかもと思った次第。

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